富豪刑事は全4話で今日は残りの3話。密室殺人と誘拐事件と偽装殺人を富豪刑事が解決します。刑事なのである警察署の刑事課にいるわけで、一癖も二癖もある刑事たちに囲まれています。捜査が行き詰まると富豪刑事神戸大助が提案を出します。それが会社を一つ作ってしまおうとか、身代金を立て替え行きがかり上それを駅構内でバラまいてしまうとか、街のホテル旅館を全部借り切るとか。筒井康隆は推理小説は門外漢なので、この小説を書くのに2年半もかかってしまったとか。とにかくかなり苦しい筆運びだったそうです(本人曰く)。本格推理とは違いますが、楽しい探偵小説でした。
「富豪刑事」筒井康隆 新潮文庫
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