鴨緑江まで迫った国連軍は中国軍の待ち伏せにあって、手ひどい打撃を受け、38度線の南まで撤退します。中国軍の存在を見通せなかったマッカーサー司令部は、本土から派遣されたリッジウェイに全てを託します。仁川で勝利を得たマッカーサーの驕りが招いた悲劇でした。ところが、中国軍のほうも作戦が大成功だったことで、毛沢東が舞い上がってしまいます。現地軍は兵站の伸びを危惧して慎重な行動を取りたかったのですが、毛沢東は南への進軍を指示します。マッカーサーと同じことが毛沢東にも起きてしまったのですね。一時の大勝利(大成功)はよほどの人でないと目先を狂わせるということです。よく言われますが、過去の成功体験にしばられるというやつです。朝鮮戦争は佳境に入ってきました。
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