Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

青森県、北八甲田山登山(詳細)

2024年06月26日 | 山歩き

6月19日(水)    天気=晴れ

09:50~10:00八甲田ロープウエー山頂駅→ 10:30~45毛無岱分岐→ 11:37赤倉岳→ 11:47井戸岳分岐→ 12:18避難小屋→ 12:34~41八甲田大岳→ 12:52~13:00避難小屋→ 13:32~45毛無岱湿原→ 14:22~26毛無岱分岐→ 14:47~15:00八甲田ロープウエー山頂駅

 

 八甲田山に初めて登ったのは昭和57年8月末で、山岳会仲間のYさんと酸ヶ湯温泉から八甲田大岳~高田大岳を縦走し、谷地温泉へと降った。あれから40年余、あのたおやかな山々を再び妻と二人で歩いてみたいと再訪してみた。

八甲田ロープウエー山麓駅

 前日宿泊した野辺地町の宿を早々出発し、AM9時半頃に八甲田ロープウエー山麓駅へ着いた。大人一人2200円の往復券を購入し、ロープウェーで一気に標高1320mの山頂駅に労せず到着した。

ロープウェーで山頂駅へ

ロープウェー山頂駅

 駅前の広場からは、これから登る赤倉岳~井戸岳~大岳と連なる山波が誘うがごとく望まれた。山頂駅から遊歩道をしばらく進むと池塘に八甲田の山波を映す田茂萢湿原に着く。更に進むと遊歩道を離れ赤倉岳への登山道に入る。

田茂萢湿原から赤倉岳(左)、井戸岳(中央)、八甲田大岳(右奥)の眺め

遊歩道から左に分岐する赤倉岳登山口

 毛無岱分岐を過ぎると登山道はだんだん傾斜を増して、周囲の展望が広がっていく。ロープウエー山頂駅から1時間半で「赤倉岳」と書かれた稜線に達した。しかし赤倉岳の山頂(1548m)は、更にここから5分ほど歩いた先のピークだった。

赤倉岳への登り

赤倉岳標識がある稜線分岐

稜線分岐から赤倉岳山頂

赤倉岳山頂

 赤倉岳から井戸岳へは気持ちの良い展望の尾根道で、素晴らしい眺めを楽しみながら歩いて行く。井戸岳山頂への踏み跡は無く、手前の分岐に「井戸岳」と書かれた山頂標識があり、此処で記念の写真を撮る。

赤倉岳から八甲田大岳(左奥)と井戸岳(右)

井戸岳分岐

分岐から井戸岳

 井戸岳からは避難小屋が建つ鞍部に向って急坂を降って行く。鞍部にはベンチと綺麗な沼があり、大勢の人が思い思いに休憩していた。避難小屋の横から大岳への登りが始まる。

井戸岳から鞍部への降り(正面の山が八甲田大岳)

鞍部の避難小屋

井戸岳の山影映す鞍部の沼

 妻が「私は小屋で待っている」と言うので、私一人で大岳へ向かう。大岳へは急登の道で途中2カ所の雪原を越え、避難小屋から15分ほどで広々とした大岳山頂(1587m)に着いた。

雪原の登り

 八甲田山最高峰からの眺めは素晴らしく、北は陸奥湾と青森市街地そして津軽平野に奥に聳える岩木山、南は櫛ヶ峰など南八甲田のたおやかな山々を望む事ができた。

八甲田大岳山頂(遠くに青森市街地と陸奥湾が見える)

山頂から津軽平野の奥に岩木山

山頂から端正な山容の高田大岳

 山頂の景色を満喫すると来た道を鞍部へ戻り、待っていた妻と合流し毛無岱湿原へ降って行く。避難小屋から30分ほどで降り着いた毛無岱湿原は、可憐な高山の花々が咲く美しい山上高原です。

毛無岱の湿原

湿原に咲く高山植物

 毛無岱湿原から山頂駅へは巻き気味に登って行くが、アップダウンが多く暑さと疲れでだんだん足取りが重くなり毛無岱分岐に着いた時はホッとした。分岐から快適な遊歩道を歩いて、PM3時前にロープウエー山頂駅へ戻って来た。

毛無岱分岐に戻って来た

山頂駅から登って来た山々を振り返る。

 42年ぶりに訪れた八甲田山は、残雪と湿原が広がるやっぱり美しく魅惑的な山でした。一緒に登った妻も感動の面持ちで、遥々訪れた甲斐がありました。

 

 

 

 

コメント
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