今日は小正月だそうです。旧正月から最初の満月を小正月というのだそうで、田舎ではちょっとした行事があったりします。太陰暦は一年に色々な行事があって季節感が溢れるなぁと思います。
往きは本の窓3/4月号を堪能。帰りは大東亜戦争肯定論を読了な一日でした。作者は戦前、日本共産党から転向した作家であり、戦後は一貫して保守を貫きましたが、左翼が文壇、学術を支配していた時代では右翼論客の一人とみなされていたようです。今読むと、全く常識的であると思います。自分の世代の教育は左翼教育だったので、戦前のものは全て悪という理論構成でした。だから本書を読むと禊ぎをするような感があります。日高六郎とか家長三郎とか鶴見俊輔とか一声を風靡した(左翼)学者を一刀のもとに切り捨てるのは爽快感があります。歴史は真摯に捕らえなくてはならないと思います。日本の近代史を学ぶいい教科書だと思いますし、作家が書いた本なので文章も読みやすいです。
「大東亜戦争肯定論」林房雄 中公文庫
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