活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【7月15日】

2016-07-15 | 単行本

この本を読んで歴史認識が少し改まりましたね。結局国家というものは自国のためにわがままなことをし、わがままな物言いをしているということ、そして、そういうわがままに素直に乗せられている(スターリンが言うところの)「間抜け」がいて、その国の利益をそこねているということです。20世紀の半分まではレーニン・スターリンによって仕組まれた国際共産主義運動が資本主義国に対して諜報の面で圧倒的に優位にコマを進められたので、世界中に間抜けがいて日本はもちろんのこと、実はアメリカまでも間抜けを演じていたということです。日本は戦争を仕掛けた、侵略者だと無邪気にいう人たちは、間抜けにほかならないと言えます。スターリンがお釈迦様の手のひらの孫悟空のように、世界を操っていたということが、一次資料をベースに理解できました。日本の世界史教科書も改めてもらいたいものですが、そうなると、また教科書問題が中韓だけでなく、アメリカからも起きるかもしれません。中国はしきりに過去の謝罪を日本に押し付けてきますが、これは中国内の国内問題のしわ寄せを日本にさせているだけで、歴史的には、中共は日本によって政権を取ることができた事実があり、感謝される筋合いだと習近平に言い返した方がいいくらだそうです。

「日本人が知らない最先端の世界史」福井義高 祥伝社

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