Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

聖〜赤石岳登山

2016年07月31日 | 登山

7月31日(日) 天気=晴れ

只今兎岳山頂、聖を越えて来ました。30年ぶりの聖〜赤石岳縦走、天幕山行できる体力が残っている事が超嬉しい。
南アルプスは雄大だ。身体はきついが気分は最高、そして眺めも最高です。
今宵は百間洞でテント泊、明日は赤石岳を越えて椹島へ下山の予定です。

 兎岳山頂

 

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明日から南アルプスヘ行って来ます。

2016年07月28日 | 日記

 7月28日(木)

 テロとは無縁平和ボケの日本で、障害者の大量殺戮という前代未聞の大事件が起きた。何故犯行を未然に防げなかったのかという声も聞くが、関係者を責めるのは酷ではなかろうか。思想言論の自由を認めた我国に於いて「危険な考えの持ち主」というだけでその者を拘束できず、それをやれば人権侵害になってしまう。まるで性質の悪いガンみたいな異分子を排除できない民主主義の限界というか無力を、こんな理不尽な事件が起きる度に思ってしまう。  

 じゃ逆に官憲が危険と判断したら誰でも拘束できる強権国家が良いかと言えばそれはそれでもっと困る。犯人の植松容疑者は「世の中の役に立たない障害者は抹殺すべき。」と主張してるようだが、ここが北朝鮮国で私が金正恩なら、「世の中を不安に陥れるこんな極悪人どもは、即刻無慈悲に処刑しろ。」と命令を出すところだ。こんな時マッコト民主主義とは歯がゆいものである。

 ところで明日南アルプスへ行って来ます。雄大な聖岳~赤石岳の山稜を久々にテント担いでの縦走だが、何しろ70歳間近の老齢なので身体が持つか若干心配だ。

聖岳

 赤石岳

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足指の爪は約1年で生え変わる。

2016年07月26日 | 日記

 7月26日(火)

 去年の夏は丸一ヶ月近く北海道で過ごし、念願のカムエクやペテガリ岳を登った。ペテガリ岳を登った8月13日は天気が安定せず、午後には猛烈な雨となった。登山口近くを流れるシュオマナイ沢が増水すると登山口へ戻れなくなるので、下山路となる沢を鬼の形相で駆け降り何とかシュオマナイ沢が増水する前に渡渉して無事登山口へ戻る事ができた。

 しかし無我夢中で降った代償として、渓流シューズを脱いだ親指は両方とも内出血し爪が全面真っ黒に変色していた。黒くなった爪はその後特に治療もせず自然治癒に任せていたのだが、剥がれもせず僅かづつだが根元の方から元の肌色へと変化していった。

 そしてあれから1年近く経った今改めて両親指を確認すると、黒い部分は先端部を僅かに残すばかりで殆ど普通の爪に戻っている。つまり足指の爪は約1年で生え変わるのだという事が身をもって分かった。

 

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古きロマンスを求めて「古代ギリシャ展」を鑑賞

2016年07月24日 | お出掛け

 7月24日(日)

 西日本の梅雨は明けたが、関東地方はスッキリしない空模様が続く。一昨日も朝から雨でテニスやジョギングをする事が出来なかった。新聞販売店から貰った「古代ギリシャ展」のチケットが期限切れ間近だったので、開催されている上野の国立博物館へと出掛ける事にした。

 上野駅を出て国立西洋美術館前を通ると沢山の人が入口で写真を撮っていた。此処は先日「世界文化遺産」に登録されたので、俄か人気が高まっているのだろう。素人眼にみれば何の変哲も無いビルで、むしろ国立博物館本館の方が風格と重みがあるようにおもうのだが・・・まあどうでもイイか。

 国立西洋美術館

 国立博物館本館

 古代ギリシャ展は国立博物館内の平成館で開催されていた。雨天のせいか今日はそれ程の人出は無い。「古代ギリシャ・時空を超えた旅」というのが展覧会のテーマで、紀元前6800年からローマ時代までの300点を越える貴重な品々が展示されていた。

 国立博物館平成館

 展示品は大理石の彫刻が多く、明るくカラッとした雰囲気でエーゲ海の気候を思わせる。(行った事も無いのによく言うよ。)又、金銀細工の装飾品も数多く展示され、会場をよりきらびやかなものにしていた。

