活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【10月10日】

2019-10-10 | 単行本

前の東京オリンピックの開会式の日でした。このシーズンにやればマラソンなどアウトドアの競技は問題ないのですが、欧州サッカーリーグとかアメリカンフットボールとかとぶつかるのでだめなんですよね。
さて、モンゴルの歴史を読んで初めて知ったのですが、中国が秦、前漢、後漢と王朝が続いた後、有名な三国志の時代になるのですが、後漢が滅びる時に国が荒れすぎて、3000万人以上いた人口が400万人位に激減したのだそうです。凄いことです。三国時代がダラダラと長く続いたのは、人口が足りなくて戦い続けられなかったからだそうです。三国志では中原の魏は20万人の兵を動員したみたいなことが書いてありますが、全国で400万人でしたらあり得ない数字です。それで魏は北方の遊牧民を傭兵として雇ったそうです。三国時代以降も幾つかの小さな王朝が割拠しますが、遊牧民族の王朝であり、あの、隋も唐も鮮卑という東北部の遊牧民の王朝でした。中国4千年の歴史と言われますが、本当の意味での中国民族を漢人とすると、漢人の王朝は漢のあとは明しかないのですね。そして王朝交代時には殺戮が当然のごとく行われていたので、このような歴史から千万人位死んでも(文化大革命)大事と思わない感覚があるようです。

 

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