餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

都会のど真ん中の森

2020-11-21 23:49:44 | 映画
昨日まで暑かったからとコートを薄くしたら今日は寒かったです。どうもチビランチュウの白は浮いたままらしい。この寒さで夜越えは危ないと室内に隔離しました。
フレデリック・ワイズマンの「セントラル・パーク」を見て来ました。講演会付き。
ワイズマンのドキュメンタリーはちょっと変わっています。音楽がない、テロップがない、ナレーションがない、時系列を変えないだったかな。いきなりこの映画はいきないジャズで始まりますが、それは公園でジャズ演奏をしていたからです。慣れていないと眠くなります。実際前に見た時かなり寝ました。しかもこの映画はワイズマンの中でも評価が低いらしい。でも説明を聞いてみると面白いです。人間ではなく境界の中にある世界を撮る。職人さんや職員さんが出て来ますが仕事はとるけど彼らを追って家について行ったりはしません。で当然ワイズマンが撮っていると思ったら彼は音をとっている。カメラは別にいてマイクを向けているものを撮っているそうです。公園って中之島公園とたいして変わりないかなと見ていたらなんのなんの。とにかく広い、プールがある、崖がある、城がありました!しかし都会のど真ん中。朝犬の散歩が行き交った後サラリーマンの集団が横切ります。昼となれば芝生に海水パンツ1枚の裸の人がゴロゴロ寝ているし。撮られたのは1988年。気づかなかったけどエイズが問題になりゲイの人達が異端視された頃だったのですね。否定も賛成もしていない。説明もしていません。あったことを撮っておく。そういう手法もあるんだなと。