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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

三社祭

2015年05月20日 | ポエム
火事と喧嘩は江戸の花。
とか・・・。
加えて、祭りも粋と勇壮を以って旨とする。

従って、神輿の掛け声は「ソイヤソイヤ」あるいは「セヤセヤ」と聞こえる。
「ワッショイ」ではないのである。



御幣(ごへい)を掲げて、町内を練り歩く。
町内の神輿は百基を越える。
それに、本社神輿は3基。



一の宮、二の宮、三の宮の三基である。
この神輿は、一の宮だ。神輿が冠している鳳凰でそれと知れるのである。



これは二の宮の本社神輿。



新仲見世も練り歩く。



本社神輿は、胴体に紅白の布を巻いているから分かるのである。
担ぎ手は、それこそ全国から馳せ参じる。

宮入ともなれば、担ぎ手は喧嘩腰である。
見ている我々の気分が、とてつもなく高揚するのだ。







「御幣揺れ荒ぶる神の夏祭」







三社の本社神輿は、誰もが担ぎたがる。
担ぐためには「法被」が必要である。



その法被もまた、争奪戦となるらしい。
宮出しも宮入りも、去年まで担ぎ手は外人部隊。
氏子の数の問題で、外人部隊に任せざるを得なかったのである。



今年から、宮出しと宮入りは氏子が担うこととなった。
そして、見事にやりおおせたのであった。

本来の三社祭の姿が蘇ったのである。
正しく、見事であった。

ぼくは、二の宮の宮入りをみていて、随分と押されたし足を踏まれた。
車道で見ているぼくが悪いのだけれど、今年は荒れた浅草らしい祭りとなった。



      荒 野人


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