エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

枇杷の花・・・2

2013年12月28日 | ポエム
枇杷の花のその2を書く。
前回、その葉っぱの効用について書いた。
rippleさんから、枇杷の葉の灸に延命効果があったとの情報が寄せられた。



花には、芳香がある。
色や薫りの少ない仲冬にあって、得難い花である。



枇杷の花の花言葉は、「温和」「治癒」「あなたに打ち明ける」である。
古来より漢方の生薬として、民間療法としても伝えられてきた枇杷らしい花言葉である。







「無味の風天の配剤枇杷の花」







また、枇杷の花は12月9日(障害者の日)の誕生花ともなっている。

木材としての利用もある。
乾燥させると非常に硬い上に粘りが強く、昔から杖の材料として利用されていたのである。
現在でも上記の薬用効果にあやかって、乾燥させて磨いた物を縁起物の『長寿杖』と称して利用されている。
激しく打ち合わせても折れることがないことから、剣道・剣術用の高級な木刀として利用されているのである。

人に寄り添って珍重されてきた枇杷である。
あだや疎かにしては、なりませんぞ!
ご同輩。



    荒 野人


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