Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

驚愕の結末「手紙は憶えている」

2017年05月20日 | 映画


昨年の秋公開されたのを見逃して、DVDで鑑賞。
いや、面白かった!

老人施設で暮らす、アウシュビッツの生き残りの90歳のゼヴ(クリストファー・プラマー)は、
先週妻を亡くしたことを忘れるほど認知症が進んでいた。
同じくアウシュビッツ仲間である友人マックスは頭はしっかりしているが
車椅子生活で、体が自由に動かない。
自分たちの家族を殺したアウシュビッツの看守が「ルディ・コマンダー」と
名前を変えて今ものうのうと生きているとマックスは言い、
その復讐をゼヴに託すのです。



ゼブは只でさえ90歳という高齢で足取りおぼつかず、手先も震えがちなのに
そこに認知症が進んで来ている。
いわゆるまだらボケという状態で、大方はしっかりしているが
朝起きると、昨日の記憶を失くしていたりする。
突然、自分が誰で何処にいるのか分からなくなったりする。
こんな状態で全米に散らばる4人の「ルディ・コマンダー」の中から本物を突き止め、
無事復讐を果たすことができるのか?
ドキドキする思いで見て行くと…

キャッチコピー「ラスト5分の衝撃」の言葉通り、
息を呑みます。
認知症という設定は、この結末のためにあったのかと。
これだけ結末に驚いたのは「ライフ・オブ・パイ」以来であるかもしれません。



「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐を演じていたクリストファー・プラマー、
1929年生まれで今年87歳なのですと。
作中、ピアノで鮮やかにメンデルスゾーンを弾くシーンは
御本人の実演なのだそうです。
お見事!
原題Remember 監督アトム・エゴヤン

公式HP http://remember.asmik-ace.co.jp/
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする