餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

生物と無生物の間に

2013-05-18 23:19:16 | アート・文化
「フェルメール 光の王国展」を見て来ました。
フェルメールの全作品を原寸大で再現した展覧会です。制作年代順に並べられフェルメールのたどった軌跡がわかるようになっています。最初は宗教画だったのね。最後のコーナーにフェルメールの経歴、出て来るモチーフの意味やフェルメールの使った遠近法の説明などがありました。
「真珠の耳飾りの少女」はこの間本物を見ていたので絵の前に立った時あれっと思いました。本物より綺麗。本物の表面はもっと渇いた感じでした。今回使われている技術は「re-create」。デジタルで復元した後汚れの部分をとり、絵具の材質などから350年前当時の色を再現しているそうです。差し込む光がさらにキラキラだったのね。
フェルメールの死後生活の為全作品が売りに出されたという話は感涙ものです。もったいなー。