餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

ポリネシアめざして

2024-08-23 23:58:14 | 本と雑誌

ハイエルダール「コンチキ号漂流記」読了。
コンチキ号のあらすじは知っているんです。小さい頃から名作としてよく紹介されていましたから。でも読んだのは初めてです。冒険物を読もうという気にはなかなかなりませんでしたから。しかし映画「コン・ティキ」を見た時海洋冒険物のイメージがガラガラと(2013.7.2参照)。読書会のお題が「タイトルと想像したストーリーが違った本」と言うことで思い出して読んでみました。これ映画より面白い。ひげ面で半裸のおじさんがうだうだしているのは違わないけど、本人の記録を読んでいるとそれは浮かばないから。出会った魚やサメの描写が生き生きしています。普通船が近づくと魚は逃げます。しかしいかだはモーター音がしない。ただの日陰です。魚が寄って来るし先導もしてくれる。しかも小さいので波に持ち上げられても波と波とにかかることがなく折れない。乾いたバルサだったらだんだん沈んでいくのでしょうが、乾いていないバルサだったので樹液が水の浸透を防いでくれます。よくできています。なるほど名作というのも納得です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