エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

シモバシラ・・・似て非なるもの

2017年01月15日 | ポエム
シモバシラは霜柱とは、似て非なるものである。
未だに、シモバシラを霜柱と同じものだと思っている方が居られる。

違う違う・・・。
シモバシラはシモバシラであって、霜柱ではないのだ。



この氷の花をつけた茎は、紫蘇科の植物である。
その名前も「シモバシラ」である。

昨日も書いたけれど、条件が合わなければこの氷花のは出会えない。
運である。

運であるけれど、条件を冷静に見極めて出かける事tになる。
それでも、出会えない事があるのである。







「透きとほり忽ち溶けるシモバラ」








デリケートな花、である。
毀れ易く溶け易い。

そっと見極めつつ、静かに帰る。
静かに観察して、速やかにその花から離れる。

少しでも陽が当たると、忽ちに溶けゆくのだ。
そこの儚さが、とても良い。
今冬、もう一度は観察に出かけなければなるまい。
ぼくも、いつまでも元気ではないからである。



     荒 野人


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