間もなく展示の終了するアーツ&クラフツ展に行きました。
「アーツ&クラフツ」とは,19世紀後半にイギリスで興ったデザイン運動なのだそうでっす。
イギリス人のウィリアム・モリスの携わったタペストリーや壁紙のほか,多数の日用品や装飾品が展示されていました。ウィリアム・モリスは大変な資産家だったようで,親から受け継いだ莫大な遺産があったからこのようなことができたのだろうという冷めた見方もしてしまいます。
このほか,イギリス以外の国のアーツ&クラフツも展示されています。具体的には19世紀のウィーンの分離派の作品もありました。分離派の拠点セゼッシオンのポスターのほか,建築家オットー・ワーグナーが建築した郵便貯金局の中で使用された机や椅子もありました。
変わって日本におけるアーツ&クラフツですが,随分と時代を遡って江戸時代の木喰(もくじき)の木彫りの地蔵菩薩像から展示が始まり,民芸品なら何でもという感じでした。注目すべきは柳宗悦らが昭和初期に建築した「三国荘」の復元でした。また,棟方志功の「二菩薩釈迦十大弟子」の展示までありました。
沢山展示してあった割には,テーマの統一性に乏しく,印象の薄い展覧会でした。
見学者の数が少なく,平均年齢も割と高めでした。地方の美術館のようにすいていて,東京都美術館でこんなにゆったりと見学することができたのも初めてのような気がします。
帰りに見た上野恩賜公園のカンザクラです。
「アーツ&クラフツ」とは,19世紀後半にイギリスで興ったデザイン運動なのだそうでっす。
イギリス人のウィリアム・モリスの携わったタペストリーや壁紙のほか,多数の日用品や装飾品が展示されていました。ウィリアム・モリスは大変な資産家だったようで,親から受け継いだ莫大な遺産があったからこのようなことができたのだろうという冷めた見方もしてしまいます。
このほか,イギリス以外の国のアーツ&クラフツも展示されています。具体的には19世紀のウィーンの分離派の作品もありました。分離派の拠点セゼッシオンのポスターのほか,建築家オットー・ワーグナーが建築した郵便貯金局の中で使用された机や椅子もありました。
変わって日本におけるアーツ&クラフツですが,随分と時代を遡って江戸時代の木喰(もくじき)の木彫りの地蔵菩薩像から展示が始まり,民芸品なら何でもという感じでした。注目すべきは柳宗悦らが昭和初期に建築した「三国荘」の復元でした。また,棟方志功の「二菩薩釈迦十大弟子」の展示までありました。
沢山展示してあった割には,テーマの統一性に乏しく,印象の薄い展覧会でした。
見学者の数が少なく,平均年齢も割と高めでした。地方の美術館のようにすいていて,東京都美術館でこんなにゆったりと見学することができたのも初めてのような気がします。
帰りに見た上野恩賜公園のカンザクラです。
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