エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

シベリウス「フィンランディア」

2014年02月07日 | ポエム
ぼくが音楽に目覚めたのは、この曲からだったかもしれない。
合唱入りのフィンランディアが、とりわけ感動が深い。

この曲の事前知識の無いまま聴いた。
フィンランディア聴いた後、感想文を求められた。

この夜、ぼくは一睡も出来なかった。
それほど興奮したのだった。
合唱に入る前の静寂が身に沁みたのである。







「カリオンの流る彫像雪激し」







この日から、ぼくはレコードを買い求めるようになった。
音楽の先生が誰だったか、記憶は無い。
記憶は無いけれど、先生のイマージュが脳裏に湧いて来た。
音大を卒業してすぐ教職に就いた先生だった。





シベリウス「フィンランディア」合唱入り




シベリウスの記憶は、いまもぼくのものである。
余人に理解されないかもしれないけれど、それで良い。

心が激しく揺すぶられる交響詩である。



       荒 野人


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2 コメント

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私も好きな曲です (greenly rain)
2014-02-07 11:15:40
本当に・・・まさに魂が揺さぶられる曲といえる曲ですね。
何かが重厚に迫りくる緊迫感
新しい幕開けを予感させる静けさ
そして魂を鼓舞するティンパニーのトレモロ
始まりを感じさせる金管楽器の音
誇らしく軽快な音に高鳴る胸の鼓動
緊張をほぐすなだらかで心安らぐメロディに祝福され
勇敢で美しい華やかな勝利のフィナーレ
心を勝利に向かって立ち向かうにふさわしい
勇敢にしてくれる音楽ですね^^


以前少しだけ作曲の勉強をした時に戦争のイメージを
この曲とベートーベンとある一冊の本から
イマージュしたことがあります。
記憶を揺さぶられました^^
ありがとうございます^^
改めてよい曲だと思います。
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緑雨さん! (荒野人)
2014-02-07 15:20:59
さすが、です。曲の鑑賞力。
この楽曲の新しい魅力が引き出されたように思いました。緑雨さんの干渉だけ読んでいても曲を聴いている錯覚に捉われてしまいます。
新しいステージ、新たなる地平に躍り込んだかのようであります。
静かに、だがしかし熱を持って聴きたい曲でもあります。
テインパニーによって鼓舞される魂は、あたかも緑雨さんの熱なのでしょうか!
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