Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

小川和紙マラソンに備え1時間走にチャレンジ

2014年11月29日 | マラソン

 11月29日(土)

 先日ユネスコの無形文化遺産に埼玉県小川町の和紙が選出されたが、その小川町で開催される小川和紙マラソン大会が2週間後(12月14日)にせまった。この大会に私は十数年前から毎回参加しているのだが、ここ2年は体調不良で棄権している。

 今年は10キロの部にエントリーしているのだが、最近は発掘の仕事とテニスに時間を取られ殆どランニングをやっていない。テニスの時間をランニングの練習に廻せばよいのだけど、テニスの方が文句無く楽しいから辛いランニングをヤル気にはならないのだ。

 今日は雨でテニスもできないし久方ぶりに1時間走にチャレンジしてみた。思ったより脚が軽快で、走り終えてもそんなに疲れを感じない。過去2回は大会直前に腰痛を発症して棄権してるので、後は体調管理さへ気をつければ何とかなりそうだ。

 三度目の正直で今年こそ絶対完走したいと思う。10キロに自信が持てれば次はハーフ、そして最終的には再びフルマラソンの完走を目指して頑張りたい。それが60代後半に突入した私の野望です。

 

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先日長野で発生した断層地震

2014年11月28日 | 日記

11月27日(木)

 

 信州安曇野は、日本中で私が一番好きな場所だ。何しろ目の前に北アルプスの雄峰が連なっているし、周辺には幾つもビッグなスキー場があり、夏は登山、冬はスキーが楽しめる。おまけにイイ~温泉が一杯ある。そんな私にとっちゃユートピアのような安曇野が先日地震に襲われた。

 その時安曇野の古民家に滞在していた山の先輩 I さんは大丈夫かなとちょっと心配したが、彼のブログを見ると殆ど被害は無かったようだ。ブログには又、被害の大きかった神城地区の被災写真も掲載しており、地震の猛威を物語っている。

  I さんの古民家と神城地区との距離は精々20キロ程しか離れてないと思うが、被災状況の違いは驚くばかり、今回の地震は「神城断層地震」と名付けられたようだけど、局所的に被害が集中するのが断層地震の特徴なんだろうか。

 その I さん、所有する古民家を被災者の方へと白馬村に提供を申し出たそうだ。役場の話では白馬村には別荘や宿泊施設が多数あるし、被災地域も限定されているので現時点では住宅の必要数は事足りているようである。

 しかし自分の家を提供する何て凄いなあ。普通の人は躊躇して中々できない事だ。先の東北大震災の時だって、セカンドハウスを被災者にと提供を申し出ているし、一見気難しげな I さんだけど人道的行動をサッと決断できる人間性に人柄の上質さが窺え敬服するばかりです。

 このブログをもし見ていたら、 I さん上目づかいにメガネをキラリと光らせて「F君おべんちゃら何て言うもんじゃないよ。」とシニカルな言葉が返ってくるかも知れない。

地震で飛び出たマンホール( I さんのブログより)

 損壊した家屋(同上)

 地表に出た断層(同上)

 

 

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今日も雨で仕事は中止、上野の国立科学博物館で開催中の「ヒカリ展」を見に行った。

2014年11月26日 | 日記

 11月26日(水)

 今日も朝から雨で仕事は中止になった。仕事に行く朝はいつも億劫なんだけど、無いなら無いでこれまた気が削がれた思いがする。一日ボーッとするのも何だし、丁度新聞販売店から貰ったチケットがあったので上野の国立科学博物館で開催している「ヒカリ展」を観に行った。

 氷雨に濡れる上野公園は人気も疎ら、館内も程良い込み具合だった。この催しでは「宇宙」「生物」「鉱物」そして「文明の明り」等様々な光が、展示紹介されていて見所も多かった。

