Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奥武蔵、風布の里と釜伏山ハイキング

2022年09月29日 | 山歩き

 9月25日(日)

 「寄居町の山里に、変わった駄菓子屋さんがあるらしい。良かったら一緒に見物に行かないか?」と山仲間のIさんからお誘いの電話があった。日曜日は天気が良さそうだし、同じ山仲間のSさんも参加するというので、我々夫婦も参加する事にした。

 ところが当日朝になって電車で来ると言っていたSさんが、体調不良で急遽来られなくなった。待ち合せ場所の秩父鉄道、波久礼駅で、午前10時過ぎにI夫妻と合流、2台の車で波久礼駅を出発した。風布川沿いの道を遡る事約20分、駄菓子屋さんがあるという風布の里に着いた。

 風布の集落はミカン畑が点在する、古き良き日本の原風景みたいな美しい山里です。その一角に無人の駄菓子屋が在った。どうやら昔小さな食堂だった建物を、お店に改築したようです。

無人の駄菓子屋さん

 無人のお店なので、好きなお菓子を買ったら片隅にある賽銭箱のような木箱へ料金を投入するようになっている。駄菓子屋さんの見物を終えると、川沿いの歩道を少し降って風布館というレストハウスへ向かった。

店内の様子(立っている人の右下に料金を入れる賽銭箱がある)

 風布館では簡単な食事ができる食堂や売店などがあり、若くて綺麗なお姉さんが応対をしてくれた。その他にもバーベキュー施設や水車小屋などがあり、行楽の人がポツポツと訪れていた。傍を流れる風布川沿いにはモミジの木が多いので、秋が深まれば素晴らしい紅葉が見られそうです。

風布館

風布館の傍を流れる風布川

 風布の里の見物を終えると特に予定が無いので、山の上にある奥秩父高原場苦情目指して車を走らせた。稜線上の釜伏峠へ着くと近くに釜伏山があるので、運動がてら登る事にした。

釜山神社入口の鳥居

 峠の駐車場から参道を少し歩くと、由緒有りげな釜山神社が建立されている。神社の奥のピークが山頂かと思ったら、そこから一旦降って登り返した次のピークが釜伏山(582m)だった。

釜山神社本殿(山奥にしては立派な神社)

釜伏山への道

山頂直下の道

釜伏山山頂

 山頂は樹林に囲まれ殆ど展望は無く、小さな石の祠が祀られていた。山頂で休憩していたら、Iさんがザックの中からおもむろにトコロテンを取り出し皆に分けてくれた。山で食べるトコロテンは、ほど良く酸味が効いて中々美味しかった。

山頂の祠と狛犬(此処が釜山神社の奥社になるらしい)

 釜伏山を降ってから峠へ戻ると、山岳道路をドライブして東秩父村から小川町へ向かい、青雲酒蔵の直営食堂「玉井屋」でランチを食べた。I夫妻とは此処でお別れし、今日の小さな旅が終わった。

小川町の青雲酒蔵

 我が家へ戻りネットで調べたら、釜伏山は埼玉百名山に名を連ねていた。今日は観光を楽しむだけの予定だったが、小なりとは言え埼玉百名山の一峰を登頂できたので、ブログのカテゴリーは「山歩き」とさせて頂きます。天気も良くて、秋の楽しい一日でした。

 

 

 

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お彼岸の墓参りでUさん母娘と20年ぶりの再会

2022年09月27日 | お出掛け

 9月22日(木)

 お彼岸中の9月22日に、妻の実家のお墓がある青梅市の宗建寺へ墓参りに出掛けた。お花と線香を持ってお墓の前へ行くと、親戚のUさん母娘とバッタリ出会った

青梅市の宗建寺

 賀状だけのお付き合いは続いていたが、彼女達と再会するのは約20年ぶりの事だった。母親のR子さんはそれ程変わっていなかったが、娘のTちゃんはあの時の小っちゃな女の子から、気立ての良い立派なレディに変貌して歳月の流れの早さを実感させられた。偶然だったが、とても嬉しい再会となった。

