21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

民主主義の次は、、、

2006年02月01日 15時39分05秒 | Weblog
 政治形態として、「民主主義」の次に何が来るのか。私は「王制/帝政の復活」の可能性が高いと思う。
 民主主義は、国民が彼等の権利を預ける人物を自分達で選ぶことである。そのため、人気政治家が出現した場合、その人が巨大な権力を握り、「帝政/王政」の復活を果たすことも可能である。ナポレオン、ヒットラー、ルーズベルト、、、かと言って、日本で天皇が権力の座に戻ることはない。日本で王政が復活するとしたら、日本国王は天皇に対して、平清盛、源義経、足利尊氏、徳川家康、大久保利通のようにふるまうだろう。

 一応、世界史の教科書や憲法の中には「民主主義の維持には、高い国民教養レベルが必要」みたいな事を書いてある。有能な国民が情報自己判断の大切さを自覚して、発言/表現/信条の自由を守ってこそ、民主主義は成り立つのである。要は、公正なマスコミのニュース/報道とその情報を正確に受け取れる国民が必要なのである。
 まぁ、日本国内には「公正なマスコミ報道」も「教養のある国民」もほとんどいない。テレビも新聞もネットまでも、情報の必要性が考慮されることなく、話題性の高い事件だけを報道している。しかし、そんな報道すら受信せずに、全く不必要なゴシップの収集にのみ時間を費やしている国民がいる。そんでもって、前回の総選挙を見る限り、もう民主主義はどっかに行きかけている。さすがに小泉純一郎程度じゃ、この先その人気を日本の帝政復古にまで持っていくことはできんだろうけど、読者諸君!!!、もし権力に野望があるのなら、「日本国王になる」ことを狙ってみたまえ。そんなに難しいことでないだろう。
 日本での話は少し置いておいて、日本より民主主義の進んだ「イギリス」を例にとって、「どう、民主主義自体(英米、、)が王政化するかを考えてみたい。

 まず根底にあるのは、資本主義社会が生み出した、消費物の過剰生産である。


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