ポポロ教会の後は、ヴァチカン美術館を再訪します。
目的は、前回では順路に入っておらず、パスされてしまったピナコテーク(絵画館)の見学です。
本当は予約をしておくべきだったのですが、実はローマ滞在中に予定を変更して、急きょこの日は昼間からヴァチカン美術館を訪問することになったため、予約もしないまま列に並ぶことになりました。予約なしで午前中早い時間だとものすごく待つと聞いていたので、少し遅れていくことにしました。
列の長さはそれほどではなかったのですが、次々とツアー客が入ってきて、なかなか進みません。待っていると、ツアーに入ればすぐに見られるよと誘いが次々と来るのですが、それではピナコテークに行くことができないと、ひたすら炎天下を待ちます。2時間ほど待って、ようやく入場することができました。
最初にミケランジェロの《ピエタ》の複製品です。
本物の方がサン・ピエトロで展示されているということに驚きます。
前回はいることのできなかった絵画館に入ります。
絵画の写真があまりに多すぎるので、今日は、絵画館までにすることにしました。→結局、絵画館の途中で終わりました。
メロッツォ・ダ・フォルリ《奏楽の天使》のうち《リュートと弾く天使》
ほかに《ヴィオラを弾く天使》等もあります。
フィリッポ・リッピ《聖母の戴冠、天使、諸聖人、寄進者たち》
中央が聖母の戴冠、右で跪く黒い衣装の人物が寄進者、左側手前が教皇グレゴリウスということです。
フラ・アンジェリコ《パーリの聖ニコラウスの物語》
下のはそのうちの《聖人の誕生、召命、貧しい三人の娘への贈り物》 からなります。
本来は国立ウンブリア美術館所蔵の「ペルージャの祭壇画」の据絵の一部です。
こちらもフラ・アンジェリコ《パーリの聖ニコラウスの物語》のうちの《皇帝の使者との遭遇、ミラのための穀物の積み荷の救出、座礁からの船の救助》です。同じく国立ウンブリア美術館所蔵の「ペルージャの祭壇画」の据絵の一部です。
ボッティチェリの追随者《セバスチャン》
カルロ・クリヴェリ《聖母子》
アントニオ・ヴィヴァリーニ《サンタトニオ・アバーテ多翼祭壇画》
ニッコロ・リベラトーレ《キリストの磔、聖ヴェナンティウス、ペトロ、洗礼者ヨハネ、Porphyry》
上記2つの祭壇画は、本来別の祭壇画を撮影しようとしたところ、どうも間違えて撮影したような気がします。
ペルジーノ《十人委員会の祭壇画》
ラファエロ《オッデイの祭壇画》(3作品)
ラファエロ《オッデイの祭壇画》のうちの《聖母の戴冠》
ラファエロ《オッデイの祭壇画》のうちの《フォリーニョの聖母》
ラファエロ《オッデイの祭壇画》のうちの《キリストの変容》
レオナルド・ダヴィンチ《聖ヒエロニムス》
絵画館の途中で終わりになってしまいました。
この絵画館、本当にすごいのです。
とても一日でアップできません。
この絵画館を多くの観光客は見ないまま帰るなんてとてももったいないと思います。