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天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

かばん

2015-07-16 20:41:07 | 雑記


かばんが一ヶ月半の修理から帰ってきました。
角の革がやぶれて中のコードがむき出しになっていたのです。やぶれていない角も全部この際補強。派手な色なんでキズも目立つのでほんとは染め替えもすればよかったのでしょうが、そうすると買った時の価格よりも高くなる…。
四箇所の補修も買った時の三分の一くらいかかりました。作業見て納得ですが。
10年ほど前に悔しい!!その腹いせに買ったかばんです。そういうことって案外覚えてますねー。
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高田郁『蓮花の契り 出世花』

2015-07-15 22:21:34 | 
蓮花の契り 出世花 (ハルキ文庫 た 19-14 時代小説文庫)
クリエーター情報なし
角川春樹事務所


高田郁先生最新刊は以前に出ている『出世花』の続編であり、完結編です。
死者を湯灌する三昧聖(尼僧ではないものの仏に仕える身)であるお縁が主人公。今作が完結となるので様々な現世での問題が解決…現世での生き方かな、それを決めなければいけない地点にそれぞれの登場者が立ちます。
推理物のような展開から物語ははじまりますが、やはり圧巻は最後の物語。それぞれが選んだ道。その選択は重く、でも私には…納得できたのでした。
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映画「桃さんのしあわせ」

2015-07-14 22:16:48 | 映画
桃さんのしあわせ [DVD]
クリエーター情報なし
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


きっかけは昨年秋の香港でのコンサート体験。そこでゲストにでてきたのがジョセフィーヌ・シャオさんという香港の大女優。めっちゃきれいでおちゃめで。もう60オーバー。
ああ、私この人の映画見たことある…そうだ!アン・ホイの「女人・四十」だ。香港映画っていうとラブ&アクション、それかコメディ、もしくは、ウォンカーワァイ(好きだけどさ)という時に女性のリアルな老いについて描いていて、すごく評価が高かったのですよ。かれこれ20年近く前かも。ここのところ映画をおいかけられなくなっているのでアン・ホイの映画も全然近況知らなくて帰国後調べていて目にとまったのがこの作品。

分かる人には分かる“あの”アンディ・ラウ主演映画。アンディは映画の支援事業もしているし、いまや香港を芸能のみならず牽引しているらしい。香港返還時に白いチーパオで「中国人」を高らかにうたっていたときはどうしようかと思いましたが、今や成龍と逆転して香港人から信頼されている模様(成龍は香港返還時はカナダに移住しようかなとか言うてたくせに…)。

さて、この映画は実話をもとにしたヒューマンドラマ。

映画プロデューサーのロジャーはええ歳をした独身貴族で三代に渡ってお世話をしてくれている家政婦の桃さんと二人暮らし。
ある日、身寄りのない桃さんが倒れます。重い障害が残った桃さんは家政婦を辞め施設に入居し、ロジャーは彼女の支えとなります。
なんてことのない二人のたんたんとした日常。でも、そこには静かに終わりの時が忍び寄り…もう私はたまらなくて嗚咽を漏らすほどの号泣。それは、そう最後の時まで。
身寄りのない家政婦の桃さん。親代わりに育てたロジャーとの絆。家政婦として一歩ひいてしまう桃さん。でも、繋がれた手の映像はいつまでも残ります。
最後のロジャーの決断。すごく現実的。きっと、桃さんはロジャーを仕事に行かせたかったでしょうから、これは納得。

実話のモデルは「女人、四十」のプロデューサーらしいです。うむ、やっぱりもう一回「女人、四十」見たいなあ。

それにしても、アンディ・ラウはいい役者です。どれをやってもアンディやん!と思ってた過去の私を叱ってやりたい。



映画『桃(タオ)さんのしあわせ』予告編
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ファイナル桃太郎

2015-07-13 22:05:05 | 趣味
この三日、出会う女性の皆様に「イケメンドクター」について聞かれるワタクシです。こんにちは。



さて、日舞「桃太郎」がおさらいも終わり正式に終了宣言。長らくお世話になりました。
ファイナル「桃太郎」、めいいっぱい踊ってきました。
…汗だく。
エアコン設定24度。西日の当たる部屋で運動してたら24度設定では…暑い!!

