Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

三鷹市の国立天文台は、無料なのに見所多し

2024年04月30日 | 天文

 4月28日(日)

 いよいよ、今年のゴールデンウイークが始まった。下りの高速道路や鉄道は、何処も混雑しているようです。こんな時都内は意外と空いてるのじゃないかと思い、電車で中央沿線の三鷹市へと出掛けた。

 三鷹市には国立天文台があり、日本の天文学界の中枢を担っている。ネットによると施設は一般公開され、誰でも無料で見学する事ができる。天文ファンの私としては、何時かは訪れたいと秘かに願っていた場所だった。

 中央線の武蔵境駅で下車をして、南口のバス停から狛江駅行きのバスに乗る。天文台通りと名付けられた道路を約十数分ほど走って天文台前バス停に着いた。バス停前が国立天文台の正面入口で、中へ入ると右手に守衛所があり、そこで見学の申し込みをする。

国立天文台の正面入口

 守衛さんから簡単なルール説明と案内パンフレットをもらい、外から見える位置に見学者用ワッペンを貼って付ける。そして見学マップのコースに従って施設の中へ入る。

正面入口近くの国立天文台中央館

 最初に見学したのは「第1赤道儀室」、ここでは口径20cm屈折望遠鏡による太陽面観測を生で見学する事ができる。投写板に写された太陽像を担当の人が親切細やかに説明してくれた。

第1赤道儀のドーム(国立天文台で一番古い建物)

20cm屈折望遠鏡(赤道儀は錘で動いている)

投写板に映る太陽像

 次に見学したのは施設の中では最大の天文ドームがある「天文歴史観」、ドームの下には屈折望遠鏡としては日本最大の口径65cm屈折望遠鏡が鎮座している。

太陽系の説明板が見学通路に設置されている

天文歴史館の前で

屈折式としては日本最大の口径65cm屈折望遠鏡

 往時は日本の天文学を牽引した歴史的望遠鏡で、残念ながら現役を退いて今は稼働していない。ここでも担当者が優しく解説してくれたが、この望遠鏡で火星や土星などの惑星を眺めたらどんなだっただろうかと夢が膨らむ。

女性の担当者が優しく説明してくれた。

 他にも外壁が美しい「太陽塔望遠鏡ドーム」や、スバル望遠鏡やアルマ電波望遠鏡が紹介された展示館、12m電波望遠鏡、子午儀資料館、天文機器資料館などが在ります。施設の中は木々に囲まれて緑豊かで、草原の広場では、お弁当を食べている家族連れもいました。

太陽塔望遠鏡(中は入れない)

展示館前(ビデオで天文現象を見る事もできます)

スバル望遠鏡の展示コーナー

12m電波望遠鏡

天文機器資料館(広々とした草原の中に建つ)

 見学は無料なのに、見学者はパラパラと数えるほどしかいない。天文に少しでも興味のある人にとっては、都内の穴場スポットと言えるかも知れません。

 天文好きの私が何時かは見たいと思ってた場所ですが、予想した以上に見所が多く、楽しく有意義な一時を過ごせました。遠路埼玉からやって来た甲斐があるというもんです。

 

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ジョギング用のランニングシューズを買い替える

2024年04月28日 | 日記

 ジョギング用に履いていたランニングシューズの靴底が、著しく減耗してきたので、おニューのランニングシューズを買う事にした。新しく買ったホワイトのミズノ製ランニングシューズは、チョット厚底でクッション性が良く中々快適な履き心地です。古いグレーのランニングシューズは凡そ3年間履き続けたが、一度もマラソン大会の晴れ舞台に使ってあげぬままご用済みとなってしまった。

 

古いランニングシューズ

同、靴底

新しいランニングシューズ

同、靴底

 2019年4月14日の本庄児玉ハーフマラソンが私の最後のマラソン大会出場で、それ以降はコロナ過の大自粛で各地のマラソン大会が中止に追い込まれ、参加する機会が無くなってしまった。

 追い打ちをかけるように私も膝痛を発症し、走るどころか歩く事すら難儀するようになった。やがて時の経過と共にコロナ過は薄れ、数年後には各地でマラソン大会がボチボチと復活するようになった。

 私の膝痛も改善し、ユルユルとなら走れるようになった。おニューのランニングシューズを買った事だし、再びマラソン大会に出場という野望がチラチラと浮かんできた。

 しかし「Time fries」私は既に後期高齢者、出場しても遅過ぎて大会関係者にご迷惑を掛けるのではとネガティブな気持ちになる。でも10キロぐらいなら走れるかもと、淡い望みも捨てがたい。ウ~ン、グズグズしてたらあの世へ逝っちゃうから、ここは一つ恥を承知で走ってみるか・・・な?

