エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

梅、香しき美女よ

2012年03月12日 | ポエム
「しなやか」とも「たおやか」とも形容する事ができる。
それが咲き初めの梅花である。

誠に詩情豊かな花卉である。







      梅が香は弾ける雨の雫かな         野 人





午前中は雨模様との予報であったので、梅見に出かけたのである。
府中郷土の森の梅林である。

だがしかし、入場券売り場の女性が申し訳なさそうに「まだ三分咲きです」という。
「ええっ、三分咲きでも入場料金取るの!」とからかってしまった。
窓口のお二人の方、ごめんなさい。



垂れ梅が寂しげである。



それでも雰囲気だけは楽しめるのであった。



白梅はよくぞ白かれ・・・といった感じである。



雨が上がったとは言え、枝には滴が・・・。
水も滴る良い女、である。



全体の雰囲気はこうである。
「下萌え」はある。




      梅林の色あわあわに開花待つ        野 人







準備された緋毛氈の売店も閉店である。
入場者も、土曜日と言うのにまばらである。

なんとも寂しい梅祭りである。



夜目遠目で眺めて見たら、こんな感じであろうか。
それにしても花が少ないのである。



敷地内のネコヤナギである。
これは春を感じさせてくれる。







      若柳水に溶け入る如くかな         野 人





もうすぐ、ここから柳蕠が舞い飛んでいく。
春の風物詩である。





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      荒 野人


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
rippleさんへ! (荒野人)
2012-03-12 16:55:48
見頃は週末から・・・だと言っていました。
確かに、梅は上品な香りですね。
匂いでは無く、香り。
そう言った言い方が良いですね。

アジサイも綺麗なんですか?
それは初めて知りました。
その季節に行ってみます。
返信する
Unknown (ripple)
2012-03-12 16:30:08
ここ、紫陽花のころ行ったことがあります。
そう梅林もありましたね。まだ三分咲きですか。
きのう野川に行きましたが、一部の梅は満開でした。
梅の上品で優しい香りが漂っていました。
梅の見頃はこんどの週末あたりでしょうか。
返信する

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