 そう言えば昔の日本も「黄金の国ジパング」と呼ばれていたそうだが、複雑な地形で多数の島々があり火山や地震の多い事など、何処か日本と似た地勢の国でもあると感じた。

 広い館内の全ての展示品を観終えるのに1時間半を要した。大して歩いた訳でも無いのに脚が重い。フーッ芸術鑑賞とは疲れるもんである。古代ギリシャの息吹を目一杯浴びて国立博物館を後にした。

 帰宅途中、喉の渇きを覚えたので、池袋駅西口ロマンス通り飲み屋街に在る地下1階の値段の安そうな薄汚れた居酒屋に立寄った。古代ギリシャのロマンも悪くはないが、団塊世代の淋しいジジイには昭和のロマンが漂う池袋西口飲み屋街の方が正直居心地がよかった。

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昭文社から株主優待で道路マップが送られてきた。

2016年07月22日 | 日記

 7月22日(金)

 今年も「昭文社」から株主優待で道路マップ等の本が2冊送られてきた。私が昭文社の株を買ったのは13年前で、将来の株価値上がりを期待した訳では無い。ここが登山地図を発行する数少ない出版社だったからで、株主になれば少しでも安く入手できるのではと単純に思ったからだ。

 しかしインターネットの世の中で出版関係の会社は何処も苦戦を強いられており、ご多分にもれず「昭文社」も買った時に比べたら半値以下に株価が下がっている。保有しているのは株主優待の権利が生ずる最低限の100株だけなので、約8万円のマイナスだが株の取引きとしては失敗だった。

 でも株主優待の特典で地図関係の出版物(3~4千円程度)が毎年貰える。今年は「埼玉県道路地図」と「外国人に人気の観光スポット」というガイドブックが送られてきた。価格は併せて¥3700円、あと配当が¥1600円程あるから合計すると年に¥5300円程の見返りがある。

 だから15年程株を持ち続ければ、株の損失をペイできる計算になる。(会社が倒産しなければの話だが)今の時点で昭文社株を買えば¥53000円余で100株取得でき、それを10年間持ち続ければ元がとれる。そう考えれば昭文社株はお買い得と言えるかも知れない。増して地図が好きな人や必要な人なら尚更だ。

 銀行に1千万円預けても利息が年たったの800円程度しかないご時世、騙されたと思って昭文社株を買ってみちゃ如何ザンしょ。(暴落しても責任持てませんけど)

 ところで、下記写真の「埼玉県道路地図」は使用するが、「外国人に人気の日本の観光スポット」と古い「埼玉県道路地図」は処分予定なのでどなたか欲しい方は差し上げます。(但し手渡しできる方)

 株主優待で送られてきた昭文社の本

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東京都知事選挙を無責任に予想してみた。

2016年07月20日 | 日記

 7月20日(水)

 我が県の事ではないものの、主要な立候補者が三者三様の争いを演じて都知事選挙が俄然面白味を増してきた。前任の舛添さんが薄汚れた印象で辞任したので、知名度とクリーンなイメージから野党四党が推す鳥越さんが本命のように思える。小池さんは与党の公認を得られず苦しい戦いだが、日本人は「判官贔屓」で弱い立場の人を応援する傾向にあるから案外侮れぬかも知れない。増田さんは人の好いオジサン風で強烈な個性は無いものの、演説にもソツが無く手堅い行政手腕に期待が持てそうだ。

 昨日はフジテレビの情報番組で、その三者が生出演し討論会が行われた。その中で鳥越さんは小池さんの「病み上がりの人発言」をとり上げ感情露わに激怒したが、淑女?に対し本気で怒る姿は紳士の嗜みとしては些か大人げなくマイナスイメージでは無かったか。

 むしろ「心配はご無用このとおり元気です。それより私は小池さんのお肌の方が心配です。炎天下の遊説は少しお控えになった方がよろしいのでは」と笑ってチクリと嫌味で返した方が、視聴者に好印象を与えられたのではと些か残念だった。結局討論会で漁夫の利を得たのは、批判合戦の矢面に立たず自分の言いたい事だけしっかり喋ってた増田さんだったような気がする。

