風に吹かれてぶらり旅

まっすぐに生きる人が好き

ドロップアウト

2013-10-16 22:57:29 | 徒然
久しぶりに、PCの前でブログの記事を書いている。
久しぶりだ。
この感覚、考える間もなく指先がキーボードを叩いて
自分の心をPCのモニターに写してくれる。
まるで呼吸をするように、音楽を奏でるように、絵を描くように、流れるように。

今、10月だから
1年間のうちに、こういう時間は1・2時間くらいしかとれないんじゃないかと思う。
いつも時間を気にして、体力を気にして、ごちゃ混ぜになった気持ちを
でも実はとても大切な気持ちを、色んなことをうやむやにして
急かすように、明日になだれ込んでいた。

こういう時間がきっと「心の隙間」っていうんだろう。
こういう「間」が、20代はたーーーーーーーーーーーくさんあった。

「無駄な時間」という名の、「不自由」という格好をした
どうしうようもないくらい能天気でいられた、言いたい放題言えた
守られた自由だったんだろう。

ああーーー

過去が恋しい。

がむしゃらだった過去が恋しい。

いつの間にか大人になっていく、真空パックの中で
気付かないうちに空気がなくなって、窒息しそうになる。

ああーーー

みんな大人になっていくんだ。
私は全然、変わらないのに。
何にも変わらないのに。
人は死んで、親もいつか死んで、私もいつか死んで
大切なものは皆消えていってしまう。

夢を追いかけていた頃や
毎日がキラキラしていた頃は
もう戻ってこないのか。
「生きている」という実感は、もうこの手に戻らないのか。
ヒリヒリするような、
夜風が心にしみるような
そういう、感覚はもう二度と感じられないのか。

自由ってなんだ?
幸せってなんだ?
分からなくなってしまった。

寂しい。
そんな自分がつまらなくて、悲しくて、寂しい。
ずっとバカなままでいられたらいいのに。
甘えだって、分かってるけど

こういうやり場のない、自分でもよくわからない感情を
処理する術を、昔はもっと知っていた気がする。

初めてのことが少なくなってきたのか
色んなことに慣れてしまったのか
挑戦する気持ちが、萎えてしまったのか

臆病になってしまったのか。

教えてほしい。
ねえ、誰か教えて。

こんな風に、無性に空しくなったりするもんなのか。
誰にでもあることなのか。

カタルシスに浸っているだけかもしれない。
それでもいい。そうだ、そういうことだ。
そうやって、自分をさらけ出す場所や人や時間が沢山あった。
今は、あまりない。

毎日忙しい。
毎日生きるのに忙しい。
好きなこと?やってる、はず。
この道は自分でえらんでる、はず。
毎日生きるのに疲れる。
でも、生きていきたい、前を向いて歩いていきたい。
私は一体なんなんだ。
自由ってなんなんだ。

ねえ、こんな風に
やりきれない思いに涙することはありますか。
大人になって、できることや分かってきたことは沢山あって
それを目指してきたはずなのに

なのに、

何もないんだ。
目指してきた場所には、何もなかった。
欲しいものなんて、何もなかった。

何かを目指して、頑張ることが楽しかった。

そうだ。

めんどくさい、自分。

自分をやってるのがめんどくさい。

でも、嫌いじゃない。
嫌いになりたくない。
いつも輝いていたい。
自分を好きになりたい。
自分の味方でいたい。

そうだ、みんなひとり。
だから寄り添って生きている。

これでいいんだ。
私は私で、いいんだ。
同じじゃなくて、いいんだ。

日々目に入る、耳にする情報の渦にのまれて
のまれるのに慣れて、魂の抜け殻になっていく。
心がなくなっていく。

でもこうやって、取り戻すんだったな。
そうだ。
悪くない。
そうだ。
いいじゃん、私らしい。
やりたいようにやる、人の言うことはあんまり聞かない。
でも実はすごく気にしている。
実はとても寂しがり屋。
でもかっこつける。
弱いところを見せられない。
これはもうしょうがない。
小さい頃から、ずっとそうだったから。
これでもよくなったほう。

