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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

平林寺の紅葉

2012年11月28日 | ポエム
埼玉県新座市にある古刹・平林寺の紅葉が見頃を迎えている。
紅葉を愛で、写生をしたり写真を撮ったり、そして集団でワイワイガヤガヤと喧(かまびす)しい。
しかしながら、その喧しいのは楽しい。

山門には流石「山門不幸」の看板は無くなっていた。
二年掲げられていた看板である。



衆人楽しかりけり・・・の山門である。



ここの紅葉は、その赤さが京都にも匹敵する。
と、ぼくは思っている。



赤、黄、そして青と色が交錯する。
色の交差点である。



淡かったり、鮮烈であったり、その交錯は鮮やかである。



例年真っ赤になるこの小径は、見頃はもう少し経ってからと見た。
昨年に比べれば、比較的に綺麗である。

夏の熱さが長かった分、昨年は葉の色づきが今一であった。
だがしかし、今年はそれでも昨年よりは美しい。







「紅葉燃え人みな黙し通り過ぐ」







息を呑む色合いに、俳句どころではなくなっている。
感動は、手を縛る。

ペンを持たせてくれない、と言って良いだろうか!!







「紅葉を透かして降るる陽射しかな」







色彩のカーテンは、見事である。
そしてまた、色彩のカーテンは陽射しの中で輝く。



揺れ惑う光が水面で交錯する。
色彩の交錯。
色彩のカーテンは、おひさまがその内包された美を引き出すのである。



      荒 野人


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