わたくし、顔面から汗だらだら。

先生、涼やか。

…70代の先生、1時間半の3クラス踊りっぱなし。顔から汗かかない。

わたくし、女優になれないわ( ;´Д`)
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初ラッサム

2015-07-12 22:38:15 | 
最近、スープストックトウキョウにはまってまして、小腹が減って一人の時はケーキセットよりもスープセットよね!と。




それにこの前までアジアの味シリーズで台湾やら大陸やらタイのスープが期間限定ででていたので。今はトムガーカイ(タイ)と冬瓜のラッサム(インド)がメニューに。
トムガーカイはこの前食べたのでラッサムをば。パクチー付きのトマトスープ。冬瓜は名前は冬がついてますが、冬まで保存できるからこの名前で夏の野菜です。瓜科のものはキュウリでもゴーヤでも体を冷やします。トマトもね。
スープはトマトは濃いけど割とあっさりめでした。冬瓜はゴロゴロ入ってました。

http://www.soup-stock-tokyo.com/sp/menu/01/01/0000000224/
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見破られる

2015-07-11 21:18:25 | 雑記
大阪天満宮の近くを歩いていたら前から来たおばちゃんに「よかったら」と渡されかけたチラシに書いてあったのは…

青年部 お見合いパーティ

な、なぜ、おぬし見破った?!
かばんを三つ持ち(一個は日舞のための浴衣)、サングラス(日除け)の私をなぜお見合いパーティに行ける資格があると見破った!!
受け取りませんでしたが( ;´Д`)
青年部…ねぇ。自分の教会の青年部は年齢オーバーで所属してないんですが、そうですか、そうですか、他ではいけるんですか、青年部。
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イケメンすぎるドクター

2015-07-10 22:47:03 | 雑記
今日は健康診断でした。

私は元気で活動的な方なんですが、なんせいろんなところの数値が悪く要再検査の項目が検査結果に並ぶのです。

最たるものが



高コレステロール



20代の頃にいた建設会社でなみいるおじさん方を押しのけ社内ビッグスリーの地位を欲しいままにしておりました。

昨年はそれに加えて、
胃の荒れ
子宮筋腫
乳腺炎の上に水の入った袋ありけり(豊胸パッドに非ず)
と、いまの社内でも要再検査クイーンとして君臨しておりました。しかも、再検査を受けない。

それはさておき、今年の検査に行くと…


内科の先生が、モデルかと思うようなイケメンドクター!!!


き、緊張するじゃねぇか。
聴診器をあてて「はい、息を吐いて、吸って、とめてください」
緊張のあまり、吸ってるのか吐いてるのか分からなくなりました←実話

そして、ドクターは言いました。

「昨年の検査ではコレステロール値が高かったのですが、治療は受けてますか?」

いえ、受けてません。

「再検査は?」

行ってません。


イケメンドクター、ぎょっとする。
そのお顔を見て私、ショックを受ける。


「今回も採血しますから、結果を受けて今年も高ければ治療をした方がいいですよ」

…は、はい。


今まで、この数十年、高くあり続けたコレステロール値(もちろん悪玉)、はじめて動揺した瞬間でございました。
びょ、病院行こうかな。←
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釈徹宗×林家染雀 落語『宗論』を楽しむ@朝日カルチャースクール

2015-07-09 23:33:47 | 落語


釈徹宗先生と林家染雀先生(とホワイトボードに書いてあった)の落語「宗論」を楽しむ会@カルチャーセンター。
「宗論」はすでに何回も聞いていますが、釈徹宗さんがどのように解説なさるのか?そして、お二人の対談って?という興味から参加してきました。

