エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

再建された忍城の相貌

2010年09月25日 | 日記
埼玉県行田市にある忍城は再建された建築物である。



忍城が浮き城と称される歴史的な由来は既に紹介した。



しかし再建された建築物である。
天守閣ではなく「三階櫓」である。



いつの時代にあっても、城郭と言うのは堅牢で断固たるイメージを与えてくれる。
そうしていつの時代も、連想を裏切らないのである。

栄枯盛衰を直接伝えてくれるからである。



1988年2月17日に、本丸跡に行田市郷土博物館が開館したのである。



御三階櫓は博物館の一部として「忍城鳥瞰図」や文献などをもとに鉄筋コンクリート構造によって外観復興されている。



位置や規模は史実とは異なるのだけれど、佇まいはこうであっただろうと思わせてくれるのである。



ここからは、写真だけ楽しんでいただきたい。
忍城跡を散策いただきたいのである。

ぼくがそぞろ歩いていたら、一匹の蛇が植え込みに音を立てて逃げ込んだ。
再建されて間もないけれど、自然が息をしているに違いないのである。



さあ、木戸をそっと押して入って下さい。









忍城は10万石の居城である。







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                     荒野人


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