天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

初春文楽公演1

2020-01-06 22:20:00 | 観劇
第1部 午前11時開演
七福神宝の入舩(しちふくじんたからのいりふね)

竹本津駒太夫改め
六代目竹本錣太夫襲名披露狂言
傾城反魂香(けいせいはんごんこう)
  土佐将監閑居の段

曲輪ぶんしょう(くるわぶんしょう)
  吉田屋の段





新春の文楽です。
会場入ったら襲名されたばかりの錣太夫がサイン書いておられました。
ずいぶん前に見て感動した「七福神」から。
前回一番覚えているのが宝船が旋回しながら幕が下りるシーン(だったかのように記憶)でしたが今回はせり上がりのみ。
まあ、それにしたって七柱×人形遣い3名の満員御礼の船でしたが。
日本に向かういろんな国からやってきたり日本土着だったりする神様が正月に一芸披露。かくし芸大会か。
友之助さんが涼しい顔して曲弾き(三味線をかかげて弾く)されていました。人形じゃなく床がかくし芸。
途中舞台ではビールジョッキなんかもでてきて、客席も終始ウキウキした感じでした。

続いて、錣太夫の襲名披露狂言「傾城反魂香」は、傾城も反魂香も出ない吃音の絵師の段。
前半、日本にいないはずの虎が現れるのですが、でてきた瞬間からお隣のご夫婦が「かわいい…」とおっしゃいまして、そして、会場全体そんな空気でほほえましく退治する様を見守っていました。造形が北斎の虎のようでしたよ。
物語は絵師が望んでも得られないもののために死ぬ前に書いた絵がすごかったという話で(ざっくりしすぎ)死なずに地位と名誉を手に入れられてハッピーエンド。

最後は「曲輪ぶんしょう」吉田屋の段、「廓文章」とも書かれる歌舞伎でもよく知られた話。
文楽応援団のHPを拝見していると大阪では11年ぶりとか。多分前回は見ていないと思われます。
零落した若旦那が生きる死ぬじゃないからかふたりが拗ねたりなんだりで最後は大団円。昼の部、誰も死なんでよかったなぁ!
コメント
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