Uさん母娘と20年ぶりの再会

 お墓参りが終わるといつもランチを食べている奥多摩御岳渓谷の料理店「いもうと屋」へ向かったが、店は既に廃業しており建物に人影は無かった。

 仕方が無いので少し戻って吉野紅梅郷へ行き、お菓子処「紅梅苑」の喫茶コーナーで、「栗おこわ膳」を食べた。しかしこれが意外に美味しくて、我々夫婦の口に合った。

吉野梅郷のお菓子処「紅梅苑」

「紅梅苑」の栗おこわ御前(¥1700円)

 食事を終えるとあきる野市の懐石料亭「黒茶屋」へ立ち寄ってお茶を飲み、夕刻に我が家へ戻った。今日はUさん母娘と懐かしい出会いがあったので、大変有意義なお墓参りとなりました。

黒茶屋の入り口

料亭(左)と売店(右)(アニメ映画「千と千尋の神隠し」みたいな雰囲気)

東屋

傍を流れる秋川渓谷

茶房「いとや」の店内(昭和を感じさせるレイアウト)

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お蕎麦屋さんの店先に古色蒼然としたフォルクスワーゲン・ビートルが停まっていた

2022年09月25日 | 日記

 坂戸市の郊外に在るお蕎麦屋さん「蕎彩庵(キョウサイアン)」は、中年のご夫婦二人だけでやっている感じの良い小さなお店、営業日は火~土曜の4日間でお昼のみの営業、蕎麦が売れ切れたら閉店です。此処の細切り麺が美味しくて、我々夫婦は蕎麦が食べたくなるといつもこのお店へ来ています。

 先日も、蕎麦を食べたくなったので蕎彩庵を訪れた。すると店先の駐車場に、変った車が停まっていた。それは既に製造中止になっているドイツ製の外車フォルクスワーゲン・ビートル、相当な年代物でフロントのバンバーなんぞは真っ赤に錆びている。

 ここまで古い車だと古色蒼然とした風格があり、隣に停めた私の車が何だか安っぽく見えてしまう。しばし見惚れて、ついでに写真も撮らせてもらった。車の持ち主はどんな人かと思ったら、如何にもそんなという感じのお洒落な中年のご夫婦でした。

 しかし、あそこまで古い車だと運転するのも維持するのも、さぞかし大変だろうなあと思います。私はホンダのちょうどいい車フリード+で充分満足しています。

風格漂うフォルクスワーゲン・ビートル

我々夫婦がいつも食べてる蕎彩庵の野菜蕎麦定食(これに蕎麦饅頭がついて¥1300円)

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台風14号通過で、短パンからトレパンへ衣替え

2022年09月23日 | 日記

 数十年に一度と言う鳴り物入りで来襲した台風14号は日本列島を縦断し、災害の爪痕とともに夏の暖かな大気を持ち去って、一気に涼しい秋の季節が到来した。

 夏の間は殆どを半そで・短パン姿で過ごしてきた私も、この涼しさで衣替えの時期を悟り衣装棚の奥から出したトレパンに履き替えた。これから来年の夏が来るまでの期間は、トレパン姿が私のカジュアルなオリジナルブランドとなるでしょう。

 私の陽に焼けて鍛え上げた脚線美をお見せできないのは大変残念ですが、来年の夏まで非公開とさせていただきます。何てくだらぬ事を書いていたら、今週末には台風15号が日本列島を駆け抜けそうです。台風が過ぎたら一気に山の紅葉が始まるのでは、それはそれで楽しみです。

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バスの車内で喋り捲るご意見無用のオバさん達

2022年09月21日 | 日記

 先日北アルプス登山に出掛けた時の話ですが、松本駅から松本電鉄で終着駅の新島々駅へ着き、ここから接続する上高地行きのバスに乗った。トイレなどで遅く乗車したので、私の席は最後尾付近になった。

