エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

第48回衆院選等開票日

2017年10月22日 | ポエム
昨日が、選挙戦の最終日。
各党党首が、選挙戦の総決算の打ち上げ演説をする。
選挙戦を通じて様々なメルクマールがあるけれど、この最終日こそがポイントである。
その政党の勢いが見えるからである。



今日は、朝からしっかりと台風の余波の大雨である。
けれど、昨日はまだまだ優しい雨だった。

その小降りを狙って、ぼくは新宿に出かけた。
立憲民主党の勢いを確認したかった、からである。
新宿の後は、池袋西口に行く予定にしていた。
池袋西口は、選別を旨とする希望の党。
行く予定は、サラサラ無かったけれど出かけた序でであった。



新宿の写真である。
これは、打ち上げ予定時間の1時間半前。
もう人が集まり始めている。







「こみあぐる万感の秋総選挙」







新宿南口バスタ前は、人が溢れている。
立憲民主党の勢いが、溢れていたのであった。

あの、民主党が政権を獲った選挙の最終日に酷似。
けれど、決定的に違う事があった。
自然発生的な、党首の名前のコールである。
そして、党名のコールであった。

このウエーブは凄かった。
東京一区の候補者「海江田万里」の演説もキレキレ。
迸るパトスに、集まった支持者は夫々に同意の声を上げる。

いよいよ枝野代表が登場する。
幹事長の福山哲郎参議院議員、が一緒に登壇。

興奮が爆発する。
演説内容の熱さに、ぼくも興奮したのであった。
キレキレの演説が、荒天を跳ね飛ばす。
この新党の勢いそのもの、であった。

枝野コールを後にして、ぼくは池袋に向かった。
時間は、サラサラ無かった小池女史の演説時間25分前。



この集まり具合。
立憲民主党に比べると、小池女史の演説時点で集まり具合はほぼ十分の一程度。
勢いが感じられない。
失速の晩秋、を感じる時間であっただろうと思う。
これも、哀れ。
人は選別される事や、サラサラ相手にされない事が厭なのだ。

候補者の演説前には、選対幹部の挨拶や紹介。
商店連合会会長、豊島区観光協会名誉会長、町会連合会会長、東京商工連合会開帳など・・・。
フルっ!
旧態然とした選挙戦。
古い!



今回の選挙を通じて「僕のものの考え方」のグラスルーツを確認した。
団塊の世代のグラスルーツでもある。
自由であり、民主主義であり、自らが生み出した文化の尊重である。

今夜の開票結果、楽しみである。
自公の議席が300議席超との、世論調査がある。
それでも良い。

憲法無視の、自民と公明の連立政権への反攻が今夜から始まるのである。
ぼくはいま、俳句の世界でせいひつを旨とする時間を大切にしている。

だがしかし、新たな社会的地平を切り開く喧騒はあって良い。
その渦中に、いたいものである。


       荒 野人


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