 さて選挙の結果はどうなるか?どうせ直接関係の無い事なので無責任に順位を予想してみると、「大穴狙いで第1位、小池さん、僅差で第2位、鳥越さん、続いて僅差で第3位、増田さん」当るかどうか7月31日の投票日が楽しみだ。

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妻の誕生日祝いであきる野市の「黒茶屋」へ

2016年07月18日 | お出掛け

 7月18日(月)

 60歳過ぎてからの誕生日などさほど嬉しくも無いが、無事この日まで生き長らえたのだと思えば少しは喜びもある。その※十※歳の誕生日を妻が迎えた。二人暮しゆえ知らぬふりでスルーする訳にもいかず、誕生日祝いの会食をする事にした。

 会食を予約した料理店はあきる野市の秋川渓谷沿いにある「黒茶屋」で、和風庭園の中に350年以上前の古民家を移築して建てられたとても風情のある和食会席のお店です。

 予約した時間に店内に入ると、趣のある個室に案内され約2時間ノンビリと寛いだ空間で食事ができます。地元産の川魚や食材を使った懐石料理風で、見た目も美しく和食好みの我々夫婦の舌に合い、とても美味です。料理はコース別で4千円~8千円程で、店構えの割にはリーズナブルな料金ではと思います。

 我家から遠く簡単に来れないのですが、我々夫婦は30年以上前から何か記念の折には年に数回のペースでこのお店を訪れています。数少ないお気に入りの料理店なので、ちょっと紹介をしてみました。

 黒茶屋の入口

 傍を流れ秋川(お店は左岸の上に建つ)

 店内のあずま屋

 藁葺き屋根のお土産店

 趣のある個室

 

 

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「インデペンデンス・ディ・リサージェンス」という米国映画は、K・M・Y

2016年07月16日 | 映画・コンサート

 7月15日(金)

 梅雨だから仕方のない事だけど、今日は一日中雨が降り続いている。こんな天気じゃテニスもジョギングもできないから暇つぶしに近所の映画館を訪れた。上映中の映画にあまり面白そうなものは無く、期待しないで「インデペンデンス・ディ・リサージェンス」という米国映画を観た。

 これは前作「インデペンデンス・ディ」の続編で、近未来人類と宇宙からの侵略者エイリアンとの壮絶な戦いを描いた壮大なSF映画です。何しろエイリアンの宇宙船が直径4000キロという凄さ、アメリカ本土を覆う程の巨大さだ。しかも彼等は重力を自在に操り、世界の大都市を次々と破壊していく。CG技術を駆使してその映像にも迫力がある。

 こう書けば随分面白そうに聞こえるが・・・期待しないで観ていて良かった。フィクションだから何でも有りと言ってしまえばそれまでだけど、内容があまりに荒唐無稽でお粗末、地峡存亡をかけたサスペンスのはずが、コメディ映画かと思えるほどだった。

 それに中国への露骨なゴマすりストーリーも引っかかる。地球防衛軍の月面防衛基地司令官や準ヒロインの美人パイロットは中国人、そう地球防衛軍は中国とアメリカの連合軍なのである。

 現実世界とのギャップに観ていて白々しくなってくる。今やハリウッドは中国資本に侵略されたのであろうか。それとも巨大中国市場を恐れているのであろうか。最近のハリウッド映画は皆この傾向にある。もしこの映画の3作目があるとすれば、きっと中国国家主席とアメリカ大統領が堅く握手を交わし共に地球防衛の最前線に立向かう場面が挿入されるだろう。

 映画を観終えた後の感想は、中国人女性パイロットがモデルのナナオさん似の凄い美人だった事くらい。女優、北川景子さんの旦那、DAIGOさん風に言うと「K・M・Y」→ 「こんな見なけりゃよかった。」

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熱中症の危険の中でのジョギング

2016年07月14日 | 日記

 7月14日(木)

 一頃巷で流行っていたガン黒、ルーズソックスの女子高生達、最近トンと見掛なくなった。同じガン黒顔のオジサンとしては少々淋しい思いがする。所詮あのアマッ娘どもは日焼けサロンで焼いたつけ刃、一時の流行に乗っただけだろう。長期に渡ってお陽さまを浴び続けた私の50年物天然ガン黒とは年期が違う。

 そのガン黒に磨きをかける為、今日もお陽さんがサンサンと照りつける中、屋外へジョギングに出掛けた。そんな私を諌めるように「ただ今、高温多湿で熱中症の危険が非常に高まっています。屋外での運動は極力控えてください。」と市のマイク放送が街中に響きわたる。

 フン、お上の言う事なんか信用できぬ。医者や学者の言う事だってあてにはならぬ。人間はそんなに柔なもんじゃない。鍛えりゃけっこう過酷な状況だって耐えられるのだ。諺にもあるでしょ。「無理を通せば道理引っ込む。」て、ん?ちょっと違うかな?