 最後尾の席には、オバサン7~8名のグループが陣取っていた。何だか嫌な予感はしたが、バスが発車するや否やそのオバサングループが繰り広げるトークショーが始まった。

 発車間際に「マスクの着用、及び会話はお控えください」とアナウンスされたのだが、聞いて無かったのかそれとも黙殺してるのか、おばさん達の会話が途切れる事はない。

 普通なら静まり返った車内の雰囲気を察して、一人ぐらい気付いても良さそうなのに誰も止める者はいない。絶え間ない会話の連鎖に、ひょっとしてこの人達は喋らないと窒息してしまうんだろうか、それともバスに乗ったら喋らなきゃならぬという仲間内の掟でもあるんだろうかとさへ思えてきた。

 それに対して、乗客の中に注意をする勇者は誰もいない。こんな時に頑固で短気なお爺さんでも居てくれたら、「ウルセー静かにしろ。会話しちゃいけないというのが分らねーのか。このクソババーども」とでも威嚇してくれただろうが、私は頑固でも気弱な爺さんなのでそんな勇気は持ち併せていない。

 黙って聞いてると、「ネェー、河童橋から此処まで行くとイワナが食べられるそうよ」、「マア忙しいのによく調べたわねェー」・・・(こんな所で準備会ヤルナ―)。「アラ私アクビが出ちゃったわ」、「マア寝不足じゃ無いの、寝てればー」・・・(お前ら全員寝てろー)

 付けっぱなしラジオみたいな会話は途切れる事は無く、バスは上高地へとひた走る。そして釜トンネルを抜けてしばらくすると、大正池の奥に穂高連峰の絶景が現れた。

 「ワァ~20年前に見た風景とちっとも変わらないわあ」・・・(風景は変わらなくても、バスのマナーは変わってんだよ」・・そしてバスは定刻から少し遅れて上高地バスターミナルにするすると到着した。

 バスを降りたらあのお喋りオバサングループの後ろ姿でも盗撮して、ブログに載せてやろうかと振り返ったら、下車したオバサングループは、全員速やかに女子トイレの中へ消え去ってしまった。

 いろいろ悪口は書いたけれど、退屈な日常生活から解き放たれて、はしゃぎたくなる彼女達の気持ちも分からなくはない。誰かに怒鳴られて嫌な旅の思い出とならねばいいんですが・・マアそんな事でメゲルほどヤワなオバさん達じゃねーか。

 

 

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北ア、常念山脈縦走3日目(大天荘テント場~燕岳~中房温泉)

2022年09月19日 | 山歩き

9月14日(水)     天気=晴れ時々曇り

05:15大天荘テント場➜ 05:25~35大天井岳➜ 06:08~25切通岩➜ 06:45~502699mピーク➜ 08:08蛙岩➜ 08:33~52燕山荘➜ 09:07~09燕岳➜ 09:26~37燕山荘➜ 10:04~12合戦小屋➜ 10:58第2ベンチ➜ 11:36燕岳登山口(中房温泉)

 

 今朝も4時前に起床して、具無しインスタントラーメンと漬物だけの朝食を済まし、昨日より一寸早めの5時15分に大天荘のテント場を出発した。テント場から約10分ほどで常念山脈の最高峰、大天井岳〈2922m〉に着いた。

大天井岳山頂

 山頂には既に10名ほどの人々が日の出を待ち構えており、やがて東の地平線をオレンジ色に染めて真紅の朝陽が昇った。壮大な自然のシンフォニーに、待ち人達から「オー」という感嘆の声が洩れた。

山頂からの日の出

同 上

 常念岳や燕岳という人気の山が近くにあるせいか、大天井岳は北アルプスの中では何となく地味な存在だ。あと78m高けりゃ堂々3千m峰の仲間入りして、もっと人気の山になっただろう。

 大天井岳を後にすると、鞍部の切通岩まで200m余の標高差を一気に降る。切通岩は今回のコースで唯一出会う岩場だが、梯子と鎖がしっかり設置されているので危険無く通過できる。

