天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

細川貂々『お多福来い来い: てんてんの落語案内』

2018-07-31 21:50:53 | 
お多福来い来い: てんてんの落語案内
クリエーター情報なし
小学館


たとえば、“普通”に暮らしていてもそこに至る道は人それぞれ違うのでヒッカカル場所はそれぞれ違う。
私なんかは割と心の狭い腹黒い人間の割に人に向けられた悪意の前にはわなわなと立ち尽くしてしまうのである。これはトラウマがなせる業なのかそうなのか。
本や落語に関しても人がヒッカカルところはそれぞれ違うので、感想や受けるところが自分とは違っていてもそれはありなのである。だって、「好きにしたらええやん」な部分だから。
ともあれ先にこれを書いておくのは、本の中で取り上げられたある噺に関して「それは違う」という意見がでてくると思ったから。ええねん、自分が好きなように感じたら。
さて、『ツレがウツになりまして』の作者が宝塚に引っ越してきていたとは知らなんだ!読みだしてすぐに釈徹宗先生が登場。先生、売れっ子やしな。東京にも行ってはるのかと読み進めると、
お子さんが通うのが<宝塚市こども落語教室>
なに?!
林家染左さん、笑福亭智之助さんが先生としてでてきます。
さらに繁昌亭がでてきて、作者がよくいくうどん屋さんが「絹延橋うどん研究所」、そこから池田の「吾妻」「更科」と分かる分かる。
そんなところを身近に思いつつ、この本のテーマは「落語を通して希望がもてた」であり「生きづらさ」を感じている人を励ますエッセイとして作者が落語を通して生き生きしている様を感じられます。

コメント
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