活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【7月25日】

2006-07-25 | 新書
 ロウソクと蛍光灯を読了。照明の歴史は輝度アップの歴史だといいます。たき火から始まった灯りは松明、オイルランプ、ロウソクというところが長い歴史で、産業革命以降ガス灯、電球、蛍光灯ときて将来はLEDが本命視されています。この200年で(少なくとも先進国は)夜もすっかり明るくなりましたが、人間は炎の光に惹かれるようで、ロウソクというものが息長く残っています。日本はどこでもここでも蛍光灯の白色で被われていますが、部分照明とか電球色とかは心を落ち着かせてくれます。消えてしまった行灯(あんどん)も日本家屋にはマッチした照明だったといいます。我が家も今の蛍光灯は電球色にして、食卓の灯りも電球にしたら前に比べて落ち着く感じです。

「ロウソクと蛍光灯」乾正雄 祥伝社新書
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