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愛煙家が増えると、日本の未来が明るくなる?

2024年04月26日 | 日記

 数十年前私が勤めていたのは男ばかりの職場で、その殆どが喫煙者だった。その時代には喫煙マナーなど無いに等しく、職場の空気は紫煙で淀み私は随分副流煙を吸わされたものです。

 その後タバコによる健康被害が世間に広く知られ、喫煙マナーが厳しく求められるようになり、タバコ税も大幅に上って愛煙家には肩身の狭い時代になりました。

 非喫煙者でタバコ嫌いの私は良い世の中になったものだと喜び、このままタバコなんぞ無くなってしまえばいいと思っていたのですが。・・・ある時経済評論家の門倉貴史さんという方が書いたタバコに関する記事を読んで、喫煙者に対する考えが大きく変わりました。

 彼は記事の中で、「もし誰も吸わなくなったらそれは非喫煙者にとって喜ぶでき事なのだろうか?」と疑問を投げかけています。2000年以降日本の喫煙者数は減り続けているが、その分タバコ税が値上がりしてるのでタバコによる税収は毎年約2兆円を超えているそうです。

 これは消費税約1%に相当する金額で、タバコ税が無くなれば国民はこの分を等しく負担しなければなりません。現在タバコ一箱の価格はその6割が税金なので、喫煙者はタバコを吸って税の負担に貢献していると言っても過言ではありません。

 そしてもう一つ、喫煙者の平均寿命は非喫煙者に比べると、約10年寿命が短いそうです。違った観点でこれを見ると、喫煙者は非喫煙者より約10年分少ない年金しか受給できないという事です。又喫煙者が短命な分だけ、日本の超高齢化社会抑制にもなっているんじゃないでしょうか。

 つまり喫煙者が増えれば税収はアップし高齢化率はダウンするという、日本の国家財政にとっては大きなメリットがあるわけです。だから喫煙者倍増計画を・・とまでは言わなくても、喫煙者、非喫煙者の双方が共存共栄できる社会になっても良いのではと思えるようになりました。

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山菜は採れたけど、タイヤのホイールキャップが無くなった。

2024年04月24日 | 日記

 先日山菜採りで新潟県へ出掛けた時、南魚沼市湯之谷築のコゴミの群生地に着いて道路端の空地に車を停めた。下車をして何気なく愛車を眺めたらアレッ何か変、よく見ると前輪タイヤのホイールキャップが一つ無くなっていた。我が家を出発する時には何も問題は無かったので、多分ドライブしてるうちに何処かで外れてしまったのだろう。

タイヤのホイールキャップ

ホイールキャップが無いタイヤ

 「覆水盆に返らず」で、悔やんでも仕方がない。ホイールキャップ事態は無くても走行に何の支障も無く、タイヤ交換時には邪魔になるぐらいだ。でもホイールキャップが一個だけ無いと見た目が悪いので、帰宅した後タイヤ販売店へ買いに出掛けた。

 紛失したホイールキャップの有無を尋ねると、「ジャンク品なら1~2千円ほどで入手できるが、ホンダ純正品だと注文品となりディラーさんで買った方が安上がりですよ」と店員さんに言われた。

 その後ホンダ販売店を訪れ事情を話すと、直ぐに調べてくれ「純正品だと一個7000円近い価格ですがどうしますか?」と問われた。ホイールキャップが一個だけ無いのも見た目悪いので結局買う事にしたが、想定以上の価格で少々ガッカリした。

 ホイールキャップは手で押し込んではめているだけなので、いつ外れてもおかしく無いとは思っていた。又落っことすのは嫌なので、今タイヤに付いてるホイールキャップは全て外して、今後はホイールキャップレスタイヤで運転をするつもりです。

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漫画のサザエさんとマスオさんの馴れ初めは?

