エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

紫陽花

2015年07月03日 | ポエム
紫陽花は、まだもう少しだけ楽しめる。
路地に佐久紫陽花は、そろそろ終わりだけれど「七変化」の異名通り踏ん張っている。

いたいけな花である。
最も、梅雨がまだまだ明けぬのだから頑張ってもらわなければなるまい。



梅雨の晴間が、明日も続くのだと云う。



云われてみれば、夏の空ではないし雲でもない。
大気は、たっぷりと水分を含んでいる。



額が花を取り囲んでいる。
典型的な紫陽花の姿である。







「ミスト浴び花の終わりの七変化」







様々な意匠を凝らした花である。
本来は、花玉よりも額紫陽花が原種である。

額紫陽花も、交配を重ね品種改良が進んでいる。



これは「墨田の花火」である。
品種改良の成功例であろう。

確かに花火のように、額が飛び出している。



これも品種改良の典型的な姿である。
額が、あたかも丸められた薄紙のように花を囲んでいる。



ぼくたちは、こうした姿が綺麗だと思っているのだけれど・・・。



それにしても、紫陽花には水が良く似合う。
この紫陽花園では、ミストを吐き出してくれる。



水煙でかすむ紫陽花は、格別である。
今年、じっくりと紫陽花を鑑賞したけれど良い句が出来ない。



浸りきる精神状態ではないのである。



      荒 野人



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