Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

下北半島、釜臥山登山(詳細)

2024年06月24日 | 山歩き

6月17日(月)    天気=晴れ

08:02第2リフト乗場→ 09:01~14休憩小屋→ 09:18石の祠→ 09:58~10:06釜臥山→ 10:39石の祠→ 10:42~46休憩小屋→ 11:25第2リフト乗場

 

 山好き、旅好きなので日本全国隈なく巡っているつもりだが、まだ訪れていない所も幾つか有る。その一つが青森県の下北半島で、梅雨が来る前に行ってみようと思い立った。

 どうせ行くなら山も登りたいので、下北半島の最高峰、釜臥山を登る事にした。釜臥山は、下北半島むつ市の街を見下ろすように聳えている。山頂一帯は自衛隊のレーダー基地で、巨大なレーダー施設が遠くからでも一目瞭然で見える。

 朝8時前に、登山口の釜臥山スキー場へ着いた。第2リフト横の空地に車を停めて、準備を終えると出発する。最初はゲレンデの、荒れた車道を登って行く。ゲレンデから振り返ると、自衛隊大湊基地に自衛艦が数隻停泊しているのが望めた。

第2リフト乗場から出発(遠くに山頂のレーダーが見える)

眼下に海上自衛隊大湊基地

荒れた車道を登って行く。

 第1リフトを過ぎると道は細い登山道となり、傾斜が増していく。ゲレンデに吹く風は涼しいが、直射日光が強くて暑さがだんだん堪えてくる。歩き始めて約1時間で、眺めの良いゲレンデ最上部の第2リフト降り場に着いた。

登山道から陸奥湾の展望が広がる

 此処には洒落た造りの休憩小屋が建っており、暑さで疲れた妻が「私は此処で待ってるわ」と言い、ここから先は私一人で登って行く。小屋から数分歩くと七面山(535m)のピークで、頭上高く山頂のレーダーが望まれた。

ゲレンデ最上部直下の道

ゲレンデ最上部の休憩小屋

七面山から釜臥山山頂部

 七面山を過ぎて少し進むと、頑丈そうな石の祠が祀られていた。石の祠を過ぎると道は急登の連続になる。木の根と岩が絡んだ歩き難い道で、灌木で風も通らないから暑さも堪えた。

石の祠

灌木の上に山頂部が見えた

 やがて左手へ斜上するように登って行くと巨大な岩の基部に着き、その先のガレ場の上に山頂一帯を陣取る自衛隊基地の施設が見えた。ガレ場を越えると山頂部の一角で、基地の柵を沿うように進むと、巨大レーダーと石塔が建つ釜臥山(878m)に着いた。

巨大な岩の基部

山頂直下のガレ場

釜臥山山頂

 山頂からは下北半島と陸奥湾が素晴らしい眺めだが、なにしろ風が強くて中々自撮りができない。すると山頂裏手の展望台から若い男性が登って来て写真を撮ってくれた。(山頂北側の展望台まで観光道路が通じており、そこから登れば15分ほどで登頂できる。)

山頂から下北半島の眺め

 山頂の景色を堪能すると、妻の待つ小屋へと下山を開始する。歩き難い道も降りは早く山頂から30分ほどで妻と合流し、ゲレンデの道を降って行く。第1リフト付近まで降ると中年の男女二人が登山道の草刈り作業をしていた。

ゲレンデの道を降る

 事情を聞くと二人は地元山岳会の方々で、ボランティアで登山道の整備をしていると言う。とても感じの良い人達で地元の山を愛しており、我々が遠い埼玉から来た事に驚いていた。

 むつ市のランドマークのように聳える釜臥山は標高1千mにも満たぬ低山だが、スキー場からだと中々厳しい道程でした。でも山頂に着いたら巨大な自衛隊基地が在り、そのギャップが面白かった。又山頂からの眺めは一級品で、雄大な下北半島の景観を楽しめました。

 

 

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