 上記のような信念を持つ私は、圧力に屈する事無く街中へ走り出す。しかし調子が良いのは僅か数刻ばかり、湿気と熱波の両面攻撃でたちまち身体が鉛のように重くなる。でもこの苦しさに耐えて30分程走り続けると、ア~ラ不思議何となく脚が軽くなり呼吸が楽になる。この現象を私は「ホット・ランナーズ・ハイ」と勝手に名付けている。

 だが45分辺りを過ぎると再び呼吸が辛くなり脚がズシンと重くなる。これはもう身体が限界に近づいた兆候で、見逃すと熱中症で救急車のお世話にもなりかねない。まあ「ジョギング中に熱中症であの世行き」何ていう結末もそんなに悪くは無いかも知れないが、新聞には「老人ランナー無謀なジョギング」と叩かれるだろうね。

 今日は結局1時間ほど走りヘトヘトになって我が家に戻ると、妻の「齢何だからいい加減にしてよ。」的冷たい視線に迎えられた。

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参議院選挙結果について一言

2016年07月12日 | 日記

 7月12日(火)

 一昨日の参議院選挙は、もう少し野党が頑張るかと思ったが、結果は自民・公明与党の圧勝に終わった。私思うに野党の敗因はあまりにも護憲に拘り過ぎていた為ではあるまいか。

 有権者の主流である一般庶民は、民進党や共産党の人達が考える程高邁でもなければ進歩的でもない。「如何に暮らし向きが良くなるか。」と自分らの身近な生活が一番の関心事で、腹の足しにもならぬ憲法問題など二の次、三の次の関心事に過ぎないのだ。

 安倍さんはそこんとこ判っていて、他党の挑発を一顧にせず「日本経済の活性化に、アベノミクス以外の道は無い。」と経済一本に絞って国民に訴えていた。有権者は「ホントーに大丈夫かいな。」と半信半疑ながらも、野党が魅力的な対案を示さぬから「まだ自民党の方がマシかな。」と投票したのではあるまいか。

 「安倍さんは憲法問題から逃げている。」と岡田さんは怒っていたけれど、そんなの甘いっーの。幾らきれいごと並べても議席を取れなきゃ意味ないっーの。民進党本当に猛省しないと、空中分解か社民党の二の舞になっちゃうよ。

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今回の参議院選、果たして行方は?

2016年07月10日 | 日記

 7月10日(日)

 暑い日差しが照りつける中、参議院選挙の投票に行った。今回から有権者の年齢が18歳に引き下げられたから少しは感じが変わるかと思ったが、中学校体育館に設けられた投票所はいつもの選挙と変らぬ閑散とした雰囲気だった。

 今回の選挙はどんな結果になるだろうか。個人的には自民党、民主党(違った民進党)が拮抗する二大政党が望ましい姿だと思うのだが、より頑張らなければならぬ民進党のやり方にどうも勢いが感じられない。

 安倍さんが「道は唯一つ、アベノミクスをやり抜くゾ」と今一つ実体の判らぬ政策を錦の御旗と声高に叫んでいるのに、対する岡田さんは「平和憲法護る為、三分の二議席は絶対阻止するゾ」とまるで大敗するのを恐れるかのような発言、何となく弱腰に見えてしまうのだ。

 自民党の掲げる「アベノミクス」か「アベノサカス」か知らないが、それは「筑波山麓、ガマの油」みたいなもんで本当に効いてるのかどうかは判らぬお題目、だったら民進党だって嘘でもいいから「オカダノザウルス」くらい宣言して大法螺吹けばよいのに、岡田さん真面目で堅物そうな人柄だから嘘は言えないのだろう。でもそれじゃ選挙に勝つのは難しいし政党のリーダーとしても些か物足らぬ。