大天井岳から切通岩への降り

切通岩手前の道

切通岩の岩場

 岩場を登り切るとその後は気持ちの良い尾根道が続く。と、そこで安心したのがまずかった。浮き砂で靴底を滑らせ、何という事も無い場所で転んで右膝をしたたかぶつけてしまった。

 ぶつけた場所が砥石みたいにザラザラした花崗岩の石だったので、傷口から見る見る血が滲みバンドエイドでは止血できないほど出血した。仕方ないのでバンドエイドの上から包帯できつく巻いたら、どうやら止血は収まったようだ。それでも歩くのにさほど支障は無かったのでホッとした。

2699m峰から大天井岳方面

 その後は無理せず慎重な脚運びで歩いて行く。2699m峰の先から150mほど標高を下げ、鞍部から大下りの頭へ向かって登り返す。大下りの頭を越えてしばらく進むと蛙岩で、岩と岩に挟まれた狭い隙間を通過する。

大下りの頭への登り

蛙岩の通過

 蛙岩を過ぎると、目前のピーク上に要塞のような燕山荘の建物が見えてきた。緩やかに登って、8時半過ぎに燕山荘へ到着した。燕山荘から燕岳へは空身で向かう。

蛙岩から燕山荘が建つピーク(右手前)と燕岳(左奥)

燕山荘から燕岳方面

 白砂と花崗岩の岩が点在する自然庭園のような道を辿って、燕岳(2763m)の山頂に着いた。何度も訪れた山頂だが、ここから展望する槍穂高を始めとする北アルプスの眺めは相変わらず素晴らしい。

登山道沿いの名所「イルカ岩」

燕岳直下の道

燕岳山頂

山頂から槍ヶ岳方面の眺め

 燕山荘に戻って時計を見ると09:26、コースタイムが2時間50分ほどなので、急いで降れば燕岳登山口を12:30に発車するバスに乗れそうだ。水分とエネルギー補給した後に、合戦尾根コースを下山する。

燕山荘

 合戦ノ頭(2488m)を通過して、直下に建つ合戦小屋で一息入れる。此処は休憩だけの山小屋で、多くの登山者が名物のスイカを美味しそうに食べていた。

合戦小屋

 合戦小屋から先はあまり休む事は無く、良く整備された道を富士見ベンチ、第4,第3、第2、第1ベンチと次々に通過して、11:36分に燕岳登山口へ降り立って登山が終了した。

燕岳登山口

 登山口傍の売店でまずはビールをグイッと飲みたかったが、運転を控えているのでソフトクリームを買う。それが甘くて濃厚でとても美味しかった。

 

 バスは13:25穂高駅へ着き、近くの町営駐車場に停めていた車に戻ると公営の宿ヴィレッジ安曇野へ向かう。此処は入浴料金が550円とリーズナブルなので、よく利用している施設です。

 お風呂に入って三日分の汗と疲れを流すと、生き返ったような気分になる。幸い右膝の傷も出血が止まっている。ソコソコ天気にも恵まれた三日間の山旅は、存分に楽しむ事ができました。後期高齢者目前の私だが、70代まだまだ青春です。

 

 

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北ア、常念山脈縦走2日目(蝶ヶ岳~常念岳~大天荘テント場)

2022年09月17日 | 山歩き

9月13日(火)     天気=晴れ時々曇り一時雨

05:28蝶ヶ岳ヒュッテ➜ 05:51横尾分岐➜ 06:06~22蝶槍➜ 07:12~252592mピーク➜ 07:56~08:092512mピーク➜ 09:32~45常念岳➜ 10:24~47常念小屋➜ 13:24大天荘テント場

 

 朝4時前に起床した。外はまだ暗いし寒いので、寝袋から出るのにちょいと勇気がいる。朝飯は具無しのインスタントラーメンと漬物少々だけ、ちっとも美味くは無いが、麺はエネルギー補給、汁は塩分補給の為と思って食べている。

