エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

奄美便り3「ビーチ」

2014年07月19日 | ポエム
奄美大島のビーチは、誰のものでもない。
そのビーチで遊ぶ者たちの「プライベートビーチ」となる。



このビーチは、小さな港の横にチョコンとある。
この日、泳いでいたのは4人。
午後4時頃である。



港・・・と言っても小さな小さな漁港だ。
波消しの埠頭もあって、穏やかなビーチである。



広さは、概ね百畳程度。







「潮風のささやく浜のデイゴの花」







ビーチが狭くたって、海は広い。
素の広さを一人占めできる。



漁港の横と言っても、油が浮いている訳でもない。
のんびりと魚を獲る。

あくせくする漁民とていない。

この漁港から、魚が揚げられているのは一日いても、そうそうは見られない。
地域と共生する、静かな漁港である。



       荒 野人


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