2024年04月22日 | 日記

 最近のテレビはちっとも面白く無いと嘆きつつ毎回欠かさず観ている番組の一つが、日曜日午後6時30分から放送されるテレビ漫画「サザエさん」です。

 親子三世代の大家族が明るく仲良く暮らすサザエさん一家は、核家族化が進み家族の縁が薄れる一方の現代では、誰もが憧れを持つある意味理想の家族ではないでしょうか。

 そんなサザエさん一家を長年見ていると、幾つかの?が浮かんでくる。その一つがおっちょこちょいでやたら明るい主人公のサザエさんと、チョット気弱で優しい夫のマスオさんは、何処でどうして知り合ったのかという疑問です。

 今は便利なネットの社会なので「サザエさんマスオさんどうして知り合った」と検索すると、幾つものサイトがヒットしてその状況を教えてくれます。そこから分かった事実は、下記のようなものでした。

 その昔サザエさん一家が福岡県の博多に住んで居た時、サザエさんはお見合いでマスオさんと初めて知り合ったのでした。お見合い場所は博多天神の老舗デパート岩田屋、そこの食堂がお見合い場所でした。

 会った瞬間マスオさんはサザエさんに一目惚れ、だけどサザエさんは何を食べようかと気もそぞろ(当時のデパート食堂は高級店でした)、丁度ランチタイムだったので食堂は満席、二人は別の席に座らざるを得なくなった。

 ところがお見合いと周りのお客に知れ渡り、二人は席を変わってもらい一緒に座ります。そしてサザエさんとマスオさんのお見合いは、大勢のお客さんから注目の視線を浴びるのでした。

 周囲の熱視線に耐えられなくなった二人は、あまり会話を交わさぬうちに結婚を決めるのでした。パワフルで陽気なサザエさんも、恋愛に関しては奥手だったようです。

 あまりに早い結婚だったので、友人達から「公開お見合スピード結婚」と噂されたそうです。そんな馴れ初めだったけれど、相思相愛の仲となり幸せな結婚生活を得た訳ですからメデタシメデタシです。回想場面でもいいから、二人のお見合いシーンを見てみたいものですネ。

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新潟県まで山菜採りで、コゴミとタラの芽が採れました。

2024年04月20日 | 旅行

 4月19日(金)

 前日突然、「急なんだけど明日山菜採りに行かないかい?」と山友のIさんから誘いの電話が入った。もう山菜の季節かと思いつつOKし、今朝は張り切って早朝に我が家を出発した。

 ところが待合せ場所の群馬県沼田市へ着いたら、シトシト冷たい雨が降っていてモチベーションが冷やされた。やがて山友のIさん山菜師匠のAさんと合流し、去年タラの芽を採れた猿ヶ京温泉奥の採取地へと向かう。

 どうやら雨は上がって濡れずに済みそうだ。去年の採取地に着くと大半のタラの芽は採られており、僅かばかりの収穫だった。その後林道を1時間程歩いて探したが、コゴミが僅かに採れただけだった。

今年最初のタラの芽get

ゲートを越えて林道奥へ

新緑の林道歩きも楽しい

新潟へ行く前に猿ヶ京温泉の赤谷湖畔でティータイム

 午後は三国峠を越えて、新潟県の魚沼市へと向かう。去年タラの芽が一杯収穫できたJR只見線沿いの林は、既に大部分が採られていたが、それでもソコソコのタラの芽を収穫する事ができた。

三国峠を越えて、「道の駅みつまた」で昼飯を食べる

魚沼市「道の駅ゆのたに」の山菜売り場(けっこういい値段してる)

JR只見線、魚沼田中駅近くの「ものずき村」の山菜は道の駅より安かった

只見線沿線の美しい枝垂桜の林

 その後、コゴミの群生地がある旧湯之谷村の奥へ車を走らせる。去年は残雪が多くて奥まで車で入れなかったのに、今年は温暖化の影響か殆ど残雪が無い。

コゴミがアチコチに群生していた

コゴミ採取中

 コゴミは去年と同様に腐るほど生えており、タップリと収穫する事ができた。山菜が無かったら道の駅で買って帰ろうか何て冗談半分に言ってたが、杞憂に終わって良かった。

収穫したタラの芽

収穫したコゴミ

 沢山採れるに越した事は無いが、新緑の山間を歩くだけでも山菜採りは楽しいものです。朝方の雨は何処へやら、いろんな意味で収穫のある楽しい一日を過ごせました。誘ってくれたIさん、Aさん、大変お世話になり有難うございました。