会場にはクラスメートの昨夜も一緒だったN氏のお姿も。ちょっと久しぶりだった元文校のクラスメートのイシハラさんも。小説やったり落語やったり多趣味な私ですが、イシハラさんも小説やったりマジックしたり社長したり物書きしたり…ほんまに忙しい方です。じっくりお会いするのも数年ぶりかも。

さて、講座は釈先生の講義から。いわゆる宗教の宗論について、狂言の「宗論」、芸能についてと。
仏教説話の研究を先輩がしていたので、重なる部分もあるし、釈先生の話も分かりやすく興味深く。私にとって新しい情報が多く、飽和状態でしたが…。
そして、染雀さんの「宗論」へ。
机のある教室はやりにくいかと思うのですが、さすが。本日も「絶好調」でした※この台詞は今回別のセリフに。
私はやはーり知り合いの反応が気になり、イシハラさん笑ってはるかしら?とチラチラ(笑)

この後はお二人で対談。
落語の中ででてきた言い立ての内容が合っているので釈徹宗先生は染雀さんの「宗論」が好きとおっしゃっておられて、この部分は実際に本で確認してセリフを直されたそうです。また、キリスト教の教えの部分でも切り込む徹宗先生!

さて、そのほかで徹宗先生がおっしゃっていたことで印象に残ったのが聞く側に想像させるので具体的な表現を避けるということ。
私は小説はまさにそういうのが好き。落語や講話もきっと同じなんだなあと感じています。受け手に想像をさせるには行間なのです。
釈先生はキリスト教にもお詳しく私自身ちょっと調べてみたいこともできたし、大変面白い講座でした。



ところで!明日は健康診断のため昼ちかくまで絶食。最後の晩餐はこれまた久しぶりのインディアンカレーでした!うまから!
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分かってる←稽古するしかない@落語教室第162回

2015-07-08 23:43:27 | 落語
今回も三人でのお稽古。
今日は見学の方が。
事前に本名で見学の方がいる旨お知らせしたところ…




先生より
「ひょっとして小亀さんですか?
ウワサの」



と、まさかのご返信。

全日本小亀普及協会、地道な活動成果をあげております。

さて、そんな訳でゲストをお迎えしてもいつもどおりの長丁場!
江戸落語の中にでてくる今川焼きの関西での認知度をその場で調査。
もちろん、関西では回転焼きですよね!それか御座候ww
そこへ福知山のAさん「太鼓焼き」
ええ?!あたらしい単語を採集。

私とNさんはそれぞれの課題を通しで。
私は前回とおんなじところをことごとく指摘される。毎日のように稽古してるのに身についてないこと山のごとし←なにか違う。
しかし、「金明竹」はいったん置いておいて次回から「時うどん」の台本チェックに入ることになりました。指摘されたとこ(背中に水が落ちてくるとこ他の自然な驚きが段取り臭い、分かってますよねという案件)がぜんぜーん出来そうにないので、このまま「金明竹」をやり続けた方がいいかもと稽古中に雑念が湧いていましたが、そこは自主練を続けていくしかないと思ったので、お稽古では次に進むことに。稽古して稽古して覚えないと段取り、手順を踏んでしまって分かって動いてるように見えるんだと思います。自主練しかない。。。

それとNさんが稽古中の「仔猫」は、先週から細切れに稽古をはじめていて(7/25にするから)私もノートを持ってきて復習しながら(思い出す作業が必要!)お稽古を聞いておりました。結構Nさんのとはセリフやら違うので、自分のを振り返るいい機会かな、と。客観的に見られるし。
それぞれ演者の思いがあるので、おもしろいですね。

小亀さん、遅くまでお付き合いありがとうございましたー!
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雨の日のたのしみかた

2015-07-07 22:25:49 | 音楽
七夕、雨、雨、くもり、くもりって言ってますが、本来は旧暦で行う行事だから梅雨時ではないのでは?旧暦では今年は8/20のようです。かなりの確率で彦星と織姫は会えているはず。
我が家周辺は、来月8/7が七夕なのです。←農家は基本的に一か月遅れのざっくりとした旧暦で行事を行う。

さて、今日は出勤時、帰宅時に雨ふらずのラッキーデー(私は晴れ女なのでこういうことが非常に多い)でしたが、勤務中はしとしとの雨。
昨日から窓がある部屋に移動になったので(余談ですが、部屋一個の移動をひとりで行う力持ちの私)、ふっと外を眺めて霧が立ち上がる山を眺めていました。
窓があるっていいもんだ!

