エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

山茱萸の実

2016年11月08日 | ポエム
山茱萸の赤い実。
光を返して、艶艶としている。

そのしたり顔が、とても良い。



山茱萸はの実は、韓国では強精に使う。
我が国では、漢方の生剤として使う。
その際、我が国でも「滋養強壮」の配剤である。



一粒が残っている枝もある。
一粒失敬して、口に含んでみた。
それほど、美味しい実ではない。







「艶つやと光を返す山茱萸の実」







この山茱萸の実、誰も摘む者はいない。
勿体ない、ではないか。

摘んで、焼酎にでも漬け込めば滋養強壮に効果がある筈なのである。
公園にある花卉だから、所有が定かではない。
公園の管理は、区がしている。

してみると、所有は区なのか。
区に断りを入れて、収穫するほどでもない。
眺めるに如くは無し、である。



     荒 野人


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