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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

秋明菊

2015年10月21日 | ポエム
まさしく秋の花である。
ぼくはコスモス系の花かと思い込んでいたのだけれど、実はキンポウゲ科の花であった。
コスモスは、キク科コスモス属の総称であって、秋桜とも言う。



とまれ、襲名菊はキンポウゲ科の植物の一種で別名「貴船菊」。
名前にキクが付くが、前述したようにコスモスではなくアネモネの仲間である。



秋明菊が咲き初めると、ぼくはどうしても故郷が思い出される。
母や、父や兄弟たち。
幼なじみや近所のおばさんやおじさんたち。



何の邪気も無く、ひたすら楽しかった日々であった。







「衒いなき女の足に秋が来る」







ピンクの色味も、味わい深い。
秋明菊は、幼い日に忽ち連れていってくれる。



秋明菊の咲く頃、ぼくはいつだって時間を止められる。
そんな花である。



      荒 野人


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