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サン・ピエトロ寺院を後にして、トラステヴェレ地区まで歩き、コルシーニ美術館に行きます。
今回の旅の目的は、ローマ、ナポリにあるカラヴァッジョの絵を制覇しようということにありました。といいながら、Santa Portaに行ったり、野外オペラに行ったり、ポンペイ秘儀荘に行ったりと、いろいろ他のテーマも最終的には混ざったのですが、主要な目的は、カラヴァッジョです。
最初の目的は、コルシーニ美術館にある、カラヴァッジョ《洗礼者聖ヨハネ》です。
サン・ピエトロ寺院からコルシーニ美術館までは、テヴェレ河に沿って歩きます。
テヴェレ河沿いのとおりに出る前にサンタンジェロ城が見えてきます。
テヴェレ河のほとりを結構歩きました。初日でしたし、日本は、ずっと梅雨のような気候が続いていたので、イタリアの太陽のまぶしさが特に感じられました。
写真にはありませんが、街に自動小銃を構えた兵士がまだいます。
刑務所の前を通り過ぎると、コルシーニ美術館です。
中に入ってみますと、貴重な絵画なのに無造作に配列されている印象を受けます。暑い気候の中、空調もかけずに窓を開けっ放しの状態で絵画を保存してあり、解説も各部屋ごとにパネルが置いてあり、それを見ながら確認するしかありません。
カラヴァッジョ《洗礼者聖ヨハネ》
実はこの絵は、6月12日まで日本に来ており、2か月前に見たばかりでした。ですので、本当はコルシーニ美術館に行かなくてもよかったのですが、せっかくのカラヴァッジョの旅なので程度で「再会」を果たしてきました。
ほかの絵です。
ムリーリョ《授乳の聖母》
パネルではMadonna del latteと書いてあるので、授乳の聖母になると思います。
ただ、ドイツ語のサイトで、この絵がZigeunermadonna=ジプシー聖母???(Zigeunerbaron=ジプシー男爵ですので。)となって いるのを発見して訳が分からなくなりました。
ファン・ダイク《麦わらの聖母》
リベーラ《アドニスの死》
ルーベンス《聖セバスチャン》
クリスチャン・ブレンツ《ハエ》(the fly)
このほか、Psyche carried by the Zephyrsというタイトルの比較的新しい彫刻が、数少ない観光客の関心をひいておりましたが(単にこの部屋は空調があったからかもしれません)、この彫刻の写真は取り損なってしまいました。
他にもたくさんあるのですが、どの絵が誰の絵なのか、タイトルが何なのか、いちいちパネルを見ないとわからないので、見づらい美術館でした。絵の管理方法を見ても、あまりやる気がなさそうで、観光客もほとんどいませんでした。
美術館の内部の様子
入場券
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