 印象的だったのは立体メガネで見る「オーロラ映像」、リアルで迫力があった。そして暗躍で光る鉱物石や動植物、現代科学に貢献する光の技術も面白かった。

 約1時間程で見学を終えたので銀座辺りまでブラブラ歩こうかと思ったのだが、雨風が強くしかも寒いのでこりゃ無理だと悟り、慌てて上野駅へ引きかえした。

 久し振りに都内へ出掛けたのに、展示会の見学だけで終わったのは安からぬ交通費を考えると一寸勿体なかった。明日も仕事が中止になると三日連続、お給金が減ってオマンマの食い上げだ。

 日本で初めて天体写真を撮った望遠鏡(明治時代にこんな立派な望遠鏡があったとは驚きだ。)

日本も参加して計画されている30m口径、世界最大のTMT望遠鏡(レプリカ)

光る鉱石(照明時)

同じく(暗闇時)

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今日は映画「インターステラー」を観た。

2014年11月25日 | 映画・コンサート

 11月25日(火)

 遺跡発掘の仕事が雨の為、急遽中止になった。さて余った時間どうしようか。そこで今日も映画館へ行った。昨日は観たい映画が無かったと言ったが、実は「インターステラー」というアメリカ映画に興味があった。でも上映スケジュールが合わず観る事ができなかったのだ。

 この映画は宇宙を舞台にした壮大なSFドラマ、「近未来の地球は重力の変動に伴う環境の悪化で、食糧難と大気の酸素不足が進み人類滅亡の危機が迫っていた。主人公の元宇宙飛行士クーパーは人類が生存できる星を求めて宇宙の彼方へと決死の旅立ちに出る。

 この映画、宇宙の映像が実に美しい。ワーム・ホール(時の道穴)やブラックホール等一見荒唐無稽とも思えるシーンも登場するが、映像の力と主演俳優の演技力で映画の中にグイグイ惹きこまれる。主人公と愛する娘の感動の再会もあり、終末は思わぬ展開へと物語りは進んでいく。3時間の長編だが、最後まで緊迫の糸が途切れる事はなかった。

 昨日観た「紙の月」がガッカリさせられただけに、この映画の素晴らしさが一層際立ち、私が審査員ならばアカデミー作品賞の大本命ですね。

 やっぱり映画はトキメキが無くては面白くない。まあそれにしても二日続けて映画三昧、「俺って暇人だねぇ~」と自分でもつくづく思う。ポイントが溜まって次はタダで観れるから又行かなくっちゃネ。

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映画「紙と月」を観て

2014年11月24日 | 映画・コンサート

 11月24日(月)

 今日映画館へ行ってきたが観たいと思うものが無く、消極的選択で「紙と月」を観た。この映画は直木賞作家、角田光代さんの小説を映画化したもので最近演技派に変身した宮沢りえさんが注目されている。

 宮沢りえ扮する主人公「梨花」は洒落た戸建の持家でエリートの夫と二人暮し、契約社員として勤める銀行で、ふとした事から顧客の金を横領し、その金を若い愛人男性に貢ぎ浪費する。やがて横領が発覚し梨花は銀行から逃亡するというようなあらすじだ。

 映画の内容は、普通の女性がアッケなく人生の落伍者になってしまうという人間の心の脆さ弱さを表現したいのだと思うが、観ていてだんだんイライラしてきた。何であんな男に溺れるのか、金に困ってる訳でも無いのに何で安易に横領しちゃうのか、ストーリーがウジウジしていて鬱陶しい。

 それに主演の宮沢りえさん、せっかくの美形なのに激ヤセで女性の色気を全然感じない。映画の中の濡れ場シーンも、色っぽさに欠けて痛々しく思える程、「りえさん演技力はそれ程無くてもいいから、もちっと色気を磨きなさいよ。観客(男)はその方が喜ぶんだから。」とアドバイスしたくなった。

