Zooey's Diary

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強い人が世の中にはいる「ソウル・サーファー」

2012年06月28日 | 映画


片腕を鮫に食いちぎられたが、それでも頑張ってプロ・サーファーになった女の子が
ハワイに実在するという話は、新聞か何かで読んで知っていました。
その映画化ということで、いかにも文科省推薦の作品だと
あまり期待もしないで観に行ったのですが…

べサニー・ハミルトン(アナソフィア・ロブ)、13歳。
両親も二人の兄もみんなサーファーという家に生まれ、ハワイの青い海と戯れて育つ。
仲の良い両親、優しい兄たち、美しい海、天賦の運動神経。
親友にも恵まれ、明るい学園生活を楽しみ、神を信じ、
そしてサーフィンに打ち込む。
努力はどんどん実を結び、地方大会で優勝し、スポンサーもつくことになる。
陰湿ないじめも、熾烈な受験戦争も、自分が何をしていいか分からないという悩みもない。
恵まれ過ぎなんじゃないの?と少々意地悪な気分で見ていると、
ある日、事件は起こるのです。



しかし、べサニーは強かった。
殆ど泣くことも、落ち込むこともない。
事実を淡々と受け入れ、歯を食いしばって立ち向かっていく。
無論、話はそんなにうまくは行かなかった。
片腕になって初めて出た大会では思うような結果を出せず、
挫折しかけたりもする。
その時、伝道師のサラにぶつけたべサニーの言葉が悲しい。
"How can this be God’s plan for me?"
(神はどうしてこんな試練をお与えになったの?)
しかしべサニーはその後、スマトラ沖の津波の被災地にボランティアに行くことによって
自分が人々に勇気を与えることができることを知ることによって
また立ち直るのです。
そして血の滲むような努力の日々。
終盤で、マスコミのインタビューに彼女はこう答えるのです。
今は、両腕で抱えるよりも、もっと大勢の人を勇気づけられると。
ハワイの青い海はどこまでも美しく、最後のビッグ・ウェーブのシーンでは
涙腺はもう緩みっ放しでした。


左ベサニー・ハミルトン本人 右アナソフィア・ロブ


エンドロールでは、べサニー・ハミルトン本人やその家族の映像が出てきます。
強い人が、世の中にはいるものです。
小さなことでくよくよする自分が恥ずかしくなる。
元気を貰える映画です。

ソウル・サーファー
http://disney-studio.jp/movies/soulsurfer/
コメント (8)
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