令和４年１２月学習会によせての続き

　皆様、明けましておめでとうございます。
開けてもう３日となりました。
いかがお過ごしでしょうか？
こちら横手市は昨年・一昨年より雪が少なくて、安堵したお正月となりました。
それなのにそれなのに、暮れから急に痛み出した奥歯にやられて、今日になってしまいました。
なあんて言い訳ばかりを書いていると、また本題が遅くなるのでここらでやめときます。
　さて、本題です。
「みちのく」の序のお話です。
私自身、正確には私たち自身この春、立ち上げようとしている企画がありまして、なのに自分の中にはちっとも情熱を感じえないのですが、それでもこの序を読んでいると自然に身が引き締り、沸々とした思いがやってくるから不思議です。
かつて若かりし頃（といっても４０歳は過ぎてましたが）の「みちのく」を読んだ時の、溢れんばかりの感動は薄れてしまいましたが、ここが私の原点だったのは紛れもない事実です。
何もない自由さと、何もないからこそ自ずから動くしかない厳しさと、周りの人々の優しさと･･･、現実はいつだって私の拙い表現力に追いつくことなどないのですが、そういった大きな自由さの中で “人間の本来性への限りない接近 “としての芭蕉なり老子への学習があったのだということを思い出しました。
こちらの学習会に参加してくださる皆様のお陰で、自分の中に眠っておりました「みちのく」への思いが蘇りました。
まだまだ小さな力ですが、共に学習することで、この “人間の本来性への限りない接近 ”が遺憾なく発揮できる会であることを心より願います。