エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

上野のお山

2012年03月13日 | ポエム
上野のお山は、花見準備が佳境に入りつつあると見た!
だが、桜の開花はその気配が伺われるといった按配である。



開花している桜は寒緋桜である。
けれど・・・それでも嬉しいのは、悲しき日本人の性である。
いやいや、度し難いほどの桜好きのDNAが疼くのである。



メインの通りは、かくの如しである。



紅梅はここ上野のお山でも満開である。

何時も早咲きで、必ず期待に応えてくれた桜すらこんな具合である。



咲き始めた枝には、おそらくヒヨドリが蜜を吸いに来ていた。





      駘蕩と云う春風の兆しかな        野 人







従って、桜見学には早々に見切りをつけた。
もっとも桜を見に来たわけでもないのである。



満開の椿。



カレーの市民がお手上げだと言わんばかりに嘆いている。
その後ろには、これまたロダンの考える人である。

カレーの市民と考える人の、頭の中は「震災の復興のあまりの遅さ」かてて加えて「放射能汚染の度し難い広がり」である。



ついでと言ってはなんだけれど、お山の中の稲荷社に詣でた。

実は、御徒町に用事があり、その足で上野のお山に上ったにすぎないのである。





      春の日や鳩が首振り前まえへ         野 人







お山からは、スカイ・ツリーがくっきりと見える。

なかなかに宜しい。
宜しいし、やはり高さがある。

この建築技術には感服するのである。

「春まだ来」だがしかし、気配は確かにある上野である。






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      荒 野人




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ripple)
2012-03-13 14:19:21
今年の桜は
いつ咲くのだろう
寒かったから
いきなり
弾けるかもしれない
返信する
rippleさんへ! (荒野人)
2012-03-13 16:28:51
桜と梅の順番は
きちんと守られるだろう
それが天の配剤
季節のけじめ
自然と言うものだ

なんて思っています。
返信する

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