2月1日(月) 天気=晴れ
08:48親鼻駅➝ 08:55登山道入口➝ 09:15車道出合➝ 09:50~59みはらし園地➝ 10:02美の山神社➝ 10:12榛名神社➝ 10:22~11:18美の山➝ 11:54~12:03聖神社➝ 12:07~12和銅黒谷駅➝ 13:02親花駅
山には行きたいが、緊急事態宣言で遠出し難い雰囲気になってきた。そこで近場の山ならよかろうと、山頂付近が桜の名所で公園になっている、秩父市近郊の蓑山(ミノヤマ)を登って来ました。
当初は電車で行こうと思ったが、コロナ感染が恐いので車で我が家を出発した。関越道の花園インターで一般道へ降り、国道140号を経由して登山口の秩父鉄道、親鼻駅に着いた。
駅員さんに「近くに駐車場は無いか?」と尋ねたが、駅周辺には無いと言う。駅前の家で女性の姿が見えたので尋ねてみたら、「半日位なら私の家の横の空き地へ停めても大丈夫ですよ」と言ってくれたので、そこに車を停めさせてもらう。
秩父鉄道、親鼻駅
準備を終えると出発する。駅の構内を横切って国道を秩父方面に向かうと、すぐに「美の山山頂➝」と書かれた道標があって、そこを左へ曲がる。少し行くとバッティングセンターがあり、そこから左に入った所が登山道の入口だった。
バッティングセンターの所を左へ行く
登山道入口
落葉の詰まった雑木林の道は緩やかで歩き易く、20分ほど登ると山頂公園に向かう車道が交差し、ここには歩行者数を集計するカウンターが設置されていた。
落葉の積もった緩やかな登山道
車道を横切り更に緩やかな道を登って行くが、時折左膝にピリッと針を刺すような痛みを生ずるようになった。「ヤバい、又悪化するかも?」と不安になり刺激を与えぬよう慎重に登って行く。
車道から再び登山道へ
雑木林の道(ここは関東ふれあいの道になっている)
やがて石階段状の道となり、その上が「みはらし園地」の広場だった。みはらし園地は山頂公園の一隅で、樹間の合間に群馬との県境の山、城峯山が望まれた。
階段の道
みはらし園地
みはらし園地から残雪の残る遊歩道を進んで、こじんまりとした蓑山神社に着く。蓑山神社から階段の急坂を一登りする山頂台地の一角で、立派な石柱が建つ榛名神社に着いた。神社の横には秩父盆地や奥秩父の山々を見渡す展望台があり、素晴らしい展望が広がる。
残雪の遊歩道
蓑山神社
階段の急登
榛名神社
神社横の展望台
榛名神社から平坦な遊歩道を10分ほど進むと、テレビ中継局のアンテナ施設が建つ蓑山山頂(587m)で、山頂標識が施設の脇に建っていた。暖かな冬の陽射しを浴びた山頂は心地よく、ベンチを独占してお湯を沸かし1時間ほどコーヒーブレイクでノンビリ寛ぐ。
山頂手前の桜植樹広場
蓑山山頂
山頂から秩父市街地と奥秩父の山々(左端の山は武甲山)
山頂から東秩父の大霧山方面
山頂のテレビ局アンテナ施設
山頂付近には食堂&売店が在るけれど、シーズンオフの今は閉ざされている。他にトイレや展望などが在り、この直下まで車道が通じているので、アベックなどの行楽客が散策していた。
山頂から売店・展望台のある広場
早くもロウバイが咲いていた。
休憩を終えると山頂を後に、和銅黒谷駅へ向かう登山道を降って行く。登って来た親鼻駅からの道に比べると、こちらの方がやや直線的で勾配がきつい感じがする。
山頂から和銅黒谷駅へ向かう道
雑木林の快適な道
登山道沿いが雑木林から竹林に変わると人里間近で、やがて山間の集落が見えてきた。この付近には日本最古の貨幣「和同開珎」の銅採掘地がある。集落の道をまっすぐ降ると国道に達し、その脇に「和同開珎」の巨大レプリカがある聖神社だった。
里の集落に降りて来た
和同開珎の巨大レプリカがある聖神社境内
聖神社参道
参拝の人が多くご利益あり気なお社だったので、参拝した後秩父鉄道の和銅黒谷駅へ向かう。駅に着いたのがお昼過ぎ、丁度電車が出たばかりで次の電車まで40分以上ある。此処でボケっと待つのもつまらないので、歩いて親鼻駅まで戻る事にした。
和銅黒谷駅
親鼻駅へ向かう国道沿いは車の騒音が煩くて気分を損ねたが、途中から国道に並行して走る「腰道」と呼ばれる狭い車道があり、そちらの道は静かだったので、気分良く親鼻駅まで歩く事ができた。
国道140号から蓑山を眺める
腰道の道標
腰道から宝登山(中央奥の山)
山頂まで車道が通じすっかり公園化している蓑山は、山の風情に欠けると思って今まで行く気がしなかったが、冬場は人が少なく山頂からの眺めも良いので、冬枯れ時期のハイキングとしては快適な山で心地よい山歩きができました。桜の時期に秩父鉄道で訪れて、西武秩父駅の美味いもの処で打ち上げの一杯なんてのも悪くないプランですね。