Zooey's Diary

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知の殿堂か泥棒市か?

2009年10月05日 | イギリス旅行2009
大英博物館。
英語では「Great Britain ナントカ」と言うのかと思ったら
単に「The British Museum」なのですね。
でも、これを大英博物館と訳した人は凄い。

だって本当に大きい。
外見はまるでギリシアの神殿、
中の案内図をざっと見ただけでも、90以上の展示室がある。
しかも、もっと古色蒼然とした所かと思っていましたが
しょっちゅう改装がなされているようで、内部は明るく新しく、
トイレやカフェテリアなども非常に快適なものでした。
”世界最大の博物館のひとつで、古今東西の美術品や書籍など約700万点が収蔵されている。”(Wikiより)
しかし、別名「泥棒博物館」。
”収蔵品には大英帝国時代の植民地から持ち込まれたものも多く、今日では文化財保護の
観点や宗教的理由から国外持ち出しが到底許可されないような貴重な遺物も少なくない。”(Wiki)

例えば、ロゼッタストーン、パルテノン神殿の彫刻群、ミイラ、
この3つは、大英博物館の3大お宝と呼ばれているらしいのですが
いずれも、エジプト政府やギリシャ政府が返還を求めているのだそうです。
「クサントスの遺跡」なんて、幾つもの像が立つ、神殿風の廟なのですが
下手な日本の民家よりも大きい!
一体全体こんなもの、どうやって運んできたのか!?
そして現地クサントスには今、遺跡の跡と、看板しか残ってないのだそうです。
そりゃ、取られた方は怒るでしょう…?

ただ、
”大英博物館の収蔵品は多くが個人の収集家の寄贈によるものである。
また創設以来、入場料は無料である。”(Wiki)
という面も。
階級社会イギリスのいやらしい面と良い面の両方を
見せつけられた気がします。
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2 コメント

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Unknown (matsubara)
2009-10-06 18:50:16
ここへ行ったとき同じ事を思いました。
勿論泥棒の方です。しかし、
7つの海を制覇していたのだから仕方がない
という諦めに至りました。戦利品を
今更返すはずがないですものね。
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matsubaraさま (zooey)
2009-10-06 21:28:13
略奪の限りを尽くした、「帝国」の威信を賭けた館という感じですね。
無料にしているのは、せめてもの罪滅ぼしかとも
思いました。
泊まったホテルから歩いて数分のところだったので
楽しみにしていたのですが…
ちょっと行った位じゃ、とてもじゃないが廻り切れないですね。
何日も通う覚悟じゃないと。
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