 この調子だと岡田さんが恐れるように、本当に憲法改正勢力が三分の二を越えてしまうかも知れないが、それでは困る。いずれにして選挙の趨勢はどうなるのか気になるところだ。

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南ア、塩見岳登山詳細(2日目)

2016年07月08日 | 登山

7月6日(水)     天気=曇り後一時晴れ

04:55三伏峠小屋→ 05:06三伏山→ 05:50~06:04本谷山→ 06:56~07:09ゴーロ→ 07:37塩見小屋→ 08:42~46塩見岳西峰→ 08:49~09:15塩見岳東峰→ 10:14塩見小屋→ 10:35~47ゴーロ→11:48~59本谷山→ 12:40~58三伏山→ 13:07~09三伏小屋→ 13:24塩川コース分岐→14:22~30水場→ 14:22~30豊口山コル→ 15:06~10鳥倉登山口→ 15:45鳥倉林道ゲート

 

 慌ただしく朝食を済まし。朝5時前に出発する。小屋から50m程の所で道が左右に分岐する。右は荒川岳や赤石岳へ向かう道で、我々は塩見岳へ向かう左の道を進む。程なく三伏山のピークに着くが、濃い霧の中で何も見えぬ。雨を降らせそうな霧ではないが、今朝もスッキリしない天気だ。

 出発してすぐの分岐(塩見岳は左)

 樹林の尾根道を三伏山から緩やかに降り、今度は本谷山へ向けて緩やかに登って行く。三伏小屋から1時間で本谷山(2658m)に着いた。ここも霧の中で何の展望も無い。若い男性が1人休憩中で、聞くと千葉から来た人で昨日はテント泊、南アルプスは初めてだと言う。彼とはこの後、抜きつ抜かれつで歩く事になる。

 霧の本谷山山頂

 本谷山を緩やかに降り、権右衛門山の山腹を巻くように進んで行く。霧で薄暗いけれど道は明瞭で迷いようもない。途中重い荷を背負った若い女性に軽い足取りで追越された。小柄な身体なのに只者ではない強さだ。

 霧の中の登山道

 やがて岩のゴロゴロした権右衛門沢の源頭に着く。特に標識は無いが地図上にゴーロと記された地点で、ここから塩見小屋に向かって急登が始まる。30分程急登を頑張ると樹林帯を脱し、霧の中に佇む塩見小屋に着いた。

 霧の中の塩見小屋

 この先は森林限界を越えて、強風吹きすさぶ岩尾根の道を進んで行く。天狗岩から一旦降り山頂へ向け最後の急登になる。視界が殆ど無いので、踏み跡を慎重に辿って行く。危険と言う程ではないが、油断のならぬ岩場の道が続く。黙々と登っていたら前方に重荷を背負った女性の姿が見えた。流石に強者の彼女も岩場の連続に脚が重そうだ。やがて稜線の一角に到達し彼女に続いて塩見岳西峰(3047m)に到着した。50m先のガスが流れる合間に塩見岳東峰(3052m)が見えた。

 岩場の登り

 塩見岳西峰

 西峰から最高地点の塩見岳東峰

 最高地点の東峰に着くと一瞬ガスが切れ雲海が望めたが、次の瞬間には再び雲に覆われて山頂からの大展望を得る事は叶わなかった。それでも登頂できただけでも大満足だ。山頂に居合わせた重荷の女性に「何処まで行くの?」と訊ねたら、「今宵は熊ノ平でテント泊、最終的には甲斐駒を越えて黒戸尾根を下山したい。」と言う。若い彼女の勇気と体力気力に心底感心した。30分程滞在し山頂を後にする。

 塩見岳東峰山頂

 山頂からの雲海(緑服の人が重荷の女性)

 下山を開始すると千葉の男性が入れ違い登って来た。「山頂はすぐそこだよ。」と言ってエールを送る。天気はだんだん回復傾向のようで、天狗岩から一瞬遥か上に聳える塩見岳山頂部が見えた。