さっそく妻の手料理で頂きました

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JA農産物直売所で、旬のタケノコを買う

2024年04月18日 | 日記

 「野菜を買いに行っていくれない」という妻の要請で、重い腰を上げて我が家から10数キロ離れた日高市のJA日高中央店へ車を走らせた。と書くと嫌々行ってるように聞こえるが、実のところ農産物直売所へ行くのはそんなに嫌いではない。

 と言うのも直売所は価格が安いという事もあるが、地元農家が旬の野菜をメインに販売するので野菜の種類で季節の変化が感じられ、それがチョット楽しいのです。

 いつも賑わう店内へ入ると、この前まで白菜が山積みされていた棚には旬のタケノコがゴロゴロと置かれていた。価格を見ると小さな物で約800円、大きな物だと約1600円と意外と高い価格だ。同じ重さで比べれば、白菜やキャベツの6~7倍の値段です。

 それでも妻は値札に怯む事無く小さめのタケノコを二つ、後ろで私が持つ買い物かごへ入れた。そのタケノコはさっそく夕食に妻の手で料理され、食卓を彩った。竹の仄かな香りとシャキシャキとした歯応えが冷えたビールとコラボして、私の良き晩酌のお供となってくれました。

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今の新車には、タイヤの交換工具が無い。

2024年04月16日 | 日記

 桜が散ろうかという今頃になって、タイヤを冬用のスタッドレスからノーマルへ交換した。せっかく冬用タイヤを装着してたのに、今冬は一度も雪山へ行かぬまま春の季節を迎えてしまった。

 ところで先日ホンダ販売店を訪れた時担当の営業マンに聞いた話だが、今の新車にはジャッキやレンチなどのタイヤ交換工具が搭載されていないそうだ。「じゃタイヤを交換する時どうするの?」と尋ねたら、「タイヤの交換は業者任せの人が大部分で、工具を必要とする人はあまりいないんですよ」という返答だった。しかし車両の原価を少しでも下げたいという、ディラー側の思惑もあるような気がする。

 今の車は複雑かつ進化して、ユーザーが手を出せる日常整備は殆ど無くなった。それに携帯電話の普及で、タイヤが何処でパンクしても容易に業者を呼ぶ事ができる。

 しかしハンドル握って運転だけしてればいいのなら、遊園地のゴーカートで遊んでいるチビッ子達と大して変わりゃしない。せめてタイヤを交換できるくらいのスキルが無ければ、ドライバーとしての矜持が泣くというもんです。

 

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奥武蔵の山々は、トレイルランナーの聖地となりつつあるようだ。

2024年04月14日 | 日記

 名栗川や高麗川源流域を取り囲む奥武蔵の山々は、標高1千m内外でハイキングを楽しむ山として昔から人気があります。以前は中高年ばかりが目立つ山域だったのが、最近はだいぶ様相が変わって来た。

 先日奥武蔵の山を歩いた時も、出会うのは殆どがランニング姿のトレイルランナーばかりです。若くて健脚の彼(女)らは、歩くと言うより駆け抜けて、アッという間に姿が見えなくなってしまいます。

 こんなにトレイルランナーが増えたのは、近年地元関係者の尽力で「奥武蔵ロングトレイルコース」なるものが開設されたからのようです。「奥武蔵ロングトレイル」と書かれた道標を最近よく見かけるなと思ったのは、そんな理由があったからです。

奥武蔵ロングトレイルコースの道標

 このトレイルコースを紹介するガイドブックも既に発刊されており、今年の6月には最長105kmの第2回奥武蔵トレイルマラソン大会が開催されるそうです。私も30歳若ければ、こんな大会に参加してみたかったなあ。

奥武蔵ロングトレイルコースマップ

 以前は中高年ばかりだった奥武蔵の山々に、若い人達が増えたのは喜ばしい事象ですが、極限まで切り詰めた装備を担ぎ、ロクに景色も見ず走る姿を見ていると、「狭い日本、そんなに急いで何処へ行く」、もっと自然を愛でるゆとりを持って歩こうよ。・・と諫言したくなるのは、もうどんなに頑張っても鈍牛のような歩みしかできなくなった高齢者の僻みからなんだろうか。