 こういう心の微妙な葛藤を描く映画が良いという人もいるのだろうけど、私的にはこの映画、スッキリ感が無くて楽しめなかった。小説で読めば、又違った感じになるのだろうが。やっぱり自分が観たいと思う映画じゃなくちゃだめだね。

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突然の地震、そして突然の解散

2014年11月23日 | 日記

 11月23日(日)

 昨晩の突然の地震には驚いた。安曇野の古民家に滞在中の岳友 I さんにメールを送った直後だったのだが、 I さん大丈夫だっただろうか。マアあの古民家は頑丈な建材使ってるから潰れやしないだろうけど。

 突然と言えば衆議院の解散も突然だった。私は投票日マラソン大会に参加する予定なのに迷惑な話である。しかしこの解散を受けた野党の対応には心底ガッカリした。

 各野党、口を揃えて「大義なき解散」と批判している。金持ち大企業優先の「アベノミクス」、庶民を圧迫する「消費税アップ」、言論を抑圧する「秘密保護法」更には「集団的自衛権」「原発再始動」等々悪政?の数々、これを打倒するという立派な大義があるではないか。

 今の衆参両院は与党安定多数の現状で、「横綱と序の口」、「ボクシング世界チャンピオンと四回戦ボーイ」の違い、せっかく敵将が塩を投げてくれたのに「何故解散するの?」とはバカじゃないの、だからどこの野党も離合集散ばかりやってるんだよ。

 最大野党の民主党、海江田さんも「安倍さんの政策は古いんです。これからは中間層を大幅に増やさなくちゃいけません。」何て言ってるけど、だからア~増やす為にはどうすればいいかを知りたいんだよ。「アベノミクス」の向こうを張って「カイエダノミクス」くらいブチ上げてみろよと言いたいネ。

 その点プロレタリアート独裁を目指す共産党は筋金入りだ。「絶好のチャンス到来」と言ってヤル気満々、この根性、他の野党は見習いなさいよ。だけど中国みたいな国になられては困るから、絶対投票しないけどね。

 まあ今回の選挙、私の予測じゃ与党が強いと言うより野党がだらしなさ過ぎて自民・公明で過半数を取ってしまいそうな雰囲気、それがいいのか悪いのは別にして。

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秋晴れの下で芋煮会

2014年11月21日 | 日記

 11月21日(金)

 気持ちの良い秋晴れの下、今日私の所属するサークルの芋煮会が行なわれた。下記の写真に写った面々の風貌から市民農園のメンバーと思われるかも知れないが、実はテニスクラブのメンバーなのです。

 皆さんラケットより鍬を持つ方が似合いそうだが、まあシブといテニスをやります。流石に長年シブとい人生を生き抜いてこられただけの事はありますネ。打ち返す球も実にひにくれてて、これも性格がなせる・・・・アッこれ以上言うと次回行った時仲間外れにされそうなので、この辺で差し控えます。本当は皆さんグッド・プレイヤーと言いたかったんですよ。(このブログを見ている人もいるので)

 芋煮会を終えた午後は、酔いどれテニスとなり、そのだみ声にご近所から苦情の通報がありはしないかと気の弱い私はハラハラしながらプレーした。

 今の私は「山登り」と「テニス」を楽しみの両輪に、「遺跡発掘作業」と「ブログ」をスパイスにして人生を過ごしているような気がします。その機会を与えてくれているテニスクラブのメンバーには多謝感謝です。

 芋煮鍋を作ってくれるMさん(左)と美味しいおにぎりを持参してくれたTさん(右)

 テニスサークルの面々

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天皇陛下の車が遺跡発掘現場の傍の関越道を通過した。

2014年11月20日 | 日記

 11月20日(木)

 今日遺跡発掘の作業をしていたら、傍の関越道降り下り線を天皇陛下の車列が通り過ぎて行った。 陛下がお車で行啓あそばす時、乗車されたお車を中心に前後10キロ程は一般車通行禁止になり、上空には警備のヘリが飛ぶという仰々しい行列になる事を初めて知った。