林憶蓮 Sandy Lam 《喜樂》MV

去年香港で出たサンディ・ラムのセルフカバーがメインのこのアルバム。アコースティックかつ軽いタッチで心地よく、じゅんぐりでヘビロテしているのです。
この中で新譜として発表されていた「喜樂」が春先はいまくらいの明るさに合うよな~と聞きながら出勤していましたが、こんなしとしとの雨にも合うことを発見。
広東語なので五感が弾むような感じなのも相まって。
こんなのを考えるのも雨の日のたのしみ方だな~と。

ふと思いついて検索したらこんなの見つけました。

【今井美樹】雨にキッスの花束を

KANちゃん作曲!あれこの映像!
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三浦しおん『舟を編む』

2015-07-06 21:00:27 | 
舟を編む (光文社文庫)
クリエーター情報なし
光文社


『舟を編む』の世界が自分の学生生活で見聞きしていた世界とかぶって涙が出そうなくらい懐かしくって、ブログに感想を書こうにも四苦八苦。あかん、自分のことを絡めると思い入れが過ぎてまとまらん。てなことで、最初から文章書き直し。
辞書編算にまつわる物語。編集者馬締が関わった最初からついに出版されるまでの長い長い物語。そう、研究は一日にしてならず。

ここで自分の話を。恩師、研究上での師匠も大きな資料を編算していた。実にその巻数31巻。私はその最後の最終巻の編集から刊行まで見守った←研究者としては使いものにならず。先生は研究一筋で無邪気な方で、先輩方も研究に誠心誠意尽くしておられた。そして、ちょっと浮世離れしていた世界だった。
そうまさにこの小説の作品世界のよう。
だからこそのリアリティも感じられて一層引き込まれたのだ。
前半は編集者として配属されたばかりの馬締とそのラブロマンス。狂言回しとしてでてくる同僚西岡(こちらの感覚はごくごく普通)が、いっちゃってる馬締のためにくるくると働く姿に私は確信した。

この作品にはいい人しかでてこない。

いや、そうあってくれ!そう思うのは無理はない。だって私もこういう人ら好きやもん。好きなことにまい進してあれやこれや少しでもいいものを作ろうと日常生活もままならないほどがんばる人たち。
後半はぐっと時は流れて出版直前へ。そこにでてくるのは新しく配属された女性社員。彼女の視点で物語は動いていく。

解説として岩波の辞書編集部の方の文章が載っている。この中に作者三浦しおんさんはインタビューでほとんどメモを取らなかったということとその理由が書かれていて、この作品世界を作り上げた作者がどのような触覚で物語になる情報を仕入れているのか一端が見えた気がした。
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今週の薬膳スープ

2015-07-05 22:29:17 | 
たまに作っている薬膳スープ。
手羽先とくこの実、なつめ、ハトムギあたりを入れて、その他がその時々。
何にいいかというと「血(けつ)」を増やすスープ。
漢方でいうところの血は体を温めたり、精神活動にも大切なものです。

さて、手羽先を家の近くに買いに行ったらいつもの会社近くのスーパーよりも高い。
んー?
と思ったら《鶏皮》なるものが。
手羽先がいいのは、鶏皮がついてるからという理由だったので、そのものを入れたらいいのでは?!



フライパンでじっくり鶏皮を炒めるとえらい脂が。いやしかし、肉そのものはないからヘルシーなのか?



