エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

満天星・・・ドウダンツツジ

2013年04月23日 | ポエム
ドウダンツツジの白く可愛らしい花が、そこここで咲いている。
満天星と書いて、ドウダンと読ませるのである。

グリルの店名ともなっている。
またホテル名にもある。
実に奥行きのある言葉である。



このほの白さが良い。
小粒の白さが良い。

コツマナンキンの満天星である。







「満天星の淡き目覚めの白い径」





ぼくは、この咲き方に控えめな花の意思を感じる。
ついこの間、ドウダンの写真を撮っていた時のことである。

「あら、可愛い花ね」
「そうね・・・」
「なんて言う名前かしら」
「いやね、スズランじゃないの!」

確かに、スズランに似ている。



でも、ドウダンツツジの花ですよ!
花言葉は「節制」「上品」「私の思いを受けて」「返礼」である。

名前の由来であるけれど「ドウダン」は、枝分かれしている様子が昔夜間の明かりに用いた灯台(結び灯台)の脚部と似通っており、その「トウダイ」から転じたものである。
また「満天星」の方は中国名に由来するのである。

花の名前は、原則間違えないようにしましょうね。



       荒 野人


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1 コメント

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Unknown (ripple)
2013-04-23 14:25:47
灯台と言えば、灯台下暗しの灯台も
いわゆる燭台のこと、この灯台ですね。
長いこと岬の灯台と思っていましたが。
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