 山頂部付近の高山植物

 一瞬ガスの切れ間に山頂部が見えた

 天狗岩から山頂部

塩見小屋付近から下山の道

 樹林帯の道を辿って本谷山まで戻り振り返ると、塩見岳はすっかり晴れ上がり急峻な山容を天空に突き上げている。今山頂にいれば素晴らしい展望が得られただろうに一寸登るタイミングが早過ぎた。南アルプス北部の白根三山や仙丈ヶ岳や甲斐駒もここから望む事ができた。

 本谷山手前から塩見岳

 本谷山付近のシャクナゲ

 本谷山からの尾根道を緩やかに降って登り返し三伏山に山頂に着くと、三伏峠小屋のおネェーさんが1人佇んで周囲の景色を眺めていた。三伏山からの眺めは素晴らしく今日一番の展望だ。この景色を拝めただけでも登って来た甲斐があったというもんである。おネェーさんとしばらく山談義を交わしたが彼女は古い時代の三伏峠の事は知らず、30年前に私が登った正月山行の塩見岳登山の話を興味深げに聞いてくれた。

 三伏山山頂

 山頂から塩見岳

 山頂から仙丈ヶ岳(左奥)、本谷山(中央手前)、白根三山(右奥)

 山頂から三伏峠小屋

 三伏峠小屋に着いたのが午後1時過ぎ、今日の行動時間が8時間を超えているので私は此処でもう一泊してもよいかなと思ったが、「明日用事がある。」と妻が言うので鳥倉登山口へ下山を開始する。

 三伏峠小屋に戻る

 午後の時間には登る人の姿も殆ど無く、7人組の登山者ツアーの人達とすれ違っただけだった。下山の最後の頃は妻の脚は重そうで、歩みが滞りがちになった。車を停めている鳥倉林道ゲートに戻り着いたのは午後3時45分、今朝出発してから行動時間は約11時間だ。妻に体調を聞くと「最後の方は足腰が固まって動かなかった。」と応えた。70歳間近の老夫婦には過酷な一日だったようだ。

 塩川コース分岐手前の下山道から本谷山(中央)と塩見岳(右奥)

 降りの丸太桟橋(滑りそうで一寸難渋)

 やっと鳥倉林道ゲートに戻ってきた。

 車に乗ると小渋川沿いの小渋温泉赤石荘に向かう。料金が500円で雄大な山々を望む展望露天風呂があり、山の疲れを癒してくれる心地よい温泉であった。温泉を出ると帰宅の途につき、午後9時頃ようやく我が家に戻る事できた。塩見岳登山は30年ぶりであったが南アルプスの山並みは雄大で北アルプスとは違った良さがある。今度は南部の赤石岳や聖岳を登りたくなった。

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南アルプス、烏帽子岳~塩見岳登山詳細(1日目)

2016年07月07日 | 登山

7月5日(火)     天気=晴れ後一時雨

08:41鳥倉林道ゲート→ 09:23鳥倉登山口→ 10:26~37豊口山コル→ 11:15~18水場→ 11:41~47塩川コース分岐→ 12:08~17三伏峠小屋→ 12:48~50烏帽子岳→ 13:18三伏峠小屋

 

 早朝3時過ぎに起床して、4時5分前には圏央鶴ヶ島インターから圏央道に入った。4時前だと深夜割引で高速料金が3割安くなる。「早起きは2千円のトク」である。中央道、松川インターで降りると小渋川沿いに遡り大鹿村の豊倉林道ゲートには8時半頃到着した。ゲート前には広い駐車場と水洗トイレがあり、既に20台以上の車が停まっていた。

 豊倉林道ゲート前駐車場

 ここからゲート脇を抜けて、豊口山の山腹を巻く舗装された豊倉林道を歩いて行く。道沿いからは以前しらびそ峠から妻と二人で登った奥茶臼山が右手に前茶臼山を従えてクッキリと見える。40分程歩いて鳥倉登山口に着いた。ここにはバス停もあり、夏休み期間中はバスがここまで運行するようだ。

 舗装された豊倉林道を40分ほど歩く。

 林道から奥茶臼山方面

 鳥倉登山口

  ここから登山道が始まる。豊口山の山腹沿いに樹林帯の緩やかな登りが続く。一箇所ガレ場の脇を通過するが危険という程も無く登山口から1時間程で豊口山と南アルプス主脈を繋ぐ尾根上のコルに着いた。