 最後列のパトカーの後ろにノロノロ運転の渋滞車両が延々と続いていたが、渋滞車両のドライバーの中には「このクソ忙しい時に」と陛下に対し不遜な思いを抱く不謹慎な輩もいるのではと余計な心配までしてしまった。

 両陛下が乗車されたお車が通過した時は思わず両手を振ってしまったが、ここは45度以上腰を屈した栄誉の礼をもってお見送りすべきでなかったかと軽々しい行動を自戒した。

 普段は皇室に無関心な私も陛下がお見えになると知っただけで特別な思いに至るのは、やはり心の中に皇室を敬う日本人のアイデンティティーが息づいているからなのだろうか。

 それからもう一つ、赤茶けた遺跡発掘現場から両手を振る薄汚れた服装の老プロレタリアートの姿を、両陛下はお認めになられたであろうかとそれも若干気に懸る。

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特技を持たぬ若者に非情な社会

2014年11月19日 | 日記

 11月19日(水)

 此処数日、急に冬めいてきた。朝仕事で遺跡発掘現場に行くとき吹く強い西風に、自転車のペダルが重くかつ寒さで一寸辛いものがある。そんな現場に今や200名近い人が働いている。

 多くは私と同年輩の中高年だが、若い人も若干いる。皆一様に明るい普通の若者で最初は大学生のアルバイトかと思ったが、聞いてみると「仕事が無いからここで働いている。」更に「特技が何も無いので、正規に雇ってくれないんですよ。」と言う。

 考えてみれば私が若い頃は、就職した後必要に迫られて否応なしに特技を取らされたものだ。それが今は、特技を持たねば正社員になる道を絶たれてしまう。と状況が激変している。

 この遺跡発掘の仕事などフルに働いても月12~13万円位にしかならず、この金額じゃ自立など出来っこない。「ヤル気を出して特技を習得しろよ。」と口で言うのは容易いが、現実はそんなに容易くない。

 野心に燃える若者がいる一方、大半の若者は「別に苦労して偉くならなくてもソコソコ平穏に暮らせればよい。」と高望みしないのが現実ではないか。若い頃の私だってそうだった。

 ただ昔は、そんな若者でも受入れる包容力が企業にあった。しかし今は恩恵を受けるのは正社員だけ、非正規の従業員は消耗品or捨て駒扱いで特技など身に着く筈もない。これじゃ正社員と非正規の格差は広がるばかりで、その差は一生続く。全く非情な社会になったものだ。

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高倉健さん、突然の訃報

2014年11月18日 | 日記

 11月18日(火)

 今朝、朝日新聞の一面で「株急落終値1万7千円割れ」と経済の先行きを悲観的に報じていた。しかし数か月前は「株急騰ン年ぶりに1万5千円越え」と大喜びしていたではないか。

 その時より2千円も高いのにこの大騒ぎ、株に係らぬ大多数の庶民には大して興味の無い数字、凧揚げじゃあるまいし、上がった下がったとトップ記事にして大騒ぎする事か。まっ他に載せる記事がないという事で、平穏な世情の証かも知れないが。

 と思っていたら私が最も敬愛する映画俳優、高倉健さん突然の訃報が流れた。健さんは私の同郷の人でもあるし、その生き方、人間性全てが憧れの人でもあった。

 若かりし頃ヤクザ映画で活躍していた健さんはそれ程好きで無かったが、年齢を重ねていくにつれ銀幕に映る彼の存在感に惹かれ、特に映画「幸せの黄色いハンカチ」や「鉄道員」には泣かされた。もうその姿を見る事ができないのかと思うと、途方もなく淋しい。

 

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日本三百名山族

2014年11月17日 | 日記

 11月17日(月)