心の塊っていうのが、アートなんだと思う。
昨日、高橋優の『Lonely』っていうインディーズ時代の曲をネットで聴いた。
前からそういう昔の曲がアップされているのは知ってたけど
しみじみ聴いたのは初めてだった。

胸の真ん中をえぐられるような感覚だった。
無意識のうちにずっと抑えていた気持ちが、涙になってあふれ出た。
ああ、これだったんだなと思った。
私がずっと求めていた、今っていうのは。
今の自分の心をそのまま現す、今の私っていうのをこの曲に感動する自分を通して理解した。

http://www.youtube.com/watch?v=tdHpJ0qJJYc
信じられないほどの名曲だと思う。
少なくとも、今の私にとっては大変な慰めになる。
別に、今、特にヤなことがあるわけじゃないんです。
ちゃんと仕事もあるし、ご飯も食べられるし、温かいお風呂にも入れる、ベッドで眠れる。
家族は相変わらずだけど、皆元気でいるし

一体何が悲しいんだ。
何が不満なんだ。
どうして涙がでるんだ。

…でもその問いは、人からみた自分。
人の評価を気にした、自分を責める見方をしているからくること。
その尺度をまず最初にもってきて、あてはめようとするから
涙が出るんだろう。

やっと、自分を出せた気がする。
これは負の自分かもしれない。
この場で出すべきじゃないことかもしれない。

でも、やっぱり、どこかで繋がっていたいんだ。
誰かも同じようなことを思ったりしていて、ああわかるっていう人が
もしかしたらどこかにいるかもしれないって
だから仲良くするとか、そういうわけじゃないけど
ひとりじゃないって、信じたいんだと思う。

そう、私は人前では自分の弱さをだせない、弱い人間だ。
だからこうやって表現できる場があること、手段があることに救われている。
気まぐれでもたまたまでも何でも、読んでくれた人に感謝です。
このブログという場があることに感謝。

秋の夜長に、独り言に付き合ってくれて
心から、ありがとう。

ああ、よかった。
私の心は、遠い遠いどこかじゃなくて、ちゃんとここにあった。
思い切って、いつもの私のルーティンから外れたからこそ見つかったんだ。

私はずっと輝いていたい。
子供みたいにワクワクしていたい。
ずっと青春がいい。
シワシワになっても。
ずっと恋していたい。
ずっとときめいていたい。
でも一人で生きていくのは嫌だ。
ずっと新しいことに挑戦していたい。
そういう年寄りになりたい。
楽しいことも、悲しいことも同じくらいあっていい。
同じくらいあっていいから、
ちゃんと生きていたい。
ちゃんと生きているって、感じていたい。
あー、今日は充実した!って一日の終わりに感じたい。
そうそう、分かるって言ってくれるパートナーに出会いたい。
バカでいたい。
真っ直ぐでいたい。
ずっと、ずっと、自分を好きでいたい。
ずっと素直な自分でいたい。
可愛い人でありたい。
笑って泣いて、楽しく生きたい。
何となく生きるのはいやだ。
いやだよー。
色んなことを、あきらめたくない。
でも、結構あっけらかんと生きたい。
身軽に、どこにでもひょいひょいと行きたい。
心身共に健康で、人の幸せを喜び、人の痛みにちゃんと涙できる
そういう人でいたい。

ああ~、良かった。ちゃんと自分の言葉が出てくる。
良かった。

ぴんと張りつめていた心の糸が緩んでいく。
外向きの私だって、私なんだけど
それがすべてじゃない。
内側の私がようやく出てこれた…そんな感じ。
この時間のために、今年入ってから走り続けてきたといってもいいくらい。

やっぱり人がどんなに幸せそうだねなんて言ったって
自分が幸せだと思っていなければ、幸せじゃないんだ。
だから、幸せは自分の心が決めるんだ。
だから、人のモノサシで自分の幸せをはかるのはやめよう。苦しくなる。

今夜はゆっくり眠れそう。
明日もいいこと、ありますように。