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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

中禅寺湖の朝

2012年11月14日 | ポエム
中禅寺湖の朝は、静かである。

ところで、ここ二日間寝ていた。
家族全員が、食当たりと思しき症状でグッタリしている。

今日も尚、孫は学校を休んでいるし、娘は仕事を休んでいる。
妻は、嘔吐して症状は無くなったという。
だがしかし、ぼくははっきりしないまま今日を迎えた。
やらねばならぬ事もあり、昨日から意を決して起き上がり、コピーを近くのスーパーでとったり、表紙の二分の一のカットをしたり、紙を折ったり、小冊子の帳合いなどをした。

気力は徐々に戻りつつある。



さて、中禅寺湖の早朝は人影もなく閑かである。
夜目遠目のうちであるのかもしれないけれど、湖畔の紅葉は見事である。







「湖の音紅葉の音閑かなり」



「音がする密やかな秋音がする」







人のいない湖畔には、静謐な時間が流れる。
時間が流れる密やかな音が聞こえるのである。



ただそのひそやかな音を消し去ろうとする邪まな企ては、紅葉である。
紅葉も又、音を密かに発している。

紅葉自体は、もう終わりに近いけれど「残滓」と言うには美しい。



イロハ坂の途中である。
日光は、冬の静謐をしずかに迎えようとしている。



     荒 野人


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