 最近若い人が増えてきたような気もするが、やはり今も登山者の主体は中高年で占められている。そんな中高年のよい目標になっているのが、「日本百名山」の登頂だ。

「日本百名山」とは山を愛した小説家の深田久弥氏が、自分の体験から日本各地の名山100座を選定したものだが、ある程度の経験、体力、時間があれば成就可能なので、程良い目標と言える。

 さて百名山を達成した人はどうするか。多くの人はその時点で満足するが、飽き足らぬ一部の人は、日本山岳会が選定した「日本三百名山」を目指すようだ。この勢力、私も時折出喰わすけれどある共通項があるように思う。

※団塊世代、それも男性が圧倒的に多い。

※一匹狼が主流で、多くは車で寝泊まりしながら登山をする。

※山で出喰わした時、「三百ですか?」と言えば話が通じ、三百名山の情報交換で話しが盛上る。

 と、上記のような特徴を持っており、私は彼らの事を「三百名山族」と仮称している。アレッ何か自分の事を言ってるような気がしてきた。

 皆さんに気を付けてもらいたいのは、彼らに出会った時うかつに山の話を投げ掛けぬ事だ。彼らが山を語り始めたらもう止まらない。自慢げなウンチク話のエンドレスに、辟易させられるのは間違い無いから。

 

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榛名山、掃部ヶ岳~杏ガ岳 

2014年11月16日 | 山歩き

 11月15(土)          天気=晴れ時々曇り

08:25掃部ヶ岳登山口→ 08:44~50硯岩→ 09:30~45掃部ヶ岳→ 10:04西峰→ 10:30耳岩→ 10:43~53杖の神峠→ 11:43~12:20杏ガ岳→ 13:13杖の神峠→ 14:00榛名湖畔

 

 

 山の会の仲間13名を乗せたマイクロバスはAM8時過ぎに国民宿舎榛名吾妻荘の脇にある登山口に着いた。バスを降りると標高1千mの清涼な空気が身を包み心地よい。軽い体操の後出発する。

 樹林帯の道を登り、20分足らずで硯岩に着く。此処は高さ40~50mの断崖絶壁で榛名湖展望の絶好ポイント円形の湖と少し傾いた台形の榛名富士が印象的だ。硯岩から分岐に戻り、掃部ヶ岳へ向かう。

 硯岩から榛名湖と榛名富士

 硯岩の岩壁

 この登りは、山頂近くまで木製階段が続いている。この階段できた当初は歩き易かったのだろうが、今は踏み場の盛り土が抜け落ち、障害物と化している。こんな役立たずの階段は無い方がましだ。

 障害物と化した階段

 階段の急登を終え、掃部ヶ岳(1449m)に着いた。此処が榛名山の最高峰、周囲の展望は効くが、高曇りの空にあまりパッとしない眺めだ。全員の記念写真を撮り、休憩の後、山頂を後にする。

 掃部ケ岳山頂

 しばらく笹に覆われた道のアップダウンが続く。途中の西峰のピークから小さくなった榛名湖が望まれた。更に進むと「耳岩」と呼ばれる怪岩が現れた。その姿は岩でできた鬼のようだ。

 笹に覆われた尾根道

 西峰から榛名湖

 耳岩の先の分岐で杖の神峠へと降る。これが中々の急降下、会員のTさんが転んで危うく転落しそうになりヒヤッとした。降り着いた峠には舗装された車道が通じている。此処で一息いれる。

 杖の神峠の道祖神

 道路を渡り杏ガ岳へと進む。峠から杏ガ岳までのコースは地図で見ると緩やかな道だが、実際に歩くと途中に二つのピークがありかなり急なアップダウンが続く。三番目のピークには小さな祠があり此処が山頂と思ったが、もう一つ先のピークが杏ガ岳(1292m)だった。

 杏が岳山頂

 展望は無いが草地の居心地良い山頂だ。此処でランチタイムとする。約40分の滞在後、全員で記念の写真を撮って、山頂を後に杖の神峠へ戻る。峠からは狭い車道を東へ向かい榛名湖畔へと降る。この車道は峠付近こそ舗装されているものの、大部分が荒れたダート道で四駆車以外は通行困難だろう。

