道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

新印象派展(東京都美術館)

2015年02月15日 | 美術道楽
2月12日の夜、日経新聞が募集していた「新印象派展」の内覧会に行きました。
募集何組かは忘れましたが、かなりの数を募集していました。
相方ねずみが、遅れて申し込んでももう定員オーバーだよと言っていたのに、いやこれだけ募集しているから大丈夫だろうと言って申し込んで、見事当選したチケットでした。
残業せずに早々に職場を出て、美術館に行ったのですが、既に人、人、人です。人間ではないのは我々ねずみの夫婦くらいでしょうか。
身勝手なもので、多く募集しているから当たるだろうなどと思っていたのに、いざ出かけてみると内覧会の客の多さにびっくりします。自分がよくでかける金曜日夜の展覧会とは混雑の度合いがまるで違います。

今回は、音声ガイドはせずにさっと急いで見るだけにしました。
会場ではプロローグで展示されている印象派初期の作品をはじめ、美術館の地下1階と1階部分が大人気で混雑していました。もちろんその中にはモネの《アヴァルの門》やスーラの《グラン・ジャット島の日曜日の午後》の習作などいい作品も沢山あったのですが、私が関心を持ったのは、1階の終わりから2階にかけての展示、つまりクロスやリュスの作品、それと印象派からフォービズムに移行していく過程の絵でした。特に2階は幅広いスペースをふんだんに使っていた上、急いで見て回ったせいかまだ混雑する前だったので、ゆったりと落ち着いてみることもでき、とても楽しむことができました。
今度は既に早割ペア券で購入してある前売券を使ってゆっくり金曜日の夜にでも出かけたいと思います。

それにしても島根県立美術館からはシニャックの《ロッテルダム、蒸気》も来ていましたし、島根県立美術館はいい絵のコレクションがあるようです。