 テントを撤収して蝶ヶ岳テント場を出発したのは5時半頃、丁度朝陽が出る時間だったが、雲が多くて見栄えのしない日の出だった。広々とした尾根を20分余歩くと横尾へ降る道が左へ分岐していた。

蝶ヶ岳の日の出

 分岐からしばらく歩いて槍ヶ岳のミニチュア版みたいな蝶槍に着く。昨日長塀尾根コースですれ違った女性から、「蝶槍付近で熊を見たので気をつけて」と言われたのだが、幸いにして熊さんと遭遇する事は無く、代わりに雷鳥夫婦と出会えたのはラッキーだった。

蝶槍ピーク

蝶槍で見かけた雷鳥夫婦

 蝶槍から常念岳までの間には2592m峰と2512m峰の二つピークがあり、このアップダウンがけっこう厳しかった。2512m峰を越えるといよいよ常念岳に向かって標高差約360mの登りが始まる。

2592m峰山頂から蝶槍方面

2512m山頂から常念岳

 忍の心で急な山道を黙々と登り、2512m峰から約1時間半ほどで常念岳(2,857m)の山頂へ達した。岩が積み重なったような山頂からは360度の展望で、雲は多めながらも槍穂高連峰を始め北アルプスの山々が望まれた。

常念岳への登り

常念岳山頂

山頂から穂高連峰方面

 山頂を後にすると40分程の降りで、10:24に常念小屋へ着いた。軽食でもと思ったが、「食事は11時から」と小屋の人に言われる。仕方ないのでガーリックポテトとポカリスエットを売店で買い栄養補給する。

常念岳から常念小屋への降り

常念小屋

 常念小屋を出発すると、今度は大天井岳に向かって登りになる。しかし常念岳への登りに比べれば、こちらの方がだいぶ楽な道だ。横通岳の肩まで達すると、その後は緩やかで歩き易い道になった。

横通岳への登りから常念小屋方面

 横通岳を過ぎると次は東天井岳への登り、山頂まで随分遠く高く感じたが、思ってたより早く東天井岳の肩へ登り着いた。此処を過ぎると、目指す大天井岳が姿を現した。

横通岳から東天井岳(左奥)へは緩やかな道

東天井岳を越えると奥に大天井岳が見えた

 緩やかに登って行くと遠くに大天荘の建物が小さく見え、午後1時半頃に大天荘のテント場に到着した。蝶ヶ岳のテント場も良かったが、ここのテント場も広々として眺めが良くとても快適な環境だ。

大天荘の建物が見えてきた(小屋の奥が大天井岳山頂)

大天荘

大天荘のテント場

 テント設営しビールを飲んでいたら、パラパラと雨が降り出した。しかし雨は本降りにはならず、夕刻には陽射しも戻ってきた。夕食を終えると安曇野の里が見下ろせる東側稜線に移動して、スマホでブログを作成し妻へ無事を連絡した。

テント場から夕暮れの槍ヶ岳

 朝が早いので、今日も午後6時半過ぎには寝袋へ潜り込む。此処は蝶ヶ岳より200mばかり標高が高いので、その分だけ寒い夜になった。

 

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北ア、常念山脈縦走1日目(上高地~蝶ヶ岳)

2022年09月15日 | 山歩き

9月12日(月)     天気=晴れ時々曇り

08:31上高地➜ 09:14~18明神➜ 10:00 ~25 徳沢➜ 13:23長塀山➜ 14:12~14蝶ヶ岳➜ 14:16蝶ヶ岳ヒュッテテント場

 

 昨夜は梓川サービスエリアで車中泊、今朝方穂高町営の無料駐車場に車を停めて、電車とバスを乗り継ぎ朝8時過ぎに上高地へやってきた。バスターミナルから少し歩いて梓川に架かる河童橋に着く。

上高地バスターミナル

 橋上から眺める穂高連峰の眺めは、相変わらず素晴らしい。観光遊覧の人達が「ワァ凄~い」何て歓声を上げてる傍で、「その凄い所へ俺は行くんだぞ」とザックを背負い自意識過剰なモチベーションで、上高地から自然探勝路を徳沢へと出発する。