 杖の神峠付近から榛名の山々

 約1時間足らずの林道歩きで榛名湖畔に戻った。その後登山口近くの国民宿舎榛名吾妻荘に立寄り入浴する。此処の温泉は5階にあり、広々とした浴槽と素晴らしい眺望ですっかり気に入った。料金も500円と安くお勧めだ。温泉を出ると伊香保温泉でお土産を買い、帰宅の途についた。案じていた帰りの高速渋滞にも遭わず陽の明るいうちに我が家へ戻る事ができた。

 今日は谷川岳付近まで雪雲に覆われる冬西高東低の天候だったが、その雲も榛名山までは到達せず風花が舞う程度で、寒々しい空気の中にも明るい日差しがあり心地よい登山日和だった。

 なお、今回の山行については山の会仲間のS夫妻が数日前に同じコースを踏破してその詳細をブログに載せており、この情報が随分役立った。S夫妻どうもありがとうございました。

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あとを絶たない振り込め詐欺

2014年11月14日 | 日記

 11月14日(金)

 私のブログの師匠である I さんが昨日のブログで先日NHKが放映した「振り込め詐欺特集」について取り上げていた。この番組は私も見ていたが、これだけ報道されているのに、そして毎度お馴染みの犯罪パターンなのにどうしてあんなに簡単に騙されちゃうのだろうと以前から不思議に思っていた。

 「金を盗られた後で子供や孫に連絡して騙されたと気付いた。」何て言ってるけど、順番逆だろと他人事ながら歯がゆくなる。それだけ詐欺師連中の手口が巧妙なのかも知れないが。

 それともう一つ、「老後破綻」が話題になり貧困に喘ぐお年寄りが問題になっている世の中だが、数百万~数千万の現金を即座に右から左へ動かせる金満のお年寄りも多く存在するのも、それもちょっとした驚きだ。

 昨日、その振り込め詐欺グループの一味が逮捕されたと報道された。何と12億円余の金を騙し取り豪遊三昧だったそうである。その悪知恵をもっと真っ当な事に使えよと腹立たしい限りだ。

 同じ悪党でも、江戸時代の「ネズミ小僧」みたいに義侠心溢れる悪党は居ないものだろうか。まあ義侠心があったら悪党にはならないのだろうけど。 

 もし居たならばお金持ちから奪った金で、日テレの24時間テレビ番組チャリティーみたいに福祉車両等を全国津々浦々の福祉施設にバンバン寄贈して、「愛は地球を救うオレオレ号」何て書かれた福祉車両が全国各地を走り廻り、アア有効利用されてるなあと案外感じ入るかも知れない。

 近所に大金持ちの頑固爺さんが居て「出すのは舌も嫌だ。」というようなドケチで嫌われ者だったら、その義賊に「イイカモの爺さんが居るよ。」と教えてやったりなんかして・・・・

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朝目覚めたら、幽玄な風景が広がっていた。

2014年11月13日 | 日記

11月13日(木)

 今朝目覚めて外を眺めると真っ白な霧が街を覆っていた。その中から朝日が顔をだし、一寸幽玄な雰囲気を醸し出していた。朝の冷え込みがもたらした風景のようである。

 11月に入って天気が安定し遺跡発掘の仕事は皆勤だ。ちょっとは雨が降って中止になってくれればいいのに、(こんな事書いたらイヤイヤ働いてるのがバレちゃうな。)

 ところで明後日又山に行ってきます。毎週毎週よく飽きネーなと思われるでしょうが、実はだいぶ飽きてきています。でも今回は所属する山の会の山行で、榛名湖の周りにある丘みたいな山をチョチョッと登るだけなので半分観光気分です。マイクロバスをチャーターして行くから温泉入って思い切りビールも飲めるし、湖畔の秋を楽しんできます。

