Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

雪の棚山ハイキング

2022年01月08日 | 山歩き

1月6日(木)     天気=曇り後雪

 

08:56ほったらかし温泉→ 09:35~42重ね石分岐→ 10:10~15重ね石→ 10:35前コブ→ 10:47~11:12棚山→ 12:04~08重ね石分岐→ 12:45ほったらかし温泉

 いつもの山仲間達と久しぶりに山へ行きましょうという話になり、私が計画して山梨県の棚山を登る事になった。この山の登山口には「ほったらかし温泉」という変わった名の日帰り温泉があり、以前訪れた時にそこの露天風呂から眺める富士山や甲府盆地の景色が素晴らしくて、もう一度訪れたいものだと思っていたのです。

 天気情報を確認すると、当日は午後から低気圧が近づいて関東地方に雪を降らせるかもと予報されていたが、仲間と行く久々の山歩きなので、取りあえずは出発する事にした。

 参加者はKさん、I子さん、S夫妻それに我々夫婦の計6名、2台の車に分乗して、圏央道を経由して山梨へと向かった。しかし高速道路に入ると、道路掲示板に「相模湖インター付近で車両事故の為、中央道下り線、相模湖東~相模湖間が通行止め」と表示されていた。

 案の定というか、中央道の小仏トンネルを過ぎた付近で渋滞に巻き込まれ、その後車列が動かなくなってしまった。マイッタナ―と悔やんだが、しばらくすると通行止めは解除となり、1時間程のロスで事故現場を通過する事ができた。

 登山口のほったらかし温泉へ着いたのは午前9時前、慌ただしく準備して棚山目指して歩き始める。温泉の隣にはほったらかしキャンプ場があり、寒い時期にも拘わらず多くの人がキャンプをしていた。

ほったらかし温泉の駐車場から出発する。

隣のほったらかしキャンプ場

 30分ほど山腹を巻く林道を歩き、その後登山道をしばらく進むと道が左右に分岐していた。右手は棚山へ直登コースで、我々は左手の重ね石経由で棚山へ向かう道に入った。

林道から甲府盆地の眺め(アチコチから民のかまどの煙が立ち上がっている)

林道終点

重ね石分岐

 このコースは稜線の重ね石まで距離は短いが急登の道、落葉の積もった薄い踏み跡を黙々と登り、分岐から30分ほどで重ね石に着いた。その名のとおり重ね石は二つの岩が重なった巨岩で、地味な山容の棚山のシンボル的な存在だ。

重ね石へ向かう急登の道

重ね石

 重ね石からは稜線の道となる。天気予報どおり、この頃から音も無く雪が舞い始めた。小さな標識がポツンと立つ前コブピークを過ぎると、少し降って棚山へ向かって最後の登りになる。

棚山へ向かう稜線の道

前コブのピーク

棚山に向かって最後の急登

 登り着いた地点の少し先で下山道が右へ分岐しており、その分岐を数分直進すると棚山(1171m)の山頂だった。天気が良ければ山頂から南アルプスの大展望を見渡せるが雪雲が稜線を覆ってその姿を見る事はできなかった。

棚山山頂

 山頂へ着いた頃から雪の降り方が強くなり、地面が白くなってきた。雪道になると難儀するので、休憩時間を早めに切り上げ山頂を後にする。山頂から少し戻り、分岐の所から急な坂道を一直線に降る。転んだらそのまま下まで転げ落ちそうな急坂なので、張られたロープに頼って慎重に降って行く。小さな石の祠が安置されている所まで降ると傾斜も緩んで歩き易くなってきた。

山頂から急な降り坂

小さな石の祠

 更に降って行くと若い女性二人組と遭遇、今日唯一出会った登山者だった。雪が降って滑りやすくなっているのに、達大丈夫だろうか」と心配したけれど、彼女達には若さと体力がある。それより我々ロートルが無事登山口まで戻れる事を心配する方が先だ。

沢沿いの降り

 傾斜はだんだん緩んでやがて沢沿いの道となり、山頂から50分ほどで重ね石分岐に戻って来た。朝方ここを通過した時は落穂の積もった茶色い地面だったのに、今は薄っすらと雪が積もり同じ場所とは思えないほどだ。

雪景色に変わった重ね石分岐

 分岐から林道を30分ほど歩いて登山口のほったらかし温泉へ戻って来た。車にザックを収めると、さっそく温泉へ向かう。ほったらかし温泉には「あっちの湯」と「こっちの湯」の二か所浴場があり、それぞれ800円の入浴料金を払う。Kさんが以前来た時は「こっちの湯」に入ったと言うので、今回は「あっちの湯」に全員入る事にした。

ほったらかしキャンプ場へ向かう林道を降る

 「あっちの湯」は「こっちの湯」と同様簡素な施設で内湯と露天風呂二つの浴槽がある。露天風呂からの展望が売りの温泉だけど、今は雪雲の中で難易も見えやしない。それより寒過ぎて露天風呂何ぞ入る気にもなれない。内風呂で身体を温めて山の疲れを癒しました。

我々が入浴した「あっちの湯」

今回入浴しなかった「こっちの湯」

 温泉を出ると降雪が心配なので、一目散に帰宅の途に着く。幸いな事に中央道~圏央道沿いはさほど雪が降らず、早々にわが家へ戻る事ができました。久々に山の仲間達と登った登山だったが、渋滞や降雪にも負けず予定通り棚山の山頂を踏む事ができて、印象深い山歩きとなりました。

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