エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

薄氷(うすらい)

2014年12月24日 | ポエム
冬至を越えた。
かぼちゃの煮物を食べた。
これで風邪をひかないはずである。

今夜、柚子湯に入る。
実は柚子湯どころでは無かった。

毎日のように、二女の家に出かけ孫の面倒を見たのであった。
二女の体調がおもわしくなく、妻はほぼ毎晩泊まって孫の面倒を見たものであった。

いずれにしても、これからは昼が長くなっていく。



朝は、薄氷が張って孫の玩具になっているようである。
いまを象徴するような、自然からの贈り物である。

薄氷は、「うすこおり」と読むのではなく「うすらい」と読む。
俳句の世界に入らなければ、そうは読まなかっただろうと思う。







「薄氷の向こうに見ゆる新世界」







孫は、氷の向こう側にどんな世界を見ているのだろうか。
楽しくて仕方がないようだ。

自然の恵み、そう考えて良いのだけれど、北国では大変だろうと思う。
森羅万象、夫々の人の心に蓄積されていくのである。




        荒 野人


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