スープの素を入れないのにこのコク?!鶏皮120円でこんなけ薬膳ぽいものができました。
もちろん、おいしかったですよ。


追記 黒キクラゲは絶対入れます。アンチエイジングにいいのですよー!
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導き人が現れる

2015-07-04 17:02:58 | 雑記
日舞のお稽古まですっこーんと時間が空きまして、阿倍野までやってきました。前日に豊蝶さんからいただいたチラシを忘れてきたので阿倍野区民センターと思い込んで歩いていたら出演者の絹馬さんが!こっちですよ、こっち、と絹馬さんを連れて行くと阿倍野区民センターでないことが発覚。あぶないとこだった!!←絹馬さんをビルの周り半周させたことの反省はかけらもなし。
正解は阿倍野市民学習センターでした。
私は迷いそうになってもこのように導き人が現れるのです!←だから反省をするように。


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かなわんわ。

2015-07-03 23:17:57 | 

カツオの塩タタキ。


仕事が大阪市内で終わったので、小亀さんとちりとてちんで待ち合わせ。
紺色のスーツは就活に見えるのでインナーは黄色にしたら、師匠とかぶった( ;´Д`)←そもそも黄色のトップスが多いご陽気な人。まるで漫才師のよう。ていっ!
あとから来られた某カップルさんはふたりともブルーの上着だったので、店内イエロー組とブルー組になるという鮮やかな展開。
今夜の小亀劇場。
箕面の落語会「ごにんばやしの会」をすらっと「ろくにんばやしの会」とのたまう。ひとり多いやろ?!
小亀師匠「ちろりん村行くの?あ、違うわ、ねずみ村?」ディズニーランドですか?「ディズニーランドは何?」ミッキー?「ミッキーは何?…ネコ?…ねずみ?」たっすけてーー?!
カオスでした((((;゜Д゜)))))))
明日、稽古やからな少しだけにしとくわ、とおっしゃっていたはずの師匠を残して帰ったことをお許しください!
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書くということ

2015-07-02 20:47:32 | 
文校繋がりの中では、おそらく『絶歌』に関する意見のひとつの目線が同じだと思う。
倫理的な側面での否定的な意見ではない。
それは社会の人に任せよう。
(ですので、この件はここでは議論の対象としません)
「クローズアップ現代」の今日のテーマは『絶歌』について。ここででてきたのが彼の治療を担当していた医療少年院の院長である精神科医である。

・乱暴なことをしたなあというのが第一
・結果として失敗
・これを書くことによって癒されようとした。書くことによって陶酔し、すごい作品だと思った。
・これだけ書いたから許されるだろうと思った。
(要約)

3つめに上げられた言葉は、文校でどれだけ指摘される内容だろう!
さて、ある時のクラスメートに大きな出来事を背負った人がいた。彼(ずいぶん年上の人だが)は何度も何度も自分の状況・その場面にいたる直前を書いた小説を提出した。それも前編だけ。
私たちはクラスメートとして対等な立場だったので、率直に「小説としてどうなのか」を議論した。後編を書く参考になるだろうとアドバイスもした。しかし、彼は結局後半を書かず、アドバイスをした我々に恨み言を言って休学した。
書くことは彼にとって癒しだったんだろう。でも、それを客観的に咀嚼する気持ちはもたかなったのだ。
私たちは彼が書いたその場面を好奇心では読めなかった。書く仲間としてその出来事に捉われることなく忌憚のない意見を交わしたのだ。
元少年Aにそのような仲間がいなかったことは不幸だと思う。
書くことにより自己陶酔するのは危険な罠である。なぜなら精神的な成長がそこで止まってしまうからだ。
そういう事件を書いた小説でなくてもいろんな方の作品に対して「独りよがりで伝わるものがない」という意見を私たちは交わし、癒しを越え人に伝えることが作品を描くことだということをトレーニングした。
今回この作品は出版した出版社は被害者の心情を考えていないと批判されているけれど、加害者である元少年のこともまったく考えていない。文校でぼろくそに言われたらよかったのに。
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