 

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鶴ヶ島運動公園で今年最初で最後のお花見を楽しむ

2024年04月12日 | お出掛け

 先日の嵐のような強い雨風で、上野公園や目黒川など都内の桜名所は軒並み葉桜へ様変わりしたようです。埼玉県内も強い雨風だったので、満開桜を見ぬうちに花が散ってしまうのではと不安になり、今日急きょ妻と二人で近在のお花見名所「鶴ヶ島運動公園」へお花見に出かけました。

 公園へ着いてみると、満開時期は過ぎていたが、まだ十分に桜の花は残っており、舞い落ちる花吹雪の下でお弁当を広げ、お花見気分を堪能する事ができました。

公園内の大田ヶ谷沼に浮かぶ花いかだ

花筏と桜並木

同 上

同 上

同 上

ベンチでお花見

 潔く散っていく桜の花を見ていると、あと何回桜の花を見れるのだろうかと人生の儚さが頭に浮かぶ。でも今はせっかくのお花見だから、取りあえず今日の良き日を楽しむ事にしよう。

タンポポの花咲く大地が、散った花びらで雪のように見える

 

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奥武蔵、子の権現~豆口山~竹寺ハイキング

2024年04月10日 | 山歩き

4月7日(日)    天気=曇り時々晴れ

07:57森河原バス停→ 08:24登山道分岐→ 09:17穴沢峠→ 09:30~10:07子ノ権現→ 10:15穴沢峠→ 10:41~47豆口峠→ 10:57~11:07豆口山→ 11:26~12:04竹寺→ 12:12~17鐘撞堂→ 12:54~59仁田山→ 13:11仁田山峠→ 13:47さわらびの湯

 

 野山は花が満開で、いよいよ春山シーズンの到来です。暖かな陽気に誘われて、妻と二人で奥武蔵の山へ出掛けました。向かったのは、子の権現から竹寺へ続く人気の尾根コースです。

 朝食後我が家を出発し、一般道を走って有間ダム直下の日帰り温泉「さわらびの湯」駐車場に車を停める。ここから名郷行きのバスに乗り替え、10分ほどで着いた森河原バス停に下車して、ここからハイキングの始まりです。

さわらびの湯近くのバス停から名郷行きのバスに乗る

森河原バス停で下車

 今朝は初夏のような蒸し暑さで、天目指峠へ向かう車道を歩いているとたちまち汗が滲み出る。30分程歩くと、右手に分岐する林道があり、これが穴沢峠に向かう登山道だろうと推測し、この道へ入る。

車道から右に分岐する林道に入る

 荒れた林道をしばらく進むと、道が陥没しており、その先から沢沿いの薄い踏み跡に変わった。この沢道も廃れており、このまま整備しなければ廃道化するんじゃないだろうか。

荒れた林道を進んで行く

標識も無くハッキリしない沢沿いの道

 沢から外れると又踏み跡がはっきりして、車道分岐から約50分で関東ふれあいの道が通る穴沢峠へ着いた。峠から整備された登山道を10分程歩いて、奥武蔵の名跡、子の権現天龍寺に到着した。

穴沢峠

子の権現前門の仁王像

 子の権現は足腰のご利益がある神様なので、「末永く健脚でありますように」と本殿で祈願した後、30分程コーヒーブレイクを楽しむ。休憩を終えると、再び穴沢峠へ戻り、竹寺へ向かう尾根道を進んで行く。樹林帯の道はよく整備されており、快適に歩いて行ける。

子の権現本殿

本殿前の巨大鉄製わらじ

 穴沢峠から30分足らずで大きな看板が立つ豆口峠へ着き、ここから関東ふれあいの道を離れ豆口山へ向かう踏み跡薄い尾根道へ入る。峠から約10分で小さな山頂標識が在る豆口山(629m)へ着いた。

気持ちの良い樹林帯の尾根道

豆口峠

豆口山へ向かう尾根道

 樹林に囲まれて展望ゼロの山頂だが、静かな雰囲気が居心地よい。豆口山から尾根道をしばらく進んで行くと、再び関東ふれあいの道と合流し、その先で道が二手に分かれていた。右は鐘撞堂へ向かう尾根道で、我々は左手の竹寺へ向かうトラバース道を緩やかに降って行く。