 シダに覆われた樹林帯の登山道

 ガレ場の脇を通過

 豊口山コル(三伏峠へは右へ向かう)

 コルからは主脈へ延びる尾根の北側斜面のトラバース道になる。この道はガレ場が多くて随所に丸太の桟橋があり、それが前日の雨で濡れているから滑りそうだ。雨が降るとこのトラバース道は一寸難渋する。

 ガレ場に架かる丸太の桟橋

 豊口コルと塩川コース分岐の中間地点に、清冽な水が流れる「ほとけの水場」があった。豊倉コース唯一の貴重な水場で、実に美味い水で喉の渇きを癒してくれる。豊口コルから約1時間10分で塩川コースが左から合流した。昔は塩川コースが塩見岳登山のメインコースで、私も夏冬合わせて4~5回この道を歩いている。しかし今はアプローチの林道が崩壊して通行止めになっている。そのうち廃道になってしまうのでと少し淋しい気持ちになる。

 ほとけの水場

 塩川コース分岐(黄色のロープで入口が遮断されている。)

 塩川コース分岐から三伏峠まではジグザグの快適な道、20分程の歩きで三伏峠小屋に着いた。前回この峠に来たのは30年前、小屋は新館が新たに建てられている。感じの良いオネーさんが受付にいて宿泊の手続きをする。一泊2食付で¥8500円は、北アルプスの小屋より5百円~1千円安い。

 三伏峠小屋本館入口

 妻は明日に備えて小屋で休養すると言うので、私は時間も早い事だし空身で烏帽子岳へ向かう。烏帽子まで地図のコースタイムが55分となっていたから楽勝と思われたが意外と遠かった。それに灰色の雲がドンドン厚みを増して今にも雨が降りそうなので気が焦る。小屋から30分程で着いた烏帽子岳(2726m)の山頂は案の定すっぽりとガスに覆われ何にも見えぬ。写真を撮っただけでソソクサと山頂を後に小屋へと戻る。

 烏帽子岳へ向かう登山道

 烏帽子岳山頂

 今宵の宿泊客は20名程で、半数は今日塩見岳を登って来た人で、あとの半数が明日塩見岳へ向かう人だ。小屋の夕食はボリューム満点で大変美味しかった。星空を見たかったが午後以降小屋はズッとガスに包まれ、夕刻には激しい夕立があった。明日の好天を祈って午後7時過ぎに就寝する。

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南ア、塩見岳登山

2016年07月05日 | 登山

7月5日(火) 天気=曇り
0841登山口ゲート→1208三伏峠小屋

 久々の塩見岳、鳥倉コースを歩くのは初めて、登山口のゲート三伏峠の小屋まで約3時間半、変化のある快適な道だった。標高2600mの峠は上着が無いと寒い。下界の暑さが嘘のようだ。
 午後、私一人で烏帽子岳まで往復したが、ガスで景色が何も見えぬのが残念だった。明日は塩見岳を登る予定なので好天を願うばかりです。

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暑さ逃れに明日南アルプス塩見岳へ行ってきます。

2016年07月04日 | 日記

 7月4日(月)

 7月になったばかりだというのに、ここ数日の厳しい暑さはどうだろう。この調子だと今後続く夏最盛期には一体どれぐらいの猛暑になるのかと些か不安になってくる。

 昨日は暑さを逃れるべく冷房の効いた場所を求めて彷徨ったが、考える事は皆同じとみえて何処も超満員、図書館のソファーは満席で座れる場所が無い。ホームセンターでは駐車場が満杯で車を停められない。

 この暑さを逃れるにはどうしたらいいだろう。そうだ高い山へ行けばよいと思いつき、急きょ明日南アルプスの塩見岳へ行く事にした。一般的に標高が100m上がると気温は0.6度下がると言われている。塩見岳は3千m越えの山だから、下界が35度でも17度の計算になる。これなら充分涼しそうだ。

 塩見岳は若い頃に、山岳会の正月山行で山仲間と一緒に登った山だ。その記憶が鮮やかに残っている。あの時は吹雪の中、設営したテントの中で寒さに震えあがっていたけれど、今回はきっと爽やかな風が吹き抜けてくれるだろう。心配なのは天気だけだ。ブログ用の良い写真が撮れてくれればいいけれど。

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