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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

山茶花の

2017年12月18日 | ポエム
山茶花・・・。
誠に冬らしい景色を演出するのが、山茶花である。



この満開の後、寒椿が咲き始める。
雪ばんばが舞い、風花が舞い、東京に初雪が降る頃が咲き初めである。
寒椿を早く詠いたいものである。







「山茶花の満開の街ボレロ聴く」







山茶花の純情は、とりわけ白山茶花が体現する。
純白の山茶花は、痛ましいほど孤高でもある。



ぼくは、白山茶花と出会うと、若かった二人を思い出す。
汚れてしまったぼくである。



汚れちまった悲しみを歌った詩人もいる。
けれども、汚れちまった悲しみは美しさでもある。



美しく老ゆることの難しさを痛感するこの頃、である。


      荒 野人


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