豆口山山頂

 降り着いた竹寺は、山中に在るとは思えぬ程立派なお寺です。名前のとおり竹林があり、ミツマタやしだれ桜などいろんな花々が咲いて、まるで桃源郷のように美しい所です。

竹寺本堂

本堂下の輪がある鳥居

竹寺の竹林

境内のしだれ桜

 お寺の休憩所には食堂が在り、焼団子を注文して、お昼代りに食べる。お団子を食べ終えエネルギーを満たしたところで、竹寺を出発する。急坂を10分足らず登ると立派な鐘撞堂が建つピークで、展望も聞いて名栗街道沿いの集落を望む事ができます。

竹寺、かやぶき屋根の売店

ピークに建つ鐘撞堂

鐘撞堂から山麓の巨大観音菩薩像が見えた

 鐘撞堂ピークから急坂を降ると小殿橋バス停へ降る道が右へ分岐していたが、そのまま直進し、仁田山へ向かう尾根道に入る。尾根には高圧電線鉄塔が点々と建っており、電線下に続く道を歩いて鐘撞堂から約40分で仁田山下の鉄塔に着いた。

尾根道の伐採地から山麓集落の眺め(左の白い像が巨大観音菩薩像)

高圧電線下の馬酔木の群落(独特の香りがする)

 ここから急坂を10分余降ると舗装された林道が通じる仁田山峠で、峠からは林道を緩やかに降って行く。しばらく降って行くと、道沿いは見事な桜並木が広がっていた。満開の桜の下を気分は福山雅治の「桜坂」で、リズミカルに降って行く。

仁田山峠に降り立つ

林道から歩いて来た尾根を仰ぎ見る

満開の桜の下を降る

 やがて名栗街道の川又バス停付近に降り立ち、名栗川に架かる橋を渡って「さわらびの湯」駐車場へ戻って来た。お昼過ぎの温泉は大勢の人で賑わっており、我々もさっそくお風呂に浸かって、山の汗と疲れを流した。

名栗川に架かる橋を渡る

日帰り温泉「さわらびの湯」

 今日は初夏のような暖かさで暑さが少々身体に堪えたが、春山の優しい自然を満喫する事ができて、充実の山歩きでした。最後の締めは温泉で「ハア~、いい湯だなハハン・・」、だからハイキングはやめられない。

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日本三百名山回顧№126富山県、鍬崎山(3百名山)

2024年04月08日 | 三百名山回顧

 鍬崎山と言われてもよほどの山好き以外は、「エッ、そんな山何処に在るの?」と応える人が殆どでしょう。富山平野から眺めると鍬崎山は北ア、立山連峰前衛の山で、あまり目立たぬ地味な存在です。しかし戦国時代の武将、佐々成政が莫大な埋蔵金を隠した山と言い伝えられ、寧ろ歴史好きの人に知られている山かも知れません。

 私も日本三百名山の一座で無ければ、この山へは行かなかったでしょう。平成25年8月、奥大日岳や立山を登った後に、最後のトリで鍬崎山を登りました。古いブログに当時の山行記録が掲載されていたので、下記に転載してみます。

 

8月24日(土)   天気=雨後曇り

07:17立山山麓スキー場山頂駅→ 07:47~50瀬戸蔵山→ 08:17~19大品山→ 09:271756mピーク→ 10:15~35鍬崎山→ 11:021756mピーク→ 11:46大品山→ 12:08~12瀬戸蔵山→ 12:29立山山麓スキー場山頂駅

 

 当日の朝になっても、雨は一向に降り止まない。天気回復という予報の言葉を信じて、鍬崎山を登る事にする。AM7時前にゴンドラ山麓駅へ着いた。今日の午後に此処のゲレンデで音楽祭があり、「泉谷シゲル」や「渡辺真知子」「白井貴子」等一流歌手が出演して凄い賑わいになるらしい。そのイベントを記念してゴンドラ往復券一人1千円のところ、本日は半額の500円になると言うので得した気分になった。

 鍬崎山登山をする者は登山者名簿に記入せねばならず、今日は私が最初の登山者だった。係員に「大雨の後だから登山道は泥んこなので、気をつけて登ってください。」とアドバイスされた。