河童橋から穂高連峰の眺め

探勝路入口の歩行者への注意標識

 梓川沿いの自然探勝路は歩き易い平坦な道だが観光の人も多く、「シロートさんに負けるわけには行かねえ」と少し気負って歩いたので、徳沢に着いた時には身体が汗ばんでいた。

梓川河畔から明神岳の眺め

徳沢の徳沢園売店兼食堂(ソフトクリームが一番人気)

 徳沢園の食堂で何か軽食でもと思ったが、店内は混雑して注文しても待たされそうなので、コーヒーだけ頼んで行動食でお腹を満たした。徳沢からいよいよ登山の開始、長塀山まで標高差1000mの長い登りが続く。

徳沢の蝶ヶ岳登山道入り口

 長塀尾根コースは、蝶ヶ岳手前まで樹林帯で展望は無く単調な道程です。若い頃の気分で「蝶ヶ岳に早く着いたら、今日のうちに常念小屋まで行っちゃおうか」何て夢想したが、その目論見は長塀尾根を歩き始めてすぐに吹っ飛んだ。

長塀尾根コース中間点の道標

 重いザックが肩に食い込み、脚は上がらず汗ばかりが噴き出す。「汗が出るのは若い証拠」何て言う余裕も無い。そんな私の横を蝶ヶ岳から下山の人が何人も、「こんにちわ」と声を掛けてすれ違う。「イイなあ重力に引かれて降る人は・・」

コースの途中には池塘もあった

 徳沢から約3時間で長塀山(2565m)に着いた。なんだかんだ言いながら、コースタイムより少ない時間で来られたからまあいいか。長塀山からは途中に池塘などもある緩やかな道なので余裕もでてきた。

長塀山山頂(展望無し)

 やがて森林限界を超え稜線間近の道をジグザグに登ると、蝶ヶ岳(2677m)の山頂へ着いた。雲は多めながらも360度の大展望で、槍穂高連峰の山波が素晴らしい眺めです。

蝶ヶ岳山頂間近

蝶ヶ岳山頂

 山頂直下に蝶ヶ岳ヒュッテが建ち、その横のテント場でテントの設営に取り掛かる。直に狭いながらも快適なマイホームが完成しました。夕食まで一時、テントの中から雄大な山々を眺めつつ飲むビールの何と美味な事、これぞ至福の時間です。

テント設営

蝶ヶ岳ヒュッテと奥に常念岳

夕暮れ迫る槍穂高連峰

 夕食はレトルトカレーにレトルト煮つけと漬物、みそ汁の簡素なメニューだったが、お腹ペコペコだったので美味しく頂けました。夕食後は安曇野の里が望める稜線の東側(通信電波が届くので)に移動して、スマホでブログを書いたり、妻へ連絡したりした。

安曇野山麓の眺め

日没寸前に、西から東の空へ黒い光りの筋が伸びた(穂高連峰の山影だろうか?)

 午後6時半過ぎにはテントに入り、寝袋に潜って横になった。夜半時折ゴロゴロという雷鳴が聞こえテントの布地越しに光ってはいたけれど、雨も降らず快適に眠る事ができました。

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今日は常念岳を越えて大天井岳のテント場まで縦走

2022年09月13日 | 山歩き

9月13日(火)           天気=曇り時々晴れ一時雨

0531蝶ヶ岳テント場➜ 0932~0945常念岳➜ 1324大天井岳テント場

 

蝶ヶ岳から常念岳を越えて大天井岳のテント場までやって来ました。若い頃には上高地からたった1日で大天井岳まで歩いた事もあったけど、この歳になると2日がかりでやっとこさです。体力が落ちた分だけ、山が高く険しく見えてきます。

