Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

天ぷら狂騒曲

2023年09月04日 | 社会
(休日の朝御飯)

かつて息子たちがいた頃は、たまに天ぷらを作っていました。
我家のキッチンはカウンター式なので、私が野菜だのエビだの揚げてカウンターに出す。
二人の息子と夫が待ち構えていて、揚がる傍からどんどん食べる。
ついでに翌日の息子たちのお弁当(中高はお弁当だった)を天丼にするために、エビだのサツマイモだの多目に揚げておく。
そして一通り揚げ終わって私が食べる頃には、食卓には誰もいない。
しかも油の匂いを吸い過ぎたせいか、私自身はもうあまり食指が動かない。


という訳で、天ぷら作りはあまり楽しい作業ではありませんでした。
やはりその頃、アメリカ人の主婦グループに簡単な日本料理を教えていて、天ぷらを作ったことがあります。
大騒ぎで一通り揚げた後、天ぷらはもう結構と言われてしまいました。
大量の油を使ったこと、油が撥ねて大変だったこと、キッチンがベタベタになったこと等に参ったらしい。
青山の高級外国人アパートメント、メイド付きの広々としたキッチンで。
アナタたち、フライドチキンくらい作らないの?と聞くと、あんなものはお店で食べるものだと。
日頃はオーブン料理が多いそうで、キッチンが美しい筈だと思ったものです。
陽気で明るい彼女たちと過ごす時間はとても楽しかったのですが、料理スキルは驚くほど低いものでした(あくまで私が相手した人たちの話)。
そして、狭いキッチンで毎日、和洋中の料理を作る日本の主婦はエライなあと。



夫婦二人になった今、我家で揚げ物は滅多にしない。
久しぶりに近所の天ぷら専門店に行って来ました。
エビ、ナス、シイタケ、ピーマン、キス、ハモなどが目の前で次々に挙げられ、一品ずつ提供される。
岩塩、天つゆなどでそれを頂く幸せ。
最後は小さな天丼とシジミ汁で締めました。

コメント (6)
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