 今朝の日の出

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長野県王滝村、小秀山登山

2014年11月11日 | 山歩き

10月31日(金)   天気=曇り後雨

06:48白川林道登山口→ 07:05防鹿ゲート→ 07:22フクロウ岩→ 08:13~33小秀山→ 09:07フクロウ岩→ 09:33白川林道登山口

 

 

 小秀山登山コース

 小秀山は御嶽山の西に聳える長野・岐阜県境の山だが、岐阜県側しか登山道が無いと思っていたが長野県王滝村側にも登山道があると知り、そちらから登る事にした。

 道の駅「木曽福島」で朝を迎え王滝村へと出発する。王滝村は御嶽山の南山麓に広がる鄙びた山間にあり、人口が1千人を切る小さな過疎の村でもある。そこが今回の御嶽山噴火で悲しい注目を浴びた。御嶽観光を主要産業とする地元にとっては大打撃で、一日も早い平穏を願うばかりである。

 小秀山登山口へは、王滝川沿いに白川林道を登って行く。狭いけれど全面舗装された快適な道だ。白巣峠手前の標高1300m地点に登山口がある。このコースは正規には登山道では無く林業用の作業道らしい。だから登山口に標識が無いので気をつけねば見過ごしてしまう。それでも登山口の向かいに車5~6台は停められそうな空き地があり、そこに車を停める。

 登山道から登山口を振り返る。(中央に小さく愛車が見えた。)

 登山口からしばらくはキツイ樹林帯の登りが続く。それも20分程で壊れかけた防鹿ゲートを通過すると傾斜も緩み展望が得られる。やがて樹林のピークを越えると前方に特徴のある岩塔が見えてくる。この岩はその形から「フクロウ岩」と呼ばれ、見せ場の少ないこのコースでは良い目印になっている。

 樹林のピーク先から登山道のある尾根(フクロウ岩が確認できる。)

 フクロウ岩

 フクロウ岩までで小秀山に至る登山道の約三分の一になる。そこから伐採された尾根をしばらく登ると再び樹林帯の道になり頂上まで続く。巨大な岩の下を通過すると山頂までは遠く無い。突然という感じで小秀山(1982m)の山頂に飛び出した。

 フクロウ岩上部から来た道を振り返る。

 山頂近くの巨大岩

 山頂には洒落た標識や写真案内板等が設置され、晴れていれば御嶽山の豪快な山容を眺望できるのだが、残念ながら今日は今にも雨が降りそうな天気で展望は全く無い。実を言えば怒れる御嶽山を間近で見てみたいという願いもあったが、「関東甲信越は雨」という天気予報を考えれば山頂を踏めただけでも良しとしよう。

 小秀山山頂

 山頂にある展望案内板

 山頂近くに避難小屋があったので覗いてみた。こちらも先日訪れた大笠山の避難小屋と同様に綺麗で良く整頓されている。もし避難小屋ベストテンがあれば、どちらも確実にトップテンに入るだろう。

 小秀山避難小屋

 いつ雨が降っておかしくない空模様なので山頂を後に急ぎ足で登山口へと降って行く。本当は年相応にゆったりと山を楽しみたいのだが、単独だといつもセカセカ歩きになってしまう。これではイカンといつも思うのだが、セッカチな性分なので中々直らない。

 車に戻ると御嶽山麓の「王滝の湯」に向かう。しかし行ってみたら閉まっている。この日帰り温泉は週末しか営業していないようだ。仕方ないので国道20号の小淵沢インター近くにある道の駅「信州蔦木宿」まで一般道をチンタラドライブし、併設されている日帰り温泉「蔦の湯」で入浴する。風呂から上がれば生ビールの誘惑耐え難くグイッと一杯やってしまったので、そのまま深夜まで休養し、夜中日付が変わる頃我が家へ戻った。

 

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