でももうすぐ後期高齢者になろうかという歳になつても、テント担いで北アルプスの稜線を歩けるのは、ありがたい事だと感謝感激です。明日は燕岳を登ってから、中房温泉へ下山する予定です。早く温泉に入って汗だらけの身体をスッキリさせたい。

常念岳から穂高連峰の眺め

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北アルプス、今宵は蝶ヶ岳でテント泊

2022年09月12日 | 山歩き

9月12日(月)

0831上高地➜1000~1025徳沢➜1412蝶ヶ岳

昨日は梓川サービスエリアで車中泊、今朝方上高地へやって来た。久しぶりに見る穂高連峰の眺めが相変わらず素晴らしい。

上高地から梓川沿いに徳沢まで歩く。幕営装備を背負って徳沢から長塀山まで続く標高差1000mの長い登りがきつかった。午後2時過ぎ大汗掻いて何とか蝶ヶ岳のテント場に到着した。

久しぶりに北アルプスでのテント泊、槍穂高連峰を眺めつつ缶ビールを飲む気分は最高ビールは最高です明日は常念岳を超えて、大天井岳まで縦走の予定です。

なお登山の詳細は後日のブログで紹介します。

蝶ヶ岳から雲湧く槍ヶ岳

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戻り梅雨明けを知らせる?中秋の名月

2022年09月11日 | 天文

 9月10日(土)

 今宵は「中秋の名月」が見られる日、夕刻東の空は雲に覆われていたが、その雲も日没後には薄らいで午後8時頃にはパールホワイトの満月が輝いていた。

 天気予報を見ると今後はしばらく好天が続きそうで、中秋の名月を境に戻り梅雨明け(こんな天気用語あるのかどうか知らないが)したような感じです。

 猛暑も遠のいたし、山歩きには快適な季節がやって来たようです。紅葉で山が混雑する前に、テントを担いで北アルプスの山稜でも歩いてみたくなりました。

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小野寺史寛さんの「みつばの郵便屋さん」は心温まる小説です。

2022年09月09日 | 読書

 私が第一の趣味とする読書の中で、今一番はまっているのが小野寺史寛さんの小説です。彼の作品の良いところは登場人物の殆どが善良な人々で、優しさと人情満ち溢れたストーリーだから、読み終えて心が温かくなるからです。

 今回図書館で借りて来て読んだ「みつばの郵便屋さん」という本も。彼らしい優しさと人情に満ち溢れた小説でした。物語の主人公は郵便物を配達する郵便局員、25歳の心優しき青年です。郵便局員何て地味な設定だが、そこを小野寺史寛らしい温かくホッコリとした作品に仕立ています。

 郵便局員の「平本秋宏」はどこにでもいるような平凡な青年だが、真面目で優しい人柄が誰にでも好かれている。そんな彼には他人とは違う秘密が一つある。それは彼が、芸能界で誰もが知る超人気タレント「春行」の弟だという事実です。

 兄の栄光に惑わされる事も無く、秋宏は日々地味な郵便配達の仕事に励む。そんな彼といろんな事情を抱えた地域の人々との心触れ合う交流と絆に、読んでいて心が温かくなってきます。

 兄から芸能界への誘いを受けたけれどそれを断った秋宏君、ラスト―シーンになっても相変わらず真面目に郵便局の仕事に励んでいる。配達先のアクシデントで知り合った、三好たまきさんとの小さな恋の炎が実ればいいなあと思いつつ本を読み終えました。

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1ドル=140円超えのドル高、悔しくて夜も眠れない。

2022年09月07日 | 日記

 ウクライナ紛争が引き金になったのか、今年になってドルが円に対して急激に高騰し、1ドル=140円の大台を超えてしまった。人生「たら・・れば」で後悔しても仕方が無いのだが、この円安ドル高には些か悔しい思いをしています。

 20年以上昔の話だが、その頃から日本の少子高齢化が問題になっていた。「このままでは日本の国力は衰退し、どんどん円安が進むだろう」と予測した私は、その頃りそな銀行が宣伝していた高金利の米国ドル建て外貨定期貯金を、投資目的で購入した。