 私一人を乗せて朝一番のゴンドラは、一気に山頂駅まで運んでくれた。軽く準備体操を下後に、ゆっくり歩き始める。瀬戸蔵山(1310m)を越え大品山(1404m)までは家族向けハイキングコースなので、歩き易く私は傘を差して登って行く。

瀬戸蔵山付近の道(下山時)

 大品山を過ぎると一旦鞍部に降り、此処から本格的な登山道が始まる。山頂まで標高差約800mの一気登りの道だ。道は刈払されており、思ったよりよく整備されている。雨は時折り強く降るものの、徐々に弱まっているようだ。

大品山山頂(下山時)

  鍬崎山からの展望は日本海と北アルプスの眺めが絶景と聞いているので、山頂に着いた頃天気が回復してくれればと願いつつ登って行く。地図を見ると大品山から山頂までのコースタイムは、登り3時間15分となっており道程は長い。しかし山頂までは絶対脚を休めぬと決め、黙々と歩みを進めて行く。

途中の鎖場

1756mピーク付近の道(下山時)

 顕著な1756mピークを過ぎ、幾度かニセピークに騙された後、10時15分鍬崎山(2090m)の山頂へ到着した。大品山から約2時間の道程だった。雨は上がったものの展望は全くゼロ、でも登頂出来た喜び心は弾む。たとえ景色は見えなくても無心で登っていると、「今生きているんだ。」という充実感が湧いてくる。

鍬崎山山頂

同上

 休憩を終えると、もう2度と此処へ来ないだろうという惜別の思いを秘め山頂を後にする。雨が上がったので、両手両足を自由に駆使して下りの道は早い。下山の途中で、精悍そうな単独男性とすれ違った。今日鍬崎山を登る人間は、多分この若者と私の二人だけだろう。

 瀬戸蔵山へ着くと、二人の中年男性が食事中だった。「鍬崎山まで行って来たの?」と問われ、俺も行こうかな何て言うので「今の時間からだと、ゴンドラの最終運行時間に絶対間に合わないので無理ですよ。」と応えた。

 12時半にゴンドラ山頂駅へ戻って来た。駅周辺では家族連れ等、大勢の行楽客で賑わっていた。ゴンドラ山麓駅周辺では既に音楽祭が開催されており、朝方とは雰囲気が一変している。私は車に乗込むと早々に昨日も入浴した「グランドサンピア立山ホテル」へ向かう。此処でお風呂に入って、午後はゆっくり寛いだ。

ゴンドラ山頂駅

 ホテルを出ると、その後称名滝見物へ向かう。日本一の高さとスケールを誇る称名滝は大雨のせいもあって水量が一段と豊かで、その迫力は凄まじく暴れる白龍のよう正に日本一の名瀑だ。日光華厳の滝や袋田の滝も、称名滝と比べれば巨人と赤子、戦艦大和と屋形船の違いで一見すべき天下の偉観です。

称名滝

 見物を終えると立山町のアルペン村駐車場へ向かい、昨日に続き今夜もここで車中泊、翌日は富山から一般道をのんびりドライブして夕刻我が家へ戻った。

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米国映画「オッペンハイマー」は、少々難解だが見応えある映画です。

2024年04月06日 | 映画・コンサート

 アカデミー賞で七冠を達成した話題の映画「オッペンハイマー」が封切されたので、さっそく最寄りの映画館へ観に出掛けた。オッペンハイマーはご存じのとおり広島、長崎へ投下した原爆の開発をした物理学者で、ある意味日本人にとっては宿敵のような存在です。

 映画は彼のサクセスストーリーを描いたものかと思ったが、そんな簡単な筋書ではなかった。主人公のオッペンハイマーは戦前に共産主義者との関りを持ち、米国政府の期待と嫌疑の狭間で、原爆製造の責任者として開発を進めていく。

 戦争末期、米国はドイツやソ連との開発競争に勝ち、人類で初めて原爆を完成させる。そして原爆の比類なき威力で、最後まで戦う日本を降伏させ戦争は終結する。しかしオッペンハイマーが作った原爆は、その後の核兵器開発競争へと繋がり、全人類を数十回皆殺しにできるほど核兵器が存在する恐怖の世界へ変わった。

