神曲プロデューサー

画廊巡りをして来ました。「中国水印版画展」「稲垣正子 おかだひで代 ふたり展『おばと姪 III・IV』-猫と女主人と毎日クイズ de GO-」「米倉健史 キルティングアートとmixed media」「Anz個展 いのち いろどり りるりらり」に。
「中国-」日中藝苑ギャラリーが初めて。山でした。中国の作家さんです。水墨画と油絵と版画。川瀬さんのような版画があって綺麗でした。
「稲垣-」今はいない愛猫との油絵と毎日パソコンから出されるお題３つの絵を描いていくポスカのイラスト集です。絵を見てお題を当てるという。
「米倉-」葉祥明さんの世界がキルトになったみたいです。可愛い風景。
「Anz個展-」ふんわりした生き物の世界です。喫茶店だったのでお茶をいただきました。生き返る。
杉井光「神曲プロデューサー」読了。
プロデューサーって何をする人か。作詞作曲以外のすべてをする人らしいです。別に音楽をするつもりではなくたまたま最初にバイトに入った雑誌社が音楽系だっただけなのに、音楽ライターをしつつサンプル音源を作らされたり、作詞の依頼が来たり気が付けば便利屋として業界の端にいた僕。初めて出すアルバムのPVを自分で作ったら配信1位になってしまう。歌姫の新曲を抜かして。ところがその歌姫にすごく好かれてしまいます。歌姫が押しかけて来ていつのまにか飲み友達に。音楽にまつわる色々な問題にかかわる羽目にという短編集です。音楽が聞こえる文章がいいです。この歌姫誰だかわかるよ。