 ところが私の意に反してその後円安は進まず、それどころか10数年前民主政権時代には1ドル=75円の史上最高値の円高になってしまった。

 何時か円安になったら解約しようと、塩漬け状態で持ち続けていた外貨定期貯金だったが、去年11月1ドルが115円の時にシビレを切らしてりそな銀行で全額を解約した。

 それでも年利にすれば0.4%、約16万円余の利益が出たので、自分なりには納得していた。しかし、それからたった10ヶ月で1ドルが25円も値上がりし、140円を超えるドル高になろうとは思いもしなかった。

 去年のあの時解約を思い留まっていたら、今年の今頃解約してれば、更に50万円の利益が出たのに、それを思うと悔やんでも悔やみきれず、思い返すと夜も眠れない。・・・

プーチンのバカ野郎

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北の空で虹と雷の競演

2022年09月05日 | 日記

 9月1日(木)

 このところ、戻り梅雨のようなぐずついた天気が続いている。今日も停滞前線が日本列島に横たわり、雨模様の天気になった。その雨も夕刻には止んで、西陽が地上を紅く照らし、東の空に虹のアーチが架かった。


 虹が架かればその後天気は良くなるものだが、この日は虹の彼方にまだ雨雲が広がっており、ゴロゴロと雷鳴も小さく聞こえていた。虹を眺めつつビデオで撮影していたら、北の空がピカッと光って、虹と雷が競演するレアな写真を撮る事ができました。


 陽が沈み虹が消えると再び上空に雨雲が広がり、シトシト雨の降る夜となった。戻り梅雨は何時頃明けるのだろうか。気象庁に問い合わせたてみたい気もするが、今年の梅雨明け日さへ当てられないんじゃ聞いても無駄かも知れません。

 

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南会津~鬼怒川温泉を観光ドライブ

2022年09月03日 | 旅行

8月31日(水)

 裏磐梯高原の朝を迎えた。窓から外を眺めると磐梯山も姿を見せ、雲が多めながらも昨日よりは良い天気、これなら山へ行けそうだと思ったが、「温泉に入ってゆったりしたら、山を登る気がしなくなった」と妻が言う。「この根性無しが」と文句の一つも言いたかったが、私は優しく「そうだね。じゃ今日も観光しながら帰ろうか」と微笑んだ。

 という訳で、今日も裏磐梯から南会津~鬼怒川温泉~鹿沼市の一般道をドライブして、東北道栃木インターから高速道路で我家へ戻りました。その内容を下記の写真で、ザッとご紹介してみます。

裏磐梯高原の朝、チラリと磐梯山が見えた。

磐梯山ゴールドラインから見下ろす猪苗代湖

磐梯山山麓に建つ榮川(エイセン)酒蔵の蔵元

(お城ような建物だったので立ち寄った。工場内を見物でき、直営売店の店員さんが感じ良かったのでお土産に日本酒と漬物を買った)

大内宿と共に南会津の名所である「塔のへつり」

同 上(妻が見た事が無いと言うので立ち寄った。一見の価値ある渓谷だが、残念ながら入口の土産物屋や食堂の呼び込みが雰囲気を安っぽいものにしていた)

尾瀬の福島川玄関口でもある道の駅「たじま」は、何度か車中泊をした所、いつ来ても賑わってる

道の駅「湯西川」(施設内に日帰り温泉があり、又水陸両用バスで五十里湖の遊覧クルージングを楽しむ事もできるユニークな道の駅

鬼怒川温泉街の真ん中を流れる鬼怒川渓谷(左側の建物は廃業したホテル群で、少しうら寂しい風景です)

東北道、羽生パーキングエリア上りの江戸の街並みを再現した「鬼平江戸処」(初めて訪れたが遊び心があって楽しい商業施設です)

 

※ 旅行日程を一日前後にずらせば山に登れたかもしれないが、今回みたいに観光だけの旅もそれなりに楽しめました・・・。

 

 

 

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