隣国の方が大体良い

八茶橋らっく「私は偽聖女らしいので、宮廷を出て隣国で暮らします」読了。
聖女の力で人々を癒して来たティアラは、あらぬ噂を立てられ国を追放されてしまう。でも心は晴れ晴れ。窮屈な宮廷生活に別れを告げ最後に帝国図書館に行くと、図書館での友人アレックスにばったり。彼は隣国の留学生で留学期間が終わったので帰るのだと。誘われたので一緒に行くことにすると彼は隣国の第一王子でお城に招かれます。本国が衰退していったり、隣国が竜と騎士の国だったり、アレックスの師匠が大魔術師だったり。大波乱です。しかしアレックスが当代一の騎士なのに魔法オタクで全然魔法が使えないのに理論はすごく知っているというのが変で面白いです。ティアラはワーカホリックだし。師匠のリンジーは人嫌いで町はずれの売れない魔道具屋をしているし。もうキャラクターが生き生き。ドラゴンも可愛いし。楽しいです。