 戦争終結のヒーローとなったオッペンハイマーだったが、共産主義との関りから査問委員会で追及され、核開発の研究にも非協力的だった為その後の人生は冷遇される。

 映画の中で圧巻は、人類最初の原爆「トリニティ」が核爆発を起こすシーンで、その恐るべき爆発力に圧倒される。本来の核心であるべき広島、長崎への原爆投下シーンを省いたのは、日本への配慮があったからだろうか。「原爆で戦争を早く終結させれば、より多くの人命が救われる」という米国大統領の言葉が、日本人として複雑な思いにとらわれる。

 映画の展開がやや難解で理解し難い場面もあったが、終始緊迫感に満ちた見応えある映画でした。しかし3時間の長編なので、最後の方は尿意に耐えながら観た。頻尿の方は直前に済ませてから、この映画をご観覧ください。

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昔から変わらない人ランキング、第1位はさかなくん

2024年04月04日 | 日記

 古い友人と久々に会った時に、「イヤー昔とちっともかわらないねえ!」というのは誉め言葉の常套句です。私も時折言われた事があり、「イヤーそんな事ないですよ」と言いつつも、満更でもない気分になったものです。

 しかし古い山の写真などと見比べればその差は一目瞭然、黒々としていた髪の毛は白髪に、顔の造作は引力に負けて全てのパーツが下へ垂れ下がり、齢相応の爺フェイスに変っています。

 妻はと言うと、くびれていたウェストはタル・・・ウウップ、これは止めときましょう。言った事が公になると大問題で・・川勝静岡県知事の二の舞になりかねません。

 でも世の中には何年経っても見た目がちっとも変わらない、何て人も存在しています。私が独断的に思う、昔と見た目が変らない有名人ランキングは下記のとおりです。

5位 石田ゆり子さん(もう50代半ばというのに今だアイドル顔、老女役がやれなくて芸幅を狭めている)

4位 天海祐希さん(暦間近だというのにスタイル抜群、見た目も若い頃と殆ど変わらない)

3位 タモリさん(若い頃からあのサングラス姿で素顔が不明、ウンチク好きも変わらない)

2位 松岡修造さん(もう孫がいるというのに、今だに無駄な熱血漢)

そして堂々の第1位はさかなクン(昔からアノふぐ帽子を被り、ギョギョギョと言って本職は何だかよく分らない)

堂々第1位のさかなくん

 以上のような結果となりましたが、いかがでしょうか。何時までも若いままでありたいと思うのは誰もが思う願望ですが、外見の劣化は抗いようもありません。せめて内面というか心のうちだけでも、若さを保つよう努力しましょう。

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朝霞市の黒目川で、桜の咲かない花祭り

2024年04月02日 | お出掛け

 3月30日(土)

 ちょっとした野暮用があったので、東武東上線沿線の朝霞市まで出掛けた。電車が朝霞市内を流れる黒目川へ差し掛かった時、河川敷には大勢の人が集まってお祭りみたいに賑わっているのが車窓から垣間見えた。

 野暮用が終わり時間があったので、歩いて黒目川の畔まで行ってみた。河川敷では桜並木の花見見物を盛り上げる為に「第18回黒目川花祭り」が開催されており、それが賑わいの理由だった。

黒目川花祭りの会場

 ところが肝心要の桜は殆ど開花していない。寧ろ土手に咲く菜の花の方が鮮やかな黄色で桜より目立っていた。黒々として冴えない桜並木は主役不在の舞台のようで見栄えはしないけれど、見物の老若男女は「花より団子」という風情で、出店が建ち並ぶ土手の道を楽しそうにそぞろ歩いていた。

花の咲いていない桜並木

たった一本健気に咲いていた桜の木

東洋大学前の岡橋付近が一番賑わっていた

 桜の咲き具合からすると、来週末辺りに桜満開の時期を迎えそうな感じがする。そこんとこを考慮してお祭りの開催を一週間遅れにすれば、もっと祭りが盛り上がったのに・・とお祭り実行本部の方々へ進言したいところだが、計画が一度動き始めれば中々臨機応変に変更とはいかないと、現役の頃の体験で何となく理解はできます。

  ・